由井大久 釣り方商店 2005年から2007年のブログ > 魚のはなし

2008年02月23日

ついてた方が良い?

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木曽の開田高原のたなびら(あまご)は綺麗なパーマークの間にルビーを散りばめた様なスポット
がきれいなボディデザインだ。幼いころからこのバランスを見ているだけに、スポットははあるのが
当然なのだが、このスポットのないヤマメにいつしか憧れを抱くようになる。

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秋田の素敵な渓で釣れた夏ヤマメ。スポットはもちろんない。この未だハッとさせられる美しいボディ
には幼い記憶のたなびらとは違う印象がある。性質はたなびらの方が貪欲だと言う人もいるが、
ヤマメは山女と言う通り気まぐれで神経質な部分もミステリアスだ。

皆さんはいかが・・・・・ついてる方?それともついてない方?それとも両方?!


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2008年01月22日

電子掲示板上日記 昨季の思い出 英語禁止編

下野のとある渓で掛けた夏やも。まさしく『夏山女一里一匹』の釣りの果てに七寸くらいの大きさ
ですが、夏色な肌も綺麗だなぁと写真を20分近くも撮りました。一里釣って逢えるかどうかですか
らしっかり被写体として長時間拘束してしまいました。試作品の渋い糸巻き器も懐かしいです・・・

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よんさまのおっかけしてる方となんら変わらん・・・・あん?ふつう考えたらよんさまのおっかけと
魚のおっかけでは、そら魚の方がよっぽど変でしたね。あーでもやめられない、このおっかけだけは・・・・


その後更に一里ほど歩いて、諦め林道を下る帰り際に懲りずに探し当てて何とか手にしたのは
麗しい岩魚ちゃんでした。岩魚らしい日陰な巻きに定位していて、百尺離れた林道から魚を発見
して『そっと気づかれない様に近づき』何とか手にしました・・・・この直前に大きな堰堤の下の巻き
に尺ちゃん岩魚を見つけて逃したばかりでしたので嬉しい一匹でした。

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この『そっと気づかれない様に近づき』と言う毛鉤の世界では知られた言葉も、昨今社会的問題
としても取り上げられる言葉にもなってしまいました。私個人的には小学生から釣りの時には、
このしぐさにはとてもお世話になっているため、『つきまとわり』や『つり詐欺』なる英語の言葉が
世の中を飛び回ると寂しいものがあります。

英語禁止にするだけでこんなに疲れるのかと思うと普段英語はしゃべれない!と思っているのに
なんだ案外いけるんだなと思ってしまいました(笑)はぁー疲れた・・・・


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2007年01月06日

新春の『ほそ』ウォッチング

元旦の駒ケ岳撮影の朝、父に車で少しの時間待っていてもらい、寄り道をしました。農家の脇を流れる小さな『ほそ』。小学校の頃の釣り仲間Hの家から程近いこの細流には、子供の頃の懐かしい思い出がたくさん詰まっています。ボクが釣りキチになって行った頃の原点の流れを覗いて来ました。

小学校から帰ると駅前にある家からHの家までチャリと飛ばし、彼と合流します。お母さんと挨拶もそこそこに300mほど山側にあるこのホソへ。この流れに来る時は必ず前の日にまとまった雨があった翌日。雨が降るとHと翌日のこのホソへ来る事を目配せしながら楽しみにしたものです・・・

そのワケは本流から雨の増水に誘われて、このホソへたなびらやヤマトイワナが差して来たり、元々いたヤツが活性が上がるからです。竿は3.6mの渓流竿。仕掛けは1mの得意のチョウチン仕掛け。餌はHの家の裏の堆肥の山の中から掘り出す新鮮なミミズ・・・

そっと田畑の間のこのホソに仕掛けを入れるのですが、普通の渓と違い石や倒木が無く魚の着き場は曲がっているホソのえぐれ。こんな小さなホソですが、雨後のにはかなりの魚が僕達の竿を曲げてくれました。もう最高の愉しみだった事は昨日のコトの様に覚えています。

大きいものではたなびら9寸、ヤマトイワナに関しては秋に産卵の為差した固体でしたが、初めての尺モノを上げたのも実はこの名も無きホソでした。ボク達の中でイワナと言えばこのヤマトで、もう少し経ってから本流筋でたまに釣れた『白いイワナ』と呼んでいたイワナがニッコウイワナでした。

雨後を狙った釣行では必ず何本かの魚が釣れていました。本流筋の豊かさとU字溝で固められなかった自然のままの流れが、魚にも子供だったボク達にも豊かな時を与えてくれていました。

幸いなことにこの流れは開発や道路拡張などに影響されず昔のままの流れである事が、貴重であり、しかも懐かしく覗いたホソでしたが、懐かしさを通り越してもう1度竿を出して見ようとさえ考えてしまいました。このままの姿でずっと夢を見続けられる場所であって欲しいものです・・・

以前FR誌に紹介した、発電施設での隠れた釣り(25年以上経ってる話ですので時効扱いと書きました)や今回のホソでの釣り、駅からチャリで5分の沢での尺イワナの思い出、小学校裏のしみっくり、東の沢のヤマトのサイトフィッシング・・・・など彼とは餌釣り竿をチャリに括り付けて縦横無尽に水が流れている沢と言う沢はかなり釣り歩きました。半分は新規開拓、半分は釣り好きのおじさんから聞き込みで、情報入手していました(笑)

そんなコトを懐かしく思い出しながら、土手際からホソを所々覗いていると、何匹かの魚が走る姿も確認出来て、ちょっと興奮!イワナの様に見えましたが、夏には子供を連れて、ザザッと来た夕立の後を狙って、30年前にタイムスリップしてみたいと思います・・・・もちろんチョウチン仕掛けを作って!

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2006年12月19日

富山のさかな 続報

天候が不順な日曜の昼下がり、ほんの一瞬晴れ間が富山湾に差込みました。とてもキレイな海、立山連峰から流れ込む渓の水に磨かれて海の恵は育っているんでしょうね。先程まで荒れ気味の天気がウソの様におだやかな海が現われました。

魚無連絡です。ロフト忘年会、および新年会の案内トピックスのコーナーにエントリーしてます!

氷見漁港に隣接した市場には所狭しとたくさんの地物の魚が並べられています。17時閉店という事で仕事の前にちょっと寄り道!この活気はたまりません。
海のさかなに目がないボクとしては、こんな市場を見るのはかなり素敵な時間です。

鯛、鯵、めばる、のどぐろ、いかに混じって、この時期の旬である『白えび』や地元の人しか食していなかった『げんげ』の干物(当て字で幻魚と言うそうです)ブリの子供のことを方言で『ふくらぎ』と言うそうです。鮮度と安さを示す様に、勢いのある文字が値札の上で踊っています!これがプリンターから出た来た値札だったら味気ないものになってしまいますね。

こんなところひとつとっても風情を感じてしまいます。学生の頃、下北沢の駅前のくだもの屋さんでのバイト時代に店長が書いていた素晴らしい値札を思い出しました。やっぱり生鮮品は鮮度と値札と陳列方法が大切です!

北陸の巨大魚シリーズ第2弾は『観音いか』です。驚愕のサイズはボディだけで90cm近く、胴回りも同じ位あるのではないでしょうか?やはり値段もいかとしては破格でした。15分程のスピード視察でしたが、鮮度とそのスケールは十二分に楽しめました。


これから何回か来る事になりそうな富山・・・これは車にクーラーを積んで来ないと。東京からは松本経由で安房トンネルを抜け、高山を通るルートなのですが冬の夜はアイスバーンで厳しいそう・・・

それにしても豪雪の立山連峰が育む富山の海の幸にはそれを凌駕するほどの魅力がありますが、ぜひその渓のイワナ達にも逢いに来シーズンは来て見たいと思いました。

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2006年12月18日

『氷見の寒ぶり』

速報です!仕事の出張で富山射水市へ。新湊市が周辺町村と合併して出来た市で、新湊漁港、氷見漁港と言えばなんと言っても寒ぶりが有名です。物色していると居ました!ド迫力のメーター級・・・背後のモデルのおばちゃんの下半身と比較するとその大きさが分ると思います。隣に並んでるカニは露払いか、前座の様に見えてしまいました。うー値段も凄いと思ったら10万円超える時もあるそうです・・・

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2006年11月08日

うなぎの話 続編

うなぎの謎ですが、自分でエントリーしながら、更に知りたいと言う欲求が出て参りました。皆さんのコメントの中にも興味深い話もあり、WEBサーフィンを先程までしておりました・・・・海と非常に密接な関係にあるというコト、うなぎの写真はさすがにないので北海道の海の写真にしてみました。うなぎは泳いでも、飛行機便でも?もっと遠い海に行ってたんですね・・・・

魚無連絡 きのこ企画第2弾企画しました。漆蔵資料館がめざましTVに紹介されます・・・トピックスコーナーにエントリーしました・・・・

天然うなぎの減少は日本だけの問題ではなさそうです。仏などでも河川の開発や水質汚染、また高く売れることから乱獲や密漁などが後を絶たず、数が減り続けているそうです。そんなコトもあり元々生態に謎が多い中で、天然うなぎの希少価値は上がり、食卓に上がる事は殆どなくなったと言うのも頷けます。

数少ない日本の天然うなぎの行き先は中国なんだそうです・・・・中国では、その天然うなぎの親から育てた養殖うなぎを1日何万匹と言う単位で加工、蒲焼にしてその殆どを日本が逆輸入しているそうです。食とビジネスとの繋がりへの執着と、飽食の国ニッポンの姿が浮き彫りにされる様な話です。中国からすると日本うなぎが外来魚と言うことなんですね・・・

para-miyukiさんや西洋毛鉤さんのお話にもあった産卵場所のコトですが、日本の研究者がうなぎに電子タグを埋め込んで生態を調査した結果、長年の謎だった産卵場がマリアナ海溝だったことを特定したそうです。

日本のうなぎにとっての故郷はマリアナだと言う何とも神秘的な話ですが、美しい珊瑚の海で産卵、孵化し思いを馳せて戻った第二の故郷である日本の川が、もし変わり果てた姿になってしまったら・・・傷心のままマリアナへ戻るうなぎの足取り(ひれ取り)が重くなってしまう姿を想像してしまいました。

かと思えば、運悪く人に捕獲されたうなぎは自分の意思とは無関係に中国へ飛行機に乗って旅をすることになり、また大きくなったら飛行機でまた日本に戻され、帰るところは人の胃袋と言う何とも目まぐるしい半生と言うことになってしまいます。マイレージのたまる別の電子タグでも埋め込んでおいて、中国からマリアナに直接乗せてってあげたい様な話です・・・・

三重にある水産施設で世界初の人工産うなぎが生産されたと言う話もありました。BQイッチーさんからうなぎの幼魚の希少価値の話がありましたが、幼魚を捕獲して来て、養魚場で育てると言うのが一般的な養殖方法のようです。

人口孵化は30年程前に成功しているそうですが、育てるための餌が分らず難しかったそうです。うなぎの生命力や強さから判断すると餌など容易に考えられそうに素人は思うのですが、謎の多さはこんな所にも現れているようです。

うなぎの謎を追いかけて感じたのは、学術的にはうなぎに比べて知られている鱒たちとの、付き合い方や生態のことを釣り人的にもう少しフォーカスした方が良いのではと言うことでした。一番の趣味を通じて、ライフワークに出来そうな『環境と人と魚の関わり』をテーマをして今オフの時間を過ごしてみようと思いました。

そんなキッカケになればとブログ仲間とジャ二ス主催の『ジャニス天国』への出展企画を思案中です。自分たちの勉強と言う事が一番なのかもしれませんが、見ていただく皆さんにも何かの気づきのきっかけになれば良いなぁと思っております!

詳細は今後ブログ内で随時ご案内して行きますので、よろしくお願いします!

[ 魚のはなし ] 投稿者 daikyu : 06:19 | コメント (18)

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2006年11月06日

うなぎが危ない!

先日、『天然うなぎ急減』というニュースが夕刊に掲載されていました。急減している河川と湖沼にはある共通した理由があるとの事で、河川はダム建設による遡上への影響、湖沼であれば岸辺のコンクリート化による生息地を侵された事に起因すると書かれていました。渓のイワナ達にも関係する話かもしれません・・・・

河川ではダムの貯水率が高い程、漁獲高が減る傾向にあり、湖沼では人口湖岸の比率が高いほど、漁獲高が減ると言うデータが分ったそうです。茨城の北浦に至っては現在人口湖岸率が100%なのだそうですが、かなり獲れていたうなぎが殆ど獲れなくなっているそうです。

パワーが欲しい時には『いっちょっうなぎでも食べようか?』等とスタミナをつける代表格としても知られています。また『うなぎのぼり』などと力強い上昇局面の比喩に使われるような力を持つうなぎですが、人間が自然に手を加えた事が、少なからず影響していると言う興味深いデータではないかと思います。

上京したばかりはうなぎの様に環境変化に敏感で、生きていけるかなぁと不安になったものでしたが、今では都会のコンクリートジャングルの中で普通に息をしている所を見ると、環境変化に鈍感になったのか、ある意味シブトイのか考えてしまいます・・・・

自然環境の回復はうなぎのぼりに良くなるとは言えないと思いますが、彼らが伝えようとしているメッセージに耳を傾け、魚達の目線から見た環境を考えてみる良い機会なのではと感じました・・・・

[ 魚のはなし ] 投稿者 daikyu : 19:11 | コメント (10)

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2006年11月04日

鳥の眼 虫の眼 魚の眼

要さんのお誘いでkomさんくろやんshojiさんが日光湯川ウォッチング会へ出掛けた。竿をカメラに持ち替えて、ちょっと違った角度で魚達が子孫を残そうとする姿を観察したり、環境を考えたりする機会はとても大切に思う。僕は所用でウォッチング会に行けず、ウェーディングシューズを干したり、部屋の片付けなどしていた・・・・心ココにあらずではある。

魚無連絡です トピックスにフィッシュクラフト展の案内エントリーしました。HeavyDutyもアップしました。

ついでに書棚もを整理していたら懐かしいCDが出て来た。その中にポールマッカートニーとスティービーワンダーが共演した『エボニー&アイボリー』と言う曲の入ったアルバムが出て来た。久しぶりに聴いてみた・・・・20年も前の曲で懐かしいけど、古臭くなく新鮮さだった。二人がピアノを弾き、鍵盤の白と黒を白人と黒人に置き換えながら人種に垣根はないんだと言うことを歌い上げる曲だったなぁ・・・・

その感性と素晴らしい比喩、もちろん稀代のメロディメーカーである彼と、ブラコンの神様の夢の様な共演に感動して何度も口づさんだものだった。プロモーションビデオが全盛の頃で、大きな鍵盤の上を2人が歩いたり、跳んだりしながら歌う様な演出の映像と共に、その聴いていた時代さえ蘇ってきた。

もう片付けそっちのけで、良い時代だったなぁとオヤジの昼下がりの物思いにふけってしまった・・・・人間が生きる為に人種や貧富や国の差はなく、むしろそうした融合や調和が大切だと言うメッセージのある曲だったんだなぁと、改めて古いアルバムを聴いてみるのも良いもんだと思った。

ふとこの話を魚の世界にあてはめるとどうだろう?と考えた。魚種やヒレの綺麗さ、原産国の差を問題にしてはいないだろうか・・・・恥ずかしながら僕も自分の決めたモノサシで彼らを評価をしている。

彼らは好んでヒレぼろになろうと思っている訳ではない、かと言ってヒレピンを自慢している魚もいない。ただ生きている・・・・同じ外来種の中でも人によって生きる道を大きく開かれている種もいれば、やはり人よって無作為に広められたばかりにギャング扱いをされ立場が危ぶまれている種もいる。

全ては魚の都合ではなく、人間の都合だと言うことを肝に銘じて考えて行かなければならない。ネイティブだろうが、ワイルドだろうが、ハッチェリーだろうが、外来種だろうが、在来種だろうが・・・・取り巻く人の思惑の中でいろんな分類をしている・・・ぼくも含めて。

外来魚の問題や、ネイティブとワイルドの混在など取り沙汰されているが、もっと大きな視点で起きている現象を見て行くことも必要なのかもしれないと。もちろん行動に移す時は具体的に身近な所からと言うコトでよいのだが、その行動を起こす背景は出来るだけ将来を見据えて行くコトは必要なのかな・・・・

『鳥の眼と虫の眼』とマクロとミクロの観点から物事を捉えなさいと言われることだが、これからは『魚の眼』も必要なのかもしれない。人間が吸っている空気も、魚が吸っている水も元々は森が大気を取り込んで、空気中には酸素を出し、その根が含んだ水を渓に供給する。

魚はコントロール出来ない外的要因を読み、今後起こりうる変化を長年培ってきた知恵や本能で察知して生きている。現象面だけしか見えなかったら彼らは生きて行けないだろう。現状を見て、変化のトレンドを知り、先を読む力はぜひ『魚の眼』になって考えてみたい。

釣れた魚の大小や美しさで一喜一憂しているばかりでは、将来の子供たちが生きる時代の豊かな自然を標榜出来ないのは間違いない。キレイな魚をより多くの人たちに、長く見てもらうためには、何が大切なのかを考え行動するタイミングが来ているんじゃないのかな・・・

釣り人から考える環境保全は、『釣り人の眼』が『魚の眼』で見ることが出来るようになった時に始めて動き出すのかもしれない。一歩を踏み出すのは、僕の気持ちから湧き出るモチベーションであることが最大のエネルギーになる・・・・

もちろん自然界では鍵盤の白と黒の調和は出来ていたハズ。それが少し狂い始めているならば、一番近くで見ている、また気がつかなければいけない僕達が動き出すコトは大切なはず。片付けもしてみるもんだ・・・よし!今日から動き出してみよう!

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2006年10月27日

今朝松じいさんの話

中央アルプスの駒ケ岳。僕の故郷である木曽上松にそびえる心のシンボルです。この山の下には我が母校上松中学校があります。在学中に学年登山をしていますが、その麓の渓を舞台にした僕のじいさんとオヤジの昔話があります・・・・

僕の故郷は木曽上松ですが、元々のルーツを辿ると、山仕事を生業としていたじいさんの故郷高知県土佐からの出稼ぎ先が木曽でした。縁あってじいさんがおばあさんと、おやじを連れ立って移り住むことになったのがキッカケで僕は木曽に生まれました。

じいさんの名は今朝松と言い、それは釣りが好きだったそうで山仕事の合間を縫っては釣りをして、大きな淵で立ち泳ぎをしながらタナビラやイワナを突いていたと言う話がある程、山仕事の仲間内でも評判の魚獲り名人だったそうです。

そんな今朝松じいさんがある日おやじを連れて駒ケ岳山麗のある渓に山越えをして、魚を獲りに行くことになったそうです。山深い木曽の渓でも秘境であるその場所では、漁をして渓で泊まり翌朝戻る行程だったそうです。

夢中で釣りをして、夕闇が迫る前に刺し網をするのはじいさんの漁師としての腕の見せ所だったそうです。今では一部の魚種や期間でしか許可されていない漁法ですが、当時はたくさん魚もいたと思います・・・・

夜が明けて間もない時間に網を上げると、頭が小さくて太ったヤマトイワナがそれはたくさん獲れたそうです。意気揚々と背負いカゴ一杯にイワナを入れて山を下ったそうです。当時実家の庭先にあったタイル張りの井戸の流しにどどーっとイワナをあけると、ばあさんがそれは喜んだそうです。

秋口に山上湖の上流部にある、山合いの小さな沢に入ると、沢を覆う笹薮がガサガサとゆれるので、熊でも出たのかと思うと、産卵で差して来た大イワナが逃げる時に笹を背中で揺らした音だったと言う話もしてくれました・・・・

良き古き時代の話と言えばそれまでですが、僕にはこの話をただの昔話には終わらせたくないと言う想いがあります。じいさんが山仕事をして、ばあさんとおやじを連れ木曽に移り住み、おやじが母と木曽で出会い僕達子供が生まれた訳です。

皆さんそれぞれ持って生まれた縁があると思いますが、僕は高知と木曽のハーフで海と渓の血が流れていることになります。縁あって山深い木曽に育ち色んな事を経験しました。おやじから聞いたじいさんとの昔話は僕に強烈なメッセージを残してくれていると思っています。

大自然の歴史に比べればほんの僅かな歴史と言える50年前には現実だった話が、今では夢の様な話と片付けられてしまうまでになってしまったと言うことです。もちろん僕も自然に手を加えてしまった一因のひとりに違いありません。

人間の歴史で言えば長い50年ですが、もう一度その夢を見ようと思えば僕が生きている間に実現する事も難しいかもしれません。奇跡でも起こらなければ・・・・ただ奇跡は願って起こすものでなく、信じて積み重ねて初めて起こりうるものだと思います。

昨日の日本ハムファイターズが日本シリーズ優勝で、教えてくれたものはシンジラレナーイと監督は表現しましたが、選手、スタッフ、ファンが一体となって信じ抜いて築いた奇跡だったのではないでしょうか?

釣りを取り巻く環境も大きく変えることばかりでなく、身の回りで出来る事を少しづつ前に進めながら、形を作って行く事も大切なのではと考えています。いつかこの山の麓で僕や兄貴と子供たちでイワナ釣りをしてビバークするのも良いかなぁと思っています。

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2006年07月03日

うれしいお便り

サンル川を守る会の橋本さんからメールが来た。今月北海道でチャリティイベントを行う旨と、今春にジャニス天国でチャリティに協力したお礼というコトで記念にシリアルナンバー入りのバナーを頂いた・・・

北海道の札幌に本拠地を置く、自然保護団体である『サンル川を守る会』はリンク先のnaoさんや、ぱみこさんのご縁で知った。真摯に活動を続けている様子が手にとる様に分るHPで、何か出来ないかと思っていた矢先に友人プロショップのジャニスでのイベントの案内が来て、これだと思った。

自分ひとりでは何も出来ないかも知れないが、来ている方たちに少しでもこういう活動をしている人たちがいる事を知ってもらいたかった。2日間のイベント中はかなりの方に協力して頂いて署名もかなり集まった。

自分もそうした活動に対して考える良い機会にもなり、釣り人生の中でのちょっとした転機にもなったように思った。

そんな中今回のメールで、先のイベントに刺激を受けたとのコメントがあり、自分なりにもうれしく思った。しかもこのかわいいバナーの記念すべき第一号を頂く事になりさらにうれしさがこみ上げて来た。

考えることも大事だが、何か一歩踏み出し行動する事の尊さの様なものを改めて教えて頂いた様な気がした。お近くの方はぜひ覗いて見て欲しい。リンク先のnaoさんの作品や、どうやらSHUさんの作品も出品されるようだ・・・・

このパタゴニア社主催のイベント内で、サンルのイベントが行われるようです!皆さんよろしくお願いいたします!


パタゴニア 札幌 屋外イベントのお知らせ
パタゴニア札幌 『ぼくらが地球にできること in 芸術の森 2006』
パタゴニア札幌ではこの夏、屋外イベントを開催します。札幌で活動されている環境団体の出展、移動カフェ、打楽器演奏グループがパタゴニアブースに参加予定。緑豊かな芸術の森で、楽しい夏の日を満喫しませんか。

■日時:7月23日(日)10:00~16:00
■場所: 札幌芸術の森(南区芸術の森2丁目75/tel:011-592-4125)
芸術の森アートマーケット「パタゴニア ぼくらが地球にできる こと in 芸術の森」スペースにて

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2006年05月24日

にほん昔ばなし

昔あるところに水無川という川があったそうだ。きこり達は川のほとりで山仕事をしていたが、川を覗いて『ちょうど水も引いてきたから明日は根を撒いて魚をとるぞ』と仲間に話した。根とは薬草の根を煎じて作った毒のこと。川に撒いて淵の魚を浮かして採ろうという話だった・・・・

その夜山小屋で火を焚いて仲間と根をグツグツと煎じていると、上流側の山道から御坊さんが下りて来た。

『これは根を作っているのかな?』『そうだ、明日これをたくさん撒いてたくさんの岩魚を採るつもりだ・・・』『根を撒くのはよしなさい。あなた方が餌をつけて釣りをして採ることをとやかく言うつもりはない。しかし根は小さな魚まで根こそぎとっしまうであろう。あなた達も子供が端から息の根を止められるような事があったら、心が痛むじゃろ・・・』『坊さん明日は根を撒くのを止めとこう。坊さんの言う通りだ。さあここに団子があるから、食べてくれ』『そうか良かった。ならば安心じゃ・・・』

こんな会話をして、差し出した団子を美味しそうに3、4個食べた坊さんはもう一度上流に向かって、歩いて行った。しかし頭領はそんな事で根を撒くのを止めようと思っていなかった。翌日、木桶に入れた根を川に撒くと面白いようにイワナが浮いて採れた。

頭領は一番上流にある深い淵に大きなイワナがいると、その淵を目指した。木桶ごと淵に根を投げ込むと、それまでとは全く違う見まがう程の大イワナがポッカリと浮んできた。そして水無川のイワナは全て居なくなった。

喜び勇んで山小屋に戻り、今日の大漁を祝って酒盛りをした。頭領が『よーしこの大イワナの腹を割いて食べるとするか』と大きなナタで腹を割くと中からコロコロッと丸い物が出て来た。

『これは団子・・・・このイワナは昨日の御坊さんだったんだぁ』とそれまで酒盛りをしていた山師は皆怖くなって山を降りた。それからしばらくした後、居なかったイワナもまた泳ぐ川に戻った。

これは最近、にほん昔ばなしで放映された話だった。娘が録画していたものを一緒に見た。昔ばなしは示唆に富んだ内容が多いが、これ程釣り人に直接関係している話も珍しいと思った。お御坊さんに成り代ったイワナに釣りも許されない位にならない様にしたいものだとつくづく思って見ていると、横でかみさんが大きく頷いていた・・・・うちの山の神も大切にしようと思った。

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2006年05月08日

ぱみにっきデビュー!!

4月22日から北海道道北でのイトウウォッチングに出掛けた模様がぱみにっきの釣りのススメに掲載されました。僕も要さんkadoiさんと共に絵日記になってデビューいたしました。私のこのまるっとしたイメージはかぼちゃでございましょうか・・・・

えにっきbyぱみこ
 

あの青い空と白い雪・・・そして楽しい時間がまた蘇って来ました。イトウの第一陣も遡上とのウワサもあり、道北がきになるところです。局長ご家族はじめ現地のみなさーんお便り待ってマース!original photo by kasai

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2006年05月03日

海を行き来するイワナ

 猿払の笠井旅館さんに泊まり、北の魚類図鑑なるものを夜飲みながら紐解くと、アメマスは12月に海に下るタイプと4月に下るタイプがいるらしい事がわかった。その日の日中河口から数百mで釣れたのは今から海に下るタイプのようだった。いずれのタイプも7月には再び河を遡上するそうだ。

3ヶ月ほどで河に帰ってくるというコトだが、河口付近では海を意識した銀化した魚体になっている様だった。この時期にしてはかなりコンディションは良く引きもかなり強いものだった。このアメマスは斑点の小さいタイプだったが、いかつい顔で口がみつ口になっていた。胴回りも指が回らない程の大きさだった。


このアメマスは斑点に色のコントラストがあり、個体差があることが判る。この斑点の色のグラデーションは自然の造形美とも言える美しさだった。60cmを超えるような大きなアメマスは斑点がドーナツ状になる事を以前、YUNさんのエントリーで書きこんだ事があった。もちろん今回そうしたタイプには出会えるハズもなかったが斑点や紋様の違いを見ているだけでも興味深かった。

そして海アメチャレンジでは待望の1匹が記録的な小ささに驚いたが、小さくてもアメマスが海に下ったタイプであり、彼もこれから豊富な海のベイトを捕食して7月の遡上の頃には立派な遡りアメマスとなる事と思う。しかしこのサイズは予想していなかっただけにそうまでしてブログのネタ提供をしてくれなくてもと正直思った。 original photo by YUN

島牧ではこの日サケ稚魚の姿は殆ど見られず、周りのアングラーも殆ど釣れていない様だったので、海アメの情けか小さいながらも1匹の価値に感謝しておきたい。イワナ好きな僕としてはぜひ60オーバーのドーナツ模様のアメマスに出会ってみたい。それとメタリックボディのロケットのような海サクラもいつか出会える日が来ればと思っている。

海ドーナツと海サクラ、憧れの響きだ。いつになる事か・・・そんな夢もあって良いかもしれない

PS 本日から二日間家族旅行のため更新、コメントが5日からとなります。よろしくお願いいたします。

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2006年04月24日

イトウウォッチングin北海道

森のフィッシュウォッチングの要さんのお誘いにおもいきりライズしてしまった私。押しかけて北海道まで一緒に来てしまいました。今回同行して頂いたkadoiさんと3人で現地の皆さんにお世話になり、到着翌日からいよいよウォッチングです。

車である程度までは入れるのですが、そこから先はなんと現地の皆さんのボランティアでのスノーモービルでの送迎と、至れり尽くせりのおもてなし・・・しかしこれがなければ延々と歩きで雪の中を歩く事になるので、とても助かりました。

ある程度のところまで、スノーモービルで連れて行ってもらいその後は春めいてゆるくなった雪の上を歩くのがなまった体には結構コタエマス。要さんを先頭に今回の旅に最高のエッセンスを加えてくれた、ぱみにっきでご存知のこうつんさんとぱみこさんも参戦。HPでのイメージ通りの二人で要さんも僕もかなりツボにハマッテしまいました(笑)


春まだ浅い道北の地ですが、少し遅い春がゆっくりと近づいているようです。このネコヤナギは何て言うんだろう?と独り言のように話していると同行のkadoiさんが『エゾネコヤナギだよッ』と教えてくれました。


このkadoiさんと言うおじさん、小柄でひょうきんなんですが、なんともフシギな方で、要さんは『コロボックルおじさんみたいでしょ!』とおっしゃってました(笑)連休後に更新すると言うぱみにっきに詳しくご紹介されるようなので写真もあえて載せません。乞うご期待!

そしいよいよイトウ探しのウォッチングが始まりました。要さんによれば雪代の増水と共に上流部に差してきて2週間ほどで産卵のピークを迎えるそうです。今回は雨による雪解けがすすんでおらず、まだ水がクリアーな状態。ゆっくりと1km弱の雪に覆われた河畔を歩きながら観察しましたが、今日のウォッチングでは見つける事が出来ませんでした。

もちろん来たばかりで幻であり夢であるイトウに早々会えるとは考えていません。宿に戻り、夕食後に宿のご主人であり、つり人でもあるSさんに色々釣りのお話を聞くと、やはりあの魚はすごい野生魚だというコトが分りました。

季節が進むとトゲウオが産卵の為、真っ黒になって接岸する頃にそれを捕食するため、岸にむかって定位していて、群れが近くに来るとガバッと水音を立てて襲い掛かるそうです。その時勢い余って岸にあがってしまう魚もいるそうです。

ここが産卵にいつも使われると言う最上流部の砂礫です。ほんのひとまたぎと言う沢筋に、80cmからのイトウがペアで遡上するという話を聞きました。この中でも割と流れの速い場所で尾鰭の水流を使って砂利を起こして産卵するんだそうです。

厳しい自然に耐え、釣り人の針をかいくぐって来た強い親魚だけから生まれた卵から孵化した稚魚たちがこの砂礫の産卵床の中からまた生まれていきます。その環境を見ることが出来ただけでも価値があります。そしてこのウォッチングを20年近く続けている要さんの継続に対する力、またその思いを地元のボランティアの方々がしっかりと支えている姿を見て、感動しました。

生態系の頂点に立つイトウですが、開発や汚染といった人間の手の前では無力であることも事実。こうした活動を地道にやられている皆さんとのご縁をこれからも続けて行きたいと思いました。要さんこのような機会を与えて下さり本当に感謝しています。

釣りを永くするためにはやっぱり立ち止まることも必要なんだと言うこと、深く理解出来ました・・・まだまだ北の旅は始まったばかりですが、そんな体験をたくさんして、レポートして行こうと思います!ウォッチングと共にスノーモービルも初体験しました。


川のそばでダイブするのが怖く、安全走行でしたが、乗せて頂いた時は60km位でスピード感抜群でした!

[ 魚のはなし ] 投稿者 daikyu : 16:51 | コメント (12) | トラックバック (0)

由井大久 釣り方商店 2005年から2007年のブログ > 魚のはなし

2006年04月20日

ムツゴロウあらわる

佐賀の友人を訪ね彼のお店の開店を祝い、翌日夜の飛行機までの時間、彼の友人に佐賀の市内を案内してもらった。まったく予想していなかったこのウレシイお誘いに甘えて連れて行ってもらった有明海。そこで見たのはあのムツゴロウだった。

釣りキチ三平の中で、三平君が挑戦した釣りのひとつだった。オモリの脇に熊手のカギのようなものがついたものを振り子のようにムツゴロウの近くに落とし、引っ掛ける釣り方だったと思う。

完全に潮の引いた浜には無数のムツゴロウがマイペースで、動いている。静かな干潟にそのゆっくりだが、ユーモラスな動きが織り成す干潟と魚体の音のハーモニーに聞き入ってしまった。写真ではわかりにくいかもしれないが、3分の1から上の干潟にチョコッと黒く写るのは全てムツゴロウだ。

ぺチャぺチャとお喋りしている様にも聞こえる無数の音。静かな干潟にその饗宴の音が響いて、小春日和の陽気と共にとてもリラックス出来た。貴重な魚と思っていたがこんなに間近に沢山見ることが出来てうれしかった。

彼の友人もこんなにゆっくりムツゴロウを見たことはなかったと、改めていいとこ住んどっとねーと言っていた。あまりにもゆっくりなので心配して電話してきた、mutoくんもムツゴロウ2時間眺めてたと言ったら、笑っていた。でもこんな時間もあっていいんだ・・・・

九州であった色んな出来事。楽しい思い出をより一層盛り上げてくれた、、ムツゴロ。週末はいよいよ三平君が狙った北の大地の魚イトウを見に行ける・・・三平くんがとりもつ縁なのか・・・南から北へ一気に動いて、初めての魚にまた会えると思うとさらにワクワクしてきた。

[ 魚のはなし ] 投稿者 daikyu : 03:26 | コメント (6) | トラックバック (0)

由井大久 釣り方商店 2005年から2007年のブログ > 魚のはなし

2006年01月22日

ジャニス天国企画その①

ジャニス天国でブログ『釣り方商店』として出展します。企画として、サンル川を守る会の署名活動ならびに募金活動をしたいと思います。ご紹介くださった北海道のブログ仲間のNaoさんぱみこさんありがとうございました!

この写真は地元長野の母校の校内を流れる沢に、後輩たちにより放流されたアマゴの幼魚です。彼らはネイティブではないですが、ネイティブの残る川をそのまま残さなければいけません。

なぜ北海道なのか?そしてサンル川を守る会とは・・・僕はほぼ毎年釣りと観光を兼ねて家族で北海道に行っている。かれこれ12、3回になると思うが、訪れるたびに自然はこうでなくてはいけないと、考えさせられ、そしていつも感動を与えてくれる夢の大地だ。

地元の友人の志水がジャニス天国なる展示即売会をすることになり、出展することになった。これまで約一年ブログをしてきてリレーションの出来た皆さんの中でも、環境問題や魚族保護のことを色々話してきた。僕らしく発信出来るメッセージがあればと思い、少しでもお役に立てないかと思っていたところ、お二人のブロガーを通じてサンル川を守る会のことを知った。

僕はこの川で釣りをしたことはないのだが、会のWEBページを拝見して活動に対する真摯なひたむきさを感じ、「何もしないわけにいかない」という告知用ポスターにあった言葉に感じるものがあった。何もしないわけにいかない・・・重い言葉である。僕もそういう気持ちになった。

以下、会の理念をWEBからの抜粋した。

北海道を流れるサンル川には、毎年1000~3000尾もの天然サクラマスが、日本海から天塩川、名寄川を経て産卵遡上します。サクラマスの遡上は道内各地の河川で見られますが、サンル川上流部まで200kmもの距離を天然魚が移動するのは、現在の国内では奇跡的なことで、良好な自然環境が保持されている証のひとつです。また、この流れを育むサンル川の流域の森には、クマゲラやヒグマが生息するなど、豊かな自然環境が保たれ、地域に潤いを与えています。
 サンル川では現在、多目的ダムの建設事業が進められていますが、この豊かな自然環境を犠牲にするほどの効果があるのか疑問視されています。ダム建設によって、サンル川流域やその下流の環境が取り返しのつかない事態になることだけは避けなければなりません。


会の活動は地道ではあるが、しっかりとした足取りで進んでいる。人間は目視出来るものを無視するのは難しい。当たり前の事だが今回の縁で感じる事は、こうしたダム建設などによる目に見えるものに対する活動に参画することで、目には見えていないがもしかすると悪化している環境のことや、魚に対する影響などをもう少しセンシティヴに感じたいと思ったからだ。

アンテナの感度をよくして、今回のボランティアを通じて得たものは今後長野木曽等での活動などへのパワーに変えていければとも思う。どれだけの事が出来るかは未知数だが、何かアクションを起こす事で自分の中での芽生えを感じたいというのが今回の主旨である。

展示会のブースでは、会のパンフレットやポスターをお配りして、告知し賛同いただける方には署名活動をするつもりだ。卓上カレンダー配布に伴う募金により協力が出来ればと思っている。

[ 魚のはなし ] 投稿者 daikyu : 15:53 | コメント (12) | トラックバック (0)