由井大久 釣り方商店 2005年から2007年のブログ > フィールドレポート

2008年05月21日

藤の花の咲く頃

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淡い紫色の花が新緑に彩りを添えます。釣りが大好きだったじいさんが『藤の花の咲く頃は何を
おいても釣りに行け』と言っていたそうですが、今回の釣りはまさしくそんな条件に恵まれた様で
なるほど頷ける話です。

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高原の春は凝縮された期間に一気に訪れます。伊豆で3月に見た菜の花は高原では5月に盛りを
迎えて、モノトーン一色だった川原を黄色いく彩ります。

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少し標高差のある川沿いの日陰に足を踏み入れてみました。風通しの良い林でコゴミの群生を
見つけました。力強い濃い緑色が印象的ですが、人生で初めてと言うほどの『爆釣』でした。

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昼過ぎから入渓した沢はもう完全に雪代が抜けてタナビラの活性は高く、ブリッとした体高の良い
サイズがすぐ飛び出しました。やる気モードのスイッチが完全に入っているようです。

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6寸から8寸サイズが程良く飛び出して、近江からの友人たちと合流して夜の買い出しに行くまで
でそこそこ楽しみました。この渓のちょうど良い時期に来たようです・・・・さすが藤の花の咲く頃!


[ フィールドレポート ] 投稿者 daikyu : 09:25

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2008年05月20日

木曽反省会

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連休を過ぎて気温も水温も上昇、魚の活性も一気に上がってきた。いよいよ木曽もベストシーズンへ
突入だ。11名の仲間が開田高原のOZさんログに夜集合で反省会予定・・・今日は思い思いの渓で
竿を出しているはずだ。Lt-cahillさんとお気に入りの渓を釣り上がる。

分かれて釣りあがると、右岸から小さな沢が入っていてその合流点のすぐ上の小さな落ち込みに
良いサイズのタナビラがライズしているのが見えた。本流よりも水温が高いようだ。パイロットフライ
では振り返ってしまったので、CDCカディス#14を結んでタナビラの50cm上にキャスト・・・すると

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ゆっくりとフライを咥えたのを確認してからポンと合わせると見た目よりも太く良いサイズで沢から
下らせて本流側で取り込んだ。25cmの丸々と太った良いタナビラだ。控えめな朱点が美しい。
本流筋はウェーディングしている足に感じる水温もかなり冷たい。

もう少し南に車を走らせて、水温の高い渓に移動することに。まだ夕方までは十分時間がありそうで、
外気温も予報通り20度を超えて良い感じだ・・・・


[ フィールドレポート ] 投稿者 daikyu : 04:31

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2008年03月05日

思いだした新規開拓予定

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昨年のオフに仙台に仕事&発眼卵放流お手伝いで伺った時、反省会までの時間蔵王の山麓の
渓をいくつか下見して回った。そう言えば3月1日解禁している・・・・とっても気になってきた。ほ
んの小さな名もない様な里川だったのだけれど・・・・

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秋田や岩手へ向かう高速からちょっとだけ見えるこの渓。いつか実際にほとりに立ちたいと思って
いたので川面を覗いてまあまあのライズを見つけたときは、してやったり・・・

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片道300km・・・日帰りにはちと辛いけど泊まりで来て外すと同行した人に申し訳ないから一度一人
で行ってみようかなぁ。たまにはひとりも良いからね。新規開拓はやっぱり計画してる時からもう楽しい・・・

[ フィールドレポート ] 投稿者 daikyu : 08:23 | コメント (18)

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2008年01月31日

解禁前夜

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今日は1月31日・・・2月1日は岐阜長良川の解禁日。解禁前夜と聞けば昔も今も変わらない何とも
そわそわした独特な感覚。別に明日長良に行くわけではないのに。今朝近所の神社で梅が咲いて
いるのを見てはっ、もう春がそこまで・・・あっ明日解禁かと今年は少しだけスローな私でした・・・

[ フィールドレポート ] 投稿者 daikyu : 14:17 | コメント (4)

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2007年10月25日

荒雄いろいろ・・・・

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先日荒雄でnorizouさんが見つけたモリアオガエル。きょとんとした表情がかわいい・・・・東京に
戻って水曜早朝に長野、岐阜へ出張となり荒雄のエントリーに遅れを取りました。参加の皆さん
のエントリーへぜひ遊びに行って下さい!省エネします(笑)

要さんshikadaさんkomさんpara-miyukiさんくろやんのブログへ!参加者は他に宇都宮
県知事(隊長?)ochiくん、rainbowapapaことyiさん、杜の都よりYさん、endoくん、
kumoさんご夫妻でございました。あっと忘れてました、miyukiさんちのアークも
たくさん走って遊んだねー改めて楽しい時間でしたね!ふきのとう最高!

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荒雄では恒例になったリバーサイドの広大なキャンプ場。裏手の森は素敵な広葉樹林。立派な
朴の木を下から見ると広葉樹が森に更に栄養を与えている事がよく分かります。栗駒の麓には
こんな素敵な森がたくさん広がり渓魚たちを支えています。

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好きこそものの上手なれ・・・・shikadaシェフがきのこ鍋を仕込んでるところです。荒雄のきのこ群は
種類、量ともに豊富な『大久商店』へどうぞ!店名とブログ名ほぼ被っております・・・おばちゃんに
は完全に顔覚えられました・・・・きのこ最高!

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photo by shikada

おかげさまで二日目のお昼前後に良いハッチに遭いまして・・・ヒレピンレインボーに引きずられて
いるところです。ガガンボとコカゲロウに夢中なレインボーの良いライズを久しぶりに見ました。うー
ん後惹きます・・・もう一度夢を!なんて二度とおなじ条件なんてないのにね・・・・

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『いきなり2児のパパなんですよぉ・・・これレインボーパパですよね。ニジのぱぱ・・・』真夜中皆が
寝静まった頃、知事の友人に打ち明けられた秘話&オヤジギャグの組み合わせ・・・・やはり類友
なんでしょうね・・・・オヤジギャグは釣りのセンスと共通しますのでかなり期待してます!

[ フィールドレポート ] 投稿者 daikyu : 03:12 | コメント (10)

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2007年10月10日

9月23日 10時25分 寒河江川 天気晴れ

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100m近く続く長いフラット。流心は対岸沿いにゆったりとした筋を形成している。天気は晴れ、
微風、目立ったハッチはない。対岸沿いに柳の枝が張り出して格好のイワナの隠れ家になって
いそうだ・・・・C&R区間にあるけれど、ちょっと竿抜けになりがちなポイント。いつも良い魚が
着いている。

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ライズもなく、とてもフラットな水面なので小さなブユやテレストリアルを意識して新しいデザインの
グラブフックTMC212Yに巻いた羽アリのパターン#17を8Xに結び、プールの中程までウェーディン
グして進む。対岸の苔むした大岩の前に狙いを定めて、広々としたプールでラインを出しての釣り・・・・

シルバーマーキスからラインを引き出して、20ヤード程の距離をとってのキャステイング。こんな
大川を小さいフライで攻略する一見アンマッチな感覚が面白い。この広々とした感じで対象魚が
イワナと言うところが、寒河江の本来の魅力である。

ANGLO3番ロッドのバッドにしっかりとラインを乗せて、殆ど変化のない水面にストレートラインを
置いて見る。フライ付近のティペットが失速してスラックを作る。この状態で流れるのが個人的に
は好きだ・・・・

ゆっくりとそれはゆっくりとフライがドリフトされて行く。フライが通過して間もなく、少し奥側の
レーンにディンプルライズが広がった。『おっ・・・・』ゆっくりとラインを手繰ってもう一度そのレ
ーンを狙ってキャスト。少しレーンを修正して、ラインが落ち着くと間もなく、小さな頭がヒョッと
出てフライを飲み込んだ。先程のディンプルライズの再現VTRの様な輪が水面にポワーンと
広がって・・・・すごく静かで自然だった。

そんなモーションだったのでこちらも落ち着いてスッとロッドを立てることが出来た。長く引き
出されたラインの重さが、魚の顎を捕らえグングンと言う感触が伝わってきた。今シーズンで
一番気持ちのよいフッキングだったと思う。ゆっくりとラインを寄せてくる。

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全体が曲がる竿との組み合わせであれば、8Xでも安心感はある。今シーズン最後の釣行で、
最高に気持ちの良い釣り方であった事を噛み締めながら寄せて来る。イワナだ・・・・スッと水に
入れたネットにゆっくりと入った。9寸位、ちょっとスレンダーかな?でもすごい満足感・・・・

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9月中旬を過ぎると寒河江はいつも面白い渓だ。ガガンボやコカゲロウのハッチがあり、C&R
区間が設定される前にもかなりの良い釣りをした。ごく稀にでるヤマメは体高のある良いサイズだ
った・・・・そんなひと昔前を思い出させる釣りだった。

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ニジマス狙いにはなるが、この渓で紅葉の中、10月にマッチザハッチの釣りが出来るなんて思う
と最高だ・・・・

[ フィールドレポート ] 投稿者 daikyu : 10:31 | コメント (16)

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2007年10月02日

一年越しの夢

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昨年秋に本流差しが居るのではと初めて入った渓。そう思っても当る事など少ないのに、昨年
運良くピタリと決まった事で今シーズンは何とか『狙って尺ヤマメ』を手にしたいと思っていた。
norizouさんと旅館を5時に抜け出して早朝の渓に立った。


朝食までは3時間は優にある。昨晩の天気予報では日中の最高気温が29度と残暑になると
言う事で、今日の本流のチャンスは朝イチだけだねと話していた。最下流部のポイントを選び
8時30分には目的の吊橋までに辿り着く予定でラインを伸ばす。

かなりアヤシイ雰囲気のポイントが続く瀬をnorizouさんに先行してもらい、大型のホッパーや、
テレストリアルを意識したフライを岸際のポイントにトレースしていく。この渓は両岸がほぼ川
一杯に流れているので、流れの筋が見つかればそこがポイントになる。

30分、1時間、2時間と時計の針だけが進み、ヤマメと言えばシンコの反応だけ・・・・さすがに
ここにはもう大型は居ないのかな?と思い始めた頃に長さ100mはあろうこのエリアの最大の
プールに差し掛かった。

開きの鏡の様なポイントで20cmクラスがライズしているのが見え、二人で狙うがラインが落ち
ると、ライズが止まり万事休す・・・残りの時間は30分だ。流れ込みに狙いを定めて、釣り上が
るも、そこまで2時間30分まともな生態反応がなくさすがにしんどい。夢は夢と消えるのか・・・・

そんな事を思いながら、フライを16番のDOSに結び直して、それは美しいグリーンの深淵の
筋にフライをキャストして、ゆっくりドリフトをはじめた2投目だった。意識が遠のく様な感覚の
中、スローモーションの様にオレンジのパラシュートウイングがモッコリと飲み込まれた。

一瞬、夢を見ているような不思議な感覚になったが、右腕は反射的にロッドを持ち上げていた・・・・
いわゆる『オービスワッペン状態』になったところで、我に帰って狙ったサイズがプールの深みで
首を振っている状況を認識した・・・

よっしゃー出たよー!こんな叫びをしながらやり取りに入って、もう無我夢中。幸い障害物もなく
釣り人に有利な状況だったので、WINSTON DL4#3の粘りのあるバッドにのせて寄せてくる。
ゴンゴンと引く度に手の掌だけでなく、心臓までその響きが届くような感覚になる。頼むよ・・・

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無事ネットイン!よっしゃー!これを釣りたくて一年越しで計画してたと思うと、感無量・・・・

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別アングルでもう一枚。計るとぴったり尺でした・・・・体高やヒレの張り方からするともっと大きく
見えたので、泣き尺だったら泣きじゃくるとこでした(ほほほ)

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こんな大きくて綺麗な水色のプールでした。ラインもたくさん出せて気持ち良いもんです。

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対岸の流心脇の程良い速さの筋のど真ん中に定位していた様です。ここから出て来ました・・・・

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何回見ても良いもんですね・・・・サクラマスの様なボディと面構えです。

確率だけで言えば決してお勧め出来ませんが、確率だけでは巡り合えない記憶に残る魚となった
事は確かでした。

にょろ年生まれでしつこい性質な事と、太い水の渓でも遡行出来る丈夫な体に生んでくれた両親に
感謝してます(笑)


[ フィールドレポート ] 投稿者 daikyu : 13:16 | コメント (18)

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2007年10月01日

ブナの森を抜けて

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仙台から東北道を走らせながら、norizouさんとどんなルートで渓を渡るかをこれまでの釣りの話を
しながら考えた。気ままな2人旅だから、決め事はない。あると言えば良い釣りが出来る事!・・・・
でもこれが一番頭を悩ませるところでもある。高速を走るより下道で渓を確認しながら北上しようと
盛岡ICで降り、田沢湖を抜けて秋田に入った。秋田の遊魚期間もあと残すところ一週間だ・・・・

魚無連絡です! 昨日でほとんどの渓が禁漁となりました。お疲れ様でした。今後のエントリーは
禁漁前の釣行のモノです(秋田は9月20日以前のものです)よろしくお願いします。

木曽開田きのこ会、荒雄C&Rキャンプ両企画をNEWSコーナーにエントリーしてます!


いつもの渓を覗くと中々良い水量だ。日曜には渡れない程の増水だったそうなので遡上にスイッチ
が入っていれば面白そうだ。少し道から離れた場所に入るとすぐ反応があった・・・7寸のヤマメだ。
norizouさんにもやはり反応があり、しばらく釣り上がる・・・ただ目的のサイズには程遠いサイズのみ
の反応だ。

秋の遡上ヤマメ狙いはタイミングと場所が合わないと難しい。イワナ釣りとはまた違った思考回路と
判断を要求される。まだまだ研究の余地があるのだが、研究したいことが多すぎて手が回らない(笑)


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少し深追いしたので、お昼を取って切り上げて峠を越えることにした。このブナの森の渓流群を
初めて釣ったのは今から10年前の初夏。マタギの里を代表する山から湧き出す渓のほとりには、
天然のブナをはじめ、トチ、クヌギ、ホオバなどの広葉樹が繁っていて、そのどれもが太い幹をした
大木だ。

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水位は平水よりも少し少な目位だったが、時合もあったのか独特の渋さをもったイワナが交互にロッド
を絞り、都合500m程のいつもの区間で満足して車に上がった。大堰堤下でイブニングに望んだが、
僕は7寸どまり。norizouさんは8寸オーバーの幅広のヤマメを掛けた。今日は道の駅での車中泊。
ミニパンでしてみた豚キムチ炒めが美味しかった。鍋で暖まって就寝・・・

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翌朝は下流域にあるダムからのダム差しも期待できる渓を目指して1時間半走った。途中のディ-ゼル
列車の停車駅に『笑内』と言う名前の駅があった。その昔幸福駅と言う名前のキップがキーホルダー
に入って売られていたことがあったが、これは文字通りユーモアがあっていいねと、ちょっと寄り道。

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渓に着くと、遡上の超大型が出たと言う秘密の情報もまんざらでは無い言う雰囲気もあった・・・・
入渓点の沢には丸太橋の下で7寸イワナがユラユラとやる気満々な感じだった。行けそうだね!と
話して、意気揚々と渓に入る。雰囲気も最高だ。

がしかし、出るのは何とう~様(笑)水温が思っているよりも高く、沢筋まで彼らが遡上してきてしま
ったようだ。1時間ほど釣り上がるが、シンコヤマメのみ・・・リスクも大きいのが大物狙いの釣りだが
状況は好転せず諦めることにした。

地図とにらめっこして、さらに峠越えをして走ること1時間・・・・今日の宿泊の目的地に決めた里の
近くの大川に出た。この渓は昨年秋初めて訪れて、かなりエキサイティングな釣りをしたところだった。
かなり良いイメージがある・・・・今回の旅の有力な候補地の一つに望みを託すことにした。

まずは宿を押さえようと、以前山釣旅人さんが常宿にしていると言う旅館を探す事にした。偶然
見つけた宿がまさしくその常宿で、女将さんがとても気さくに迎えてくれた・・・時計は15時。宿も
確保出来たので、女将さんの『ゆっくり釣りして来て下さい!』と言う言葉に甘えて、もう一度車を
走らせた。

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この渓では3度目の釣りだったが、今までの中で一番水量が多く遡上ヤマメの期待が出来そうだ。
川原のない両岸いっぱいに流れるこの渓でのキーは垂れ下がった広葉樹の下や葦や柳の際を
丁寧にトレースする事だ。

見た目ではハヤがうるさそうだが、全く心配のない渓で過去の釣りではヤマメ8イワナ2の割合で、
良いサイズが狙える。入ってすぐ8寸強の本流ヤマメがロッドを絞った・・・期待が高まる幅広の
元気な魚だった。

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かなりあやしい雰囲気のある流れが続き、ドキドキしながら釣りあがったのだが最初の1匹から、
イブニングまで3時間弱の行程中はお互いにバラシを幾つかしただけで良いサイズには恵まれな
かった。期待が大きいときほどこう言う時も良くあることだが悔しい・・・・

もっと上流へ遡上してるのか、それとももっと下流なのかといろんな?マークが出てくる。この暑さ
続きだからまだヤマメにスイッチが入っていない様に思えてならないが、下流部に残された区間は
1km弱だ・・・

明日は土曜、夕方には田沢湖で東京や仙台から来る仲間とキャンプの予定だ。この渓では、明日
朝イチの勝負を残すのみとなった・・・・上流か下流かそれが問題だ。

[ フィールドレポート ] 投稿者 daikyu : 05:47 | コメント (8)

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2007年09月26日

庄内の釣り旅を終えて 

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沢のイワナ釣りから、里へ下りて望んだ秋の鳥海山。大きな口を開けた昇り龍の様な雲が山から
立ち上がっていた。この山からの雪融け水が沢水や湧水となって庄内平野を文字通り潤している。
海の幸、山の幸ともに豊富で、北前船の寄港地として京文化の影響を受けた歴史のある街は、
釣り人にも充分な恵みを与えてくれた。


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下流部の里川でKさんとは最後の半日を過ごした。ストラップのベストをおいて、よっと腰を下ろして
みた。渓で岩に腰掛けるとまた別の風景が見える。ウェーダーで水の中に立っている時とも違う、
ゆっくりとした時間が流れる・・・・

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沢筋のイワナ、割烹旅館の女将さん、里川のべっぴん山女、Kさんとの楽しい会話・・・・とくに、
大人なKさんとの会話が暮れゆく旅館の美味しい肴と相まって、表現は適切でないと思うのだが
男同士の不倫旅行に来た様な雰囲気を醸していた。それくらいゆっくりして、たくさん笑って、
釣って、そして飲んだ・・・・

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そんなことを思い出しながら一路車を仙台へ走らせた。宇都宮で合流して3日間楽しい釣り旅だっ
た・・・・初日の太平洋から日本海への大移動もこんなイワナに逢えた翌日の喜びなどを考えると、
今となってはよい思い出なのかもしれない。Kさんのおかげで僕ものんびり出来た。

庄内の街とは趣きの違う都市型の駅でKさんを握手で送ると、帰ってからで良いならとそのまま
預かった釣具だけが寂しく車に残った。使い込んだベストや帽子にはKさんの釣りに対する想い
が詰まっている様だった。Kさん!また不倫風釣り旅しましょうね・・・・みちのくロード前半終了!

[ フィールドレポート ] 投稿者 daikyu : 16:11 | コメント (6)

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2007年09月18日

満足のものさし

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この晴れ間を待っていた・・・雨後の増水に翻弄されて都合二日かけて辿りついた鳥海山麓の
渓でのひとコマ。ちょい増水の流れに、フライをドリフトすれば寝起きのイワナ達はもっそりとだが
おおらかにフライを咥えてくれた。ほっと一息のみちのく旅の始まりだった。

魚無連絡 本日20日をもって秋田県の渓は禁漁となります。今後のエントリーは16日まで
の釣行の更新です。よろしくお願いします・・・・写真追加しました。NEWSコーナーにきのこ
企画案内中です!

釣友Kさんと釣りに行きましょう!と言う計画は3ヶ月前に始まっていた。のんびりとみちのくの渓
を歩こうと『のんびり』と言うキーワードだけは決まっていたのに、初日に訪れた渓が3倍増の水位。
急遽、大移動を敢行することになった・・・・初日700kmの長旅を経て、明けた翌日この流れに辿り
ついたのだから、お互いのイワナを手にして顔がほころんだ。

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清冽な流れから疑いもなく飛び出すイワナ。紋様が明るい陽射しに照らされてピカピカと輝いて
いる。8寸ほどのサイズだが、理想的な流れからの反応に気をよくしていた。


好きな食べ物を先に食べるか、最後に食べるかいつも迷うのだが、今回の釣りに関しては平日の
火曜日、おそらく先を越されないだろうと良い時間に本命ポイントに入れる様、随分下流から渓を
上った。

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それでも飽きない位に同サイズが出るが、時間が経ってくると『もう少し良いサイズが欲しい
ですね』と欲が出てくる。そんな会話をしながら、ようやく本日期待の本命ポイントに差し掛かる。
すると、それまでの反応がウソの様な沈黙・・・本当に何にも反応しない。

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渓の清々しさと、水色は今期最高!これでイワナさえ出てくれれば言うことなしなんですが・・・・
しばらくすると真新しい足跡・・・かーやられた!途中の沢伝いに入渓したのだろう。ましょうが
ないから、ボツボツと来た渓を下る。二人で10も釣れたかな。まさしく美味しいトコ持ってかれた
なぁ・・・・

ま、始まったばかりだから。Kさんは『結構楽しめたから大丈夫だよ!』と約束の『のんびり』
には満足と言ってくれたが、こう言う時に限って話を聞いてない(笑)

こんな時はいつもと違う渓で竿を出してみよう・・・『本流から秋雨の増水に乗ってよいサイズの
ヤマメが入ってるかもしれませんね!』透明な耳栓が詰まっているせいか、妙に大きな声の僕
にオトナのKさんは『行きますか』と同調してくれたのだった。ヒトの成長は『人の話をよく聞く』コト
から始まるそうです・・・・

[ フィールドレポート ] 投稿者 daikyu : 23:38 | コメント (10)

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2007年09月17日

ロードより無事帰還いたしました!

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走行距離4000km余り、実釣河川12本、うち新規開拓河川7本、伸びる無精ひげ約6mm、増えた
体重1.5km・・・・程よい疲れとともに昨夜半帰還いたしました!

14日まで滞在していた秋田大館のエリアが集中豪雨の被害に遭っています。お世話になった皆様、
被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

晴天のプールに浮く潜水艦の様なヤマメ・・・・秋田の渓沿いにある温泉民宿の裏手でライズを
していました。宿の気の良い女将さんに聞くと『日替わりで皆釣りしてるから中々難しいみたい
ですよぉ!』と・・・そーなのかなぁとカメラでパシャッとした瞬間に気配を悟ったように目が覚める
ようなスピードで深みに行ってしまいました。やらなくて良かった(汗)

山女魚と書くこの魚『女心と秋の空』と申す諺どおり、未だによく分りません。よせばいいのに
そんな山の女の魚をつい追いかけてしまいまして・・・縦横無尽と言いたいところですが右往
左往、四苦八苦の珍道中になってしまいました・・・・あー人生の縮図でしょうか

山から戻ると、練馬にも嫌魔女と言う2匹の母娘のペアが白い眼をして待ち構えていました・・
何て言いつつ、7日の長期ロードに送り出してくれた家族に感謝です!(汗)

たくさんの友人が今回の旅でご一緒してくれました・・・・CKさん、norizouさんはじめ仙台でお世話
になったYさんご一行の皆さん、また途中ウェーディングギアが悲鳴を上げるハプニング発生!
そんな緊急事態にも快く対応して下さったS社のKさん、仙台のSさん・・・ありがとうございました!
おかげさまで快適な後半戦を過ごす事が出来ました。

最終土日はキャンプで10名の仲間と合流して、この旅の打ち上げをさせて頂きました。雨男の
本領発揮になり、土曜夜半からはまとまった雨。

日曜はどこも濁流でしたがルアーマンshojiさんと合流し時間と共に澄んで来た渓を探し何とか釣り
になりました。宇都宮知事殿は山オンナ尺ちゃんをしっかり捕ったようです!

そんなみちのくロードの旅を少しづつ更新していきます。ちょっぴり『おっ!』てな魚も出てきます。
さて山の女は振り向いたのか。はたまた振られたのか?!

[ フィールドレポート ] 投稿者 daikyu : 09:11 | コメント (26)

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2007年08月29日

真夏の白日夢

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8月は暑い都会を抜け出して、気持ちの良い渓の涼しさを求めたいところ。けれども渇水、水温上昇、
おろろの大発生と渓も決して良い条件とは限らない・・・ただそんな時だからこそ『ある恵み』があると
ぐっと魚の活性は向上する・・・・その恵みは夕立などのまとまった降雨だ。スパイダーマンさながら
の綺麗な蜘蛛の巣の張った渓は朝モヤが掛り、岸が濡れている。昨晩か今朝恵みがあったようだ。

前週にブログ仲間のpara-miyukiさんやkomさんがみちのくのとある渓で良い思いをしていた。
この時期どうしても源頭部が標高の高い山岳渓流に目が行くのだが、miyukiさんの渓選択の
ポイントを聞いて唸ってしまった。彼の話が改めて渓選びの気付きを与えてくれた瞬間だった。

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今回同行した森とさかなのsyatyouさんと1時間半の約束で上下に分かれて入渓する。早速
二つ目のポイントで9寸が飛び出す。この時期の9寸はかなり嬉しい。次のポイントでも、そして
何と次のポイントでも・・・・9寸の3連発。あらら真夏の昼にこんな素敵な釣りが出来るなんて・・・・

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途中には広葉樹のトンネルに覆われたいかにもと言うプールが出て来た。開きか巻きが一般的
な付き場となる場合が多いのだが、この日の条件はそんなセオリーよりも魚たちが捕食しやすい
筋である流心に集中した。数投目に吸い込む様に反応したのは尺イワナ・・・その後もこのプール
で3匹を追加した。

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8月と思えない状況に顔はほころび、独り言や鼻歌まで出て来た。しかし本当に驚くことになった
のは、待ち合わせの時間を迎えた時だった。syatyouさんがニコニコ顔で現われて・・・・どうでした?
と聞くので、中々でしたよと返すと・・・・・やっちゃいました!と手を広げる動作が妙にデカイ。

開高さんが『釣り人と話しをする時は手を縛っておけ』と遺しているが、まさしくその言葉そのもの
の様な手の幅だったので、えっ大きいんですか?と聞けば『37cmでした!』と・・・・・syatyouさん、
そりゃやるにも程がありますよ(笑)syatyouさんの自己記録はこうして更新され、真夏の白日夢は
『正夢』となった。詳しくはコチラの8月の秘密の川の話へ。

記録モノに立ち会う機会は限られている筈なのだが、何ともそこに居合わせるコトが多い。Mさん
の37cmのイワナ(秋田)、syotyouさんの37cmのイワナ(岩手)ochiくんの35cmのヤマメ(秋田)
みんなドライフライの成果だ。雨男だけじゃなくて記録更新立会人としても宣伝しておこう(笑)

夜は日帰り温泉から道の駅でのキャンピングカー泊となった。バイパス沿いの新しいスーパーで
半額セールになった惣菜の中からお刺身盛り合わせとお寿司を奮発して、祝杯を上げた。miyuki
さん情報に感謝するとともに、まだまだ季節と渓の組み合わせで考えれば開拓の余地を残した
渓がたくさんあることも感じる釣行となった。

話は前後するのですが、木曽でのOさんの初イワナや、syotyouさんの記録更新と初モノ体験の幸せ
にご一緒出来たことは僕にとっても言葉に尽くせない喜びがありました・・・・・人の喜びに自分の
愉しみを見つけられるほど達観した人生とは言えませんが、そんな気持ちに少しでも近づけた経験
をさせてもらえて、ちょっとづつ成長していくのかもしれません・・・・・・

あーこんな話してたら、収まってた『みちのく症候群』が再発しました(笑)・・・この頃東北の沢には
恵み雨が降っているようです。ビョーキなおやじと釣るんで東京の下北沢で恵みの雨(ジョッキのビール)を頂いてから帰ります!


[ フィールドレポート ] 投稿者 daikyu : 19:28 | コメント (12)

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2007年08月28日

忘れられない!

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夏野菜の代表格なのがミョウガ。週末のOさんログでのオヤジの夏休み会の夜、無人の開田高原
野菜100円ショップで買ったミョウガで炒め物を作ってみました。モノ忘れするので気をつけようなん
て言われてる野菜。オトナになると忘れたくなることもあるのにね・・・・アー忘れちゃった!ってこと
や忘れられないこともたくさんありました・・・・

今回の参加者はOさん、要さんterryさんとその友人MrHさん、西洋毛鉤さんとその友人コムさん
練馬の住人さんshikadaシェフ、keiちゃんと私の総勢10名でした!

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中津川に住む姉の義母さんが手づくりしたプチトマト。いつも畑で作った野菜を持たせてくれるの
だが小さなボディに凝縮されたトマトくさい美味しさと言ったら忘れられません!要さん中心に激しく
ライズ!あっという間に皆のストマックに。こんな魚ばっかりなら簡単に釣れちゃうのに!

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Oさんとの釣り。フライは初めてと言うものの、元々アウトドア全般を楽しんでいるOさんは、ハンティ
ングに始まり、キャンプ、釣りもたしなんでいるので、川歩きや身のこなしは無駄がなく立ち姿も、
決まっている。自然体でロッドをリズム良く振るOさんに待望の一匹がドライフライで掛った・・・・・

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Oさんおめでとうございます!僕にとっても忘れられないシーン・・・初モノを掛けたプールを背に
して記念撮影のところをパチリ。もう『やめられまへん』な・・・・

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秘密の渓がたくさん載った地図を広げて作戦会議・・・・左から要さん、西洋毛鉤さん、keiちゃん、
terryさん・・・・そういえば西洋毛鉤さんは一足先に帰ったコムさんの車にベスト忘れたーって
大騒ぎだったですね!無事戻ったけど前の日あげた毛鉤のコトは皆忘れてませんよー!(笑)

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そうそう忘れてはならないのが今回の主役のたなびら。ヤマトはどこの渓も渇水気味でご機嫌
斜めでしたが、たなびらが皆のロッドを絞ってくれて全員釣ることが出来ましたね。Oさんも日曜
のイブニングにたなびら釣りましたもんね!

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凝縮した二日間にはそんなコトがたくさんありましたが、全てが忘れられないオヤジの夏休みに
なることでしょう!Oさんありがとうございました。集まった皆さんもまた楽しい反省会つきの企画
をしましょうね・・・・釣り忘れたヤマトはまたの機会に!

あっと忘れないうちに言っとこ!keiちゃんへ・・・皆さんのお世話で釣りもあまり出来なかったかも
しれないけど、今度は松本の駅前で、ゆっくり釣りしてくださいね!(笑)

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2007年08月17日

朝たなびら 夕たなびら

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8月の駒ケ岳は緑に覆われ雄大かつ、美しい。木曽の爽やかな風を運んでくれるシンボリックな
山の一つ。日中は仕事やお盆も近いのでお墓の掃除、子供と川遊びとつれづれなるままに・・・・
朝一番と夕まずめにはたなびらの顔を見に行くことにする。

魚無連絡です! 来週の木曽での納涼会引き続きNEWSコーナーで・・・・更新がまだそこまで
行きませんが、8月にこんな釣りも出来ました。仲良しHPの森とさかなさんでsyatyouさんのレポ
ご覧下さい。僕も次回アップ予定です。

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朝イチで以前から気になっていた西野の上流部へと入る。平水よりもチョイ増えの水位に誘われる
様に25cm程だが背中のハンプバックした、そして独特の斑紋とうっすらとした控えめな朱点のバラ
ンスが絶妙なたなびらが飛び出した。

自然繁殖した固体なのか、色のバランスが素晴らしい。夏たなびらはコンディションが何より良い
のがウレシイ。濃い目の背びれとアクリル板を削った様な透明感のある胸鰭が好対照だ。そっと
手を添えて、リリースするとバシャッと水飛沫を上げて戻っていった。あんな魚が増えるといいなぁ・・・

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夕方には小学校から水泳を覚えたあの渓の下流部へ・・・・久しぶりに立つ流れは相変わらずの
清冽な水を湛える。夕暮れ迫る川面にライズがおこり、ヒラタをイメージしたメイフライのパターン
にゴボッと出た。たまには親父の夕食のおかずに持って帰ろうかなと思うような、良いたなびら。
でも止めて置いた・・・・手のひらにヒレを擦って流れに戻った。

もう今日は帰ろう。車で実家まで2分半・・・・・戻っていつもの様に一杯飲れば、あとは天然クーラー
の中でzzzzzzzz・・・・・夏たなびらの夢もまたよし。


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2007年07月17日

やっぱり釣りが好き

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flyfisher masa

どんな面白い趣味やスポーツの話が出ても、やはり釣りが一番と思う。画面の前で激しく動くビリーのキャンプがどんなに流行っていても、やっぱり炭の上で激しく焼けるオヤジのキャンプが好きだ。釣りは究極のシュミレーションゲームだと思う反面、ツキやビギナーズラックなどもある。反省会はその余韻を感じながら、その夜に心おきなくしたい・・・masaも4年ぶりに渓に立った。それが秋田のこんな渓だなんて最高だね!

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masaをファインダー越しに写していると、目の前の広葉樹に葉っぱを綺麗に巻いた、通称『葉巻虫』
が見えた。このままポトンと水面に落ちるとイワナはこいつを虫と認識するのかな?やっぱり無視す
るか(笑)・・・ケースドカディスを水底でヒラを打ちながらついばむ光景は良く見るけれど・・・・・

この天然生春巻き風テレストリアルはかなり体に良さそうだ。今回の肉肉しいオヤジキャンプでも
焼肉とサンチュをセットで食べたのだが、もしかしたらイワナも夏と言えば葉巻虫!だよねーとか
言って、野菜とタンパク質を両方摂取するの流行ってるかもしれない。

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この後まもなくして掛けた9寸のイワナのヒレはピンとしてとても綺麗だったが、気になったのは
尾鰭に年輪の様に5mmほどがグンと成長した跡が見えたことだ。やっぱり生春巻きかな?


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2007年07月03日

みちのく釣行より戻りました

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二日間計5本の渓を巡った旅より戻りました。長期間の空梅雨による渇水で、前々日に降った
雨でも渓魚達の活性は中々上がりませんでした・・・6月の日照時間が過去最高記録だった
そうで、雨不足と日照り続きは森や魚にも堪えます・・・・今年の夏の釣りは雨次第かもしれま
せん。

湯沢のBzヘッド先輩とも久しぶりにお酒を飲み、釣りも一緒に出来ました。詳細は改めて・・・・
ochiくん、kuriちゃん、kenkenさんお疲れ様でした!

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2007年06月30日

久しぶりの遠征

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5月の秋田から数えると40日ぶり位の東北遠征に行ってきます。今回も開拓精神で初めて
の森の中を歩く予定です。金曜日に降った雨が活性を上げてくれることを期待しています。
湯沢にいる友人と日曜の夜合流して、美味しいお酒を飲んできます。

引き続き魚無連絡・・・・NEWSコーナーに東北キャンプ釣行のお知らせエントリーしてます!


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7月の声を聞くと立ちたくなるこの渓も気になってます。テレストリアルでプールのイワナをハンティ
ングの様に狙うのが面白い釣りです。

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それと湯沢と言えば昨年のエントリーでもあった、小町山女の里です。こんな肌の山女と逢えたら
モデルになってもらってたくさん写真を撮ってきます!

[ フィールドレポート ] 投稿者 daikyu : 23:36

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2007年06月24日

雨の無い梅雨

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雨が欲しい・・・・雨男が雨乞いをすれば少しは影響あるだろうか?ジメジメした陽気は梅雨
そのものだが、釣り仲間から漏れてくる言葉にはどこも水がなくて・・・・という枕詞がついて
くる。釣行先に目論んでいる渓に前日、少しまとまった雨があったようだった・・・・快晴にも
恵まれた!


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仲間から聞いていた気になる渓に到着し、渓を覗くとやや増水な感じ。林道から見える
支流のプールにはやる気のあるイワナがまさしく浮いていた。期待度120%な光景に
釣り人のやる気も上がり、同行のMさんとプラス思考な会話が続く。

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竿を振り出すと、そんな状況に反して毛鉤を咥えるのは小学生の様なサイズ。めちゃくちゃ感じは
良いのだが・・・・今日の様なスカッと晴れた天気には、開けているこの渓ではちと厳しいのだろう
か?初めての場所だけに傾向を摑めずに午後2時を回る。ここまで二人でまともなサイズには恵ま
れていない。

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前日約束していた新潟に赴任中の友人が合流した。
その直後、プールの小さな泡だまりから反応したのはこの日最大の9寸アップだった。光量と
魚の反応がこれほどシビアだと感じるのも久しぶりだったが、皆のロッドが続いて曲がり始め
た・・・・

[ フィールドレポート ] 投稿者 daikyu : 21:30 | コメント (8)

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2007年06月22日

脳裏をかすめるイワナ

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fly fisher ichi

癒しの1日でした・・・・あの場面をのぞけば・・・やっぱり出て来ましたあの残像が・・・・悔しい!
『釣りの話をする時は手を縛っておけ』は開高健さんの名言です。この位はあった・・・とついつい
手の幅が大きくなっていく釣り人の性を捉えた絶妙な言葉です。あの堰堤下で掛けたイワナ・・・
手は縛ってるつもりでも、心の中の手でイワナはどんどん大きくなるばかりです・・・・

林道を歩きながら何人かの釣り人をかわして先を目指しましたが、そろそろ下ろうかと幾つかの
堰堤を覗きながら下っておりましたら、堰堤下の巻に・・・・いました。白い砂地に焦げ茶色の
背中の太いイワナがゆらゆらと水面を意識しながら、時折ライズしています。尺くらいはありそう
です。2時間ほど前に釣り人が入っていた区間でしたが時間なのでしょう・・・巡り合わせの妙を
感じます。

下流側から河原に降り、プールへ近づきます・・・・10mはある林道上でichiくんが何やら叫ん
でます。堰堤に落ちる水音にかき消されて良く聞き取れませんが、気配を感じたのか白泡の
下へ姿を消してしまったようです・・・・

こんな時でも落ち着いて、上から確認した位置を頭に入れながら待っていると程なくしてユラッ
とイワナが巻に戻って来ました。イワナまでの距離は6~7mほどでしょうか・・・・10番のピー
コックパラシュートを手前の流れを挟んで落としてやると・・・

スーッと近づいて、意外な程ゆっくりとフライを吸い込みました・・・・ひと呼吸おいてバッドを持ち
上げるように合わせると乗りました!よっし行った!白泡の深みへ突っ込みますが前に出て、
寄せて来ます。しかし・・・・3回ほどラインを手繰ったところでテンションが無くなりバレてしまいました。

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あっー!・・・・・声にならない声とともに、体の力が抜けて仰向けになっていました。空は
とっても青く澄んでいました・・・3人であーでもないこうでもないと、釣りをしてる時はそう
でもありませんでしたが、実はこういうのが一番後を引くんですよね。

何日か経った今頃になってその場面が蘇って来てます。ネットインした魚は意外に忘れて
しまうのですが、バラしたやつとか出損なって体の見えたやつなんかは必ず後で出てきます。
しかも全く関係ない状況の時にふっと出てくるんです。

『釣りのことを思い出す時は体ごと縛っておけ』と言われても仕方ないほど悶絶してます・・・・・


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2007年06月19日

木漏れ日の渓へ弾丸!

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fly fisher shikada

いてもたってもいられなくなる時ありませんか・・・・そんな時あなたならどうしますか?僕は迷わず
渓に入ります。今回もいろんな調整を経て、休みをやり繰りして行って来ました!気持ちよい木漏れ
日の渓が待っていました・・・・

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割り切れないことも多い世の中ですが、ひとたび渓に入ればそこは天国。爽やかな風が抜ける
川原に立ち、お気に入りのロッドを振ればもう浮ぶフライを一所懸命に目で追うことになります。
ハンプバックした遡上ヤマメを掛けると、ギュ-ンとロッドが絞られて『気持ちいい!』

情報を聞いて駆け付けた渓にはたくさんの釣り人や山菜採りの人たちが入山していました。
早朝から渓に入っている様ですが、目指すは僕達も歩いて4kmほどの先。それにしても素敵な
渓相が続いて・・・・どこまで我慢できるかだね!なんて調子の良い事を言っていたが、やる気の
あるヤマメがヒラキをユラユラするのを目の当たりにするなり、100m歩いてちょっとやってみようか!
だって(笑)

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懐の深い渓は先行者の足跡の多いエリアでも、ソコソコ反応が見られて時おりこんな9寸も混じった。
午後になり林道を下りながら、道路から川面を覗くと時折ヒラキや反転流で魚が浮いているのが
見えて、癒しの1日となりました・・・・

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2007年06月03日

オヤジたちの野営

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初日の釣りを終えキャンプ場に入り楽しい野営。シェフshikadaさん、shojiさんを中心に料理
担当、僕達はもっぱら飲み担当(笑)楽しい時間が過ぎて行く。馬刺しに、アジシオきゅうり、
焼肉、モヤシ炒め、きりたんぽ鍋と美味しいフルコースに舌鼓・・・・アー幸せ!

photo by kom

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この日も降ったりやんだりの天気の中、三平くんの様になって夢中に釣りをして、夜は楽しい
キャンプをする。オヤジの愉しみとしてこんな贅沢な時間の過ごし方はない。今日の釣りのこと、
料理のこと、そして明日の渓のことなど話は尽きない。

shikadaさん、shojiさんにはわくわく自然学校の時もキャンプ企画で縦横無尽の活躍をして
もらったのが記憶に新しいのだが、使い込まれた道具の豊富さと手際良さは見ていても見事!

こんな反省会付きの釣りは釣れない悔しさは半減し、釣れた楽しさは増幅するという効果も
あって最近の東北釣行ではお決まり。年齢の近いオヤジたちの家庭内、仕事内のストレス
もみちのくの夜空に消えて行く・・・・

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これもお決まり・・・酒が進んでくると、こんな状態になってイスに座りながら・・・何だか夜半
から雨が降りそうな予報が気になっていたはずだが、かまわず撃沈でした(笑)寝床はバンガ
ローなので安心なんだけど・・・・2点とも photo by heboheboy

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2007年05月28日

秋田の里は春爛漫

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目的の渓はかなりの増水だった。そこで秋田にしては珍しい『岩手の様な里川』を選んだ。田植えがちょうど始まった田んぼを縫う様に、苔むした古い護岸に覆われた渓が流れている。こんな田園風景のなかをのんびり釣り上がるのも良いね・・・

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平水より少し増水して笹濁り。にわか雨が降ったりやんだりと変化のある天気。釣り人は僕達のほかほとんど見当たらない。こんな雰囲気を独占出来る幸せを感じながら、ラインを伸ばしていく。

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昼前後になりメイフライのハッチが盛んになると、8寸から9寸近いイワナが程よく反応してくれる。フライはこの時期の東北であれば、10番のメイフライパターンで通せる。せっかくここまで来たのだから、大きなフライでおおらかに釣りたい・・・

移動した大きなプールでルアー仲間の釣りを土手から見ていると、凄いイワナがチェイスした。45cm
は余裕でありそうな太い丸太棒のような魚だった。見ていた僕達もかなり興奮したが、その友人は足が震えたと言っていた・・・・開けた渓では変化のある天候は大型の活性を上げる『恵み』になる事が多い。

気合を入れ直して、前から気になっていた区間に入る。ティペットは新品の5Xに変えた・・・・

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2007年05月10日

幸せ揃い踏み!

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今回のみちのく釣り旅は5月5日が最終日。こどもの日の五月晴れに元気に泳ぐ鯉のぼり・・・・
型揃いでキレイです。季節が一気に進んだことを伺わせる様に、今回は色んなモノが『揃う』
素敵な状況でした・・・

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渓流釣りをしている者の特権のひとつですが、『花見が時間差で出来ること』今回の
渓のほとりでは桜が咲き誇る中での釣りでした・・・さらにもう二つの花が『揃う』花見
を経験出来ました。

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その一つは黄色い菜の花が咲き誇り、緑の渓に彩りを添えていました。関東の春には
順番に来る野花も一度に揃って春を迎えてました。

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そしてもうひとつが、白い花を咲かせた山葵です。湧水が至る所に湧き出して、たくさんの
山葵が自生していました。長年釣りを経験していますが、これ程多くの山葵が自生している
渓は初めてで感動ものでした!この写真もヤマメを取り込んでる写真なのですが、川岸に
山葵の花と株が写りこんでいます。


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GW前半で採られていればと思いましたが、ちょうど良い感じの『たらの芽』も林道脇ではなく、
川岸に揃ってました・・・釣り人は以外に見ていないんでしょうか?良い型揃いでした(笑)

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んでもってムフフな釣果も揃っちゃった訳ですね!おとなも童心に戻るような『こどもの日』は、
五月晴れの空には鯉のぼりが泳いで、水のぬるんだ渓にはたくさんのイワナが泳いでました。
桜、菜の花、山葵と3種類の花見が同時に出来て、たらの芽も摘んで・・・・・しあわせ!


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2007年05月06日

時速50mの釣り

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GWの真っ只中、一泊二日の今シーズン初東北釣行へ・・・三陸沿岸河川に的を絞ったものの、
新らしモノ好きの僕はメンバーにお願いをして渓を調査しながらのドライブ。3日程前には渓が
濁るほどの雨があったとのこと。ある渓の脇の道路を走りながら、引き掛けの水位と、湧水の
流入、天然山葵が多い事に気づいてピンと来た・・・

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余裕をもった出発だったが、順調に三陸地方まで来た為、まだ時計の針は8時を回った位。
10時30分までの約束で4人で分かれて入って見るとすぐ結果が出た。GWなのに釣り人も
殆どいない。水も早朝なのに冷たくない。これは湧水の影響なのか、魚の活性もとても高い・・・・

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こんな感じのちいさな里川。大きすぎず魚が居れば必ず水面絡みの反応がありそうな水深だ。
この写真を撮った場所でも1時間30分後の待ち合せの約束で結局拾ってもらったのが先に見え
る木橋の先と言う信じられない釣りあがり速度。時速にすれば50m程。それ程魚が濃く、反応
が素晴らしかった・・・

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イワナ圏のヤマメは型が良い。結局この1時間30分で計20匹の魚と戯れて、新規開拓大成功の
1日は微風の小春日和の中、皆の笑顔と共に進んでいくのであった・・・・あー前に進めない幸せ!


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2007年02月22日

昨シーズンの千曲川

060411_6.jpg来年の話をすると鬼が笑うと言いますが、昨年の話をすると親父にでもなるんでしょうか。昔の話をすると若い人に嫌われますが、いいんです。年寄りに好かれるんなら・・・ちょっとこの間の解禁でかなりやられましたので、良い想い出に浸ろうと昨シーズンの千曲釣行を紐解いてみましたが、こんな時ブログは便利だと言うことに改めて気づきました。 photo by terry 魚無連絡です。5月の西野川のアウトドアイベントのブログ立ち上げました。今後イベントの情報はこちらのブログ中心に更新されますのでぜひご覧下さい! 『わくわく自然学校BLOG』

記憶では3月に良い思いをしたと勘違いしてましたが、そろそろ良いのではと向ったのは4月の前半でした。人の記憶は日付まで正確ではないですね。

ガガンボとコカゲのハッチに期待して、バイカモが復活してよいと言う噂にも期待しつつ川上地区へ向いました。工事による濁りや、人の入り方などを予測しながら選んだポイントですぐ答えが出ました。

ちょうどガガンボとコカゲの流下があり、コカゲをスペント状にアレンジしたフライをライズしたレーンに乗せると何投かの後にゴボッとサイズの良さを物語る様な水飛沫が上がり、ライトラインをグイグイと引っ張ったのは、丸々と太った尺イワナでした。

交替した仲間も含めかなり良い思いをしたのが、昨シーズンの千曲。3月を越えて色んな渓が解禁して、人も分散し、虫も大きくなりある程度人にも慣れて来た頃が本当の千曲での釣りが楽しめるシーズンなのかもしれません。

でもこんな風に振り返ってそうか・・・と思っても今年は早いんじゃないの?なんてつり人はどこまでも能天気なんですが、こんなんでよいんでしょうか?何を言われても行きたくなったら行く方が良いですよね!

[ フィールドレポート ] 投稿者 daikyu : 05:49 | コメント (2)

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2006年12月24日

回想してみました 2006年 盛期その1

6月中旬秋田の大好きな渓で。霧雨の絶好のコンディションの中、尺超えの無垢なイワナ達がロッドを絞ってくれました。すでに秋田のこの渓はテレストリアルのシーズンです。同行のochiくんと夢中でロッドを振りました。彼のロッドの先には尺イワナが掛っています。6時間のロングドライブ、1時間の徒歩が必要な場所ですが、森の中の桃源郷は健在でした・・・

この渓のイワナはとにかく美しいことで定評があります。色んな渓で釣りをしていますが、イワナの美しさと大きさに関しては群を抜いていると思います。そんなイワナが何のためらいも無くフライを一飲みにする姿に逢いたくて毎シーズン通ってしまいます。

こんな渓がいつまでもある事がこの趣味をより魅力的なものにしてくれることを実感出来ます。自然の大切さは今更言うまでもないのですが、息を飲む様な美しさに出逢ったときに感じるその思いの強さの様な感覚を養う為にも、かけがえの無い時間です。

夜は恒例のオヤジギャグキャンプ。今シーズンほど釣り&キャンプで過ごしたシーズンはなかったと思います。野営独特の時間との付き合い方、そして美味しい料理と楽しいおしゃべりはある意味『おとなの贅沢』釣り同様長く楽しめる趣味です。


7月秋田のマタギの里での釣行。抜けるような青空の下ではテレストリアルの軽快な釣りが似合います。この日は雨後の快晴。虫もソワソワと動き、魚の活性も上がり、もちろん釣り人もソワソワしながらの遡行でした。結果は尺イワナ3本を筆頭に二人で50は掛け大爆発。長くやってるとそんな日もあるのでFFはやめられません・・・・今思い出しても『パブロフの犬』の様になってしまいます。

この渓で出逢った尺イワナは渋い模様と、迫力ある表情が印象的な『マタギの隠しイワナ』の末裔の様な魚体でした。強烈な雪代を耐えたのか、胸鰭がささくれていたのが、その迫力に拍車を掛けています。野武士のような形相とファイトで、記憶の中に刻まれる1匹となりました・・・

ベストシーズンまであと半年、長い様な短いようなオフの間に回想するだけで思いにふけってしまいます。今頃あの渓もそしてあの渓もたくさんの雪に覆われて、盛期の新緑と豊富な水量を確保するための長い準備期間に入っています。来シーズンも楽しく竿を出したいと思います・・・・


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2006年11月01日

回想録 その2 鳥海の森で

『あの渓行った事ねぇんだよな・・・』秋田湯沢に住む先輩が居酒屋でぼそっと呟いた。静かな東北なまりが杯を傾けていた僕と友人の心に響いた。県北に住んでいた先輩は、仕事で赴任した県南では忙しくあまり釣り歩いていないとの事だった。ならばと東京の僕達が秋田の釣り人を案内すると言う何とも妙な話になった。翌朝僕達の先導する車で、手付かずの森に囲まれたお気に入りの渓に来た。

秋田と山形の県境にまたがる様にそびえる鳥海山。残雪と緑のコントラストが綺麗だ。訪れたのは6月中旬だったが例年に比べると残雪の量がかなり多く感じた。春までの積雪と季節の進み具合によって、裾野に流れる渓は雪代の影響を受け、魚の活性は大きく変化する。

雨男の本領発揮でこの日もやや天気は下り坂。特に鳥海の山合いと言う事もあり、そんな時は特に不安定な天気になる。渓に着くと少し水が多い気がする。落ち着いているはずの雪代も出ている様な水色。水温が下がればフライへ反応するイワナのサイズは落ちてしまう。張り切って案内をしようとやってきた気持ちにちょっと水を差される様に感じた。

そうは言っても毎年一度は訪れたいこの渓を選んだのも、前日の作戦会議の縁。しかも先輩は純粋に嬉しそうな表情をしている。ウェーダーを履き、タックルをセットしてゆっくりと準備にかかる。ふと見ると林道脇には鮮やかな紫色のがく紫陽花が咲いていた。

渓に入るとウェーダーを通して水の冷たさが伝わってくる。ちょっと冷たいかなぁ、大丈夫かなぁ?と不安になる。そんな思いをかき消すように、上流側に入った先輩が幸先良く良型を掛けた。ちょっと大きそうなイワナがライトラインのロッドをギュンッと曲げて、深めのプールを走り回る。ロッドを振るのは久しぶりと言う彼のネットに9寸程のイワナが収まった。まさしく破顔一笑と言う笑顔がこぼれた。

内心ホットして、僕や同行のMさんもそれに続く様にイワナを掛ける。しばらくして流れが分流する辺りから雨の影響か、はたまた先行者なのか、あまりパッとしない時間が過ぎていく。いつものこの渓と違うことにMさんと首をかしげながらも、先へ進む。

『いいなぁ・・・気持ち良いよなぁ・・・』そんな事はおかまいなしに先輩が呟いている。釣果はそこそこだったが、たくさん釣ってもらいたい等と僕が思う以上に、先輩は純粋に今日の釣りを楽しんでいるんだなぁと気づいた。4時間程釣り上がっただろうか。ブナの立ち枯れが作る天然の小さなダムでライズを狙った。少し冷え込んだプールでは小さなイワナが渋いライズをしていたが、フックアップには至らずここで竿をたたんだ。

今日はこれでいいね・・・・と3人で顔を見合わせ、帰路に着いた。

昨年から今年にかけ忙しい仕事に押されて、中々釣りに行けなかったと話した先輩だったが、釣れる、釣れないと言う事の前に、釣りに行ける喜びという基本的なコトから、色んな環境があってもこうして予定を合わせて渓に立てれば良いねと言うコトまで、彼の笑顔やつぶやきはそんな事を伝えてくれたのかもしれなかった。

今度は先輩の案内で素敵な渓で釣りがしたーい!とリクエストしておこうかな・・・・

[ フィールドレポート ] 投稿者 daikyu : 07:14 | コメント (8)

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2006年10月27日

熊が出た!

このイラストはお洒落な友人が僕の姿をユーモラスに(というかそのままに)ブログで紹介してくれた時のものだ。近くにいるochiくんまでとっても上手に表現されている。あまりにも素敵なのでご了解を得て頂いたものだが、再度ここでご紹介するのには、ワケがある。今回のキャンプで実は夕刻熊に遭遇した。それも3頭連れだった。12回目の遭遇であるが、状況によっては笑えないコトになっていたかも・・・・

初日3時過ぎに大洗から駆けつけたshojiさんと合流し、時間も余り無い事なのでキャンプサイトの裏手の大場所で5時頃まで竿を出そうと5人ほどでテクテクと歩いて川へ向った。キャンプサイトから数分で大場所のあるポイントへ着き竿を出していた。

上流にあるL字型にぶっつけになる渕を探っていると25cmほどの小型のレインボーがすぐ釣れた。魚が浮いているのが見えたのでこれは良いのかなと思っていると、対岸の良い筋が気になった。その筋には対岸からの細い沢が入っておりその近くまで渡って、竿を振った。

あまり反応が無くもう一度手前のザラ瀬にもどり様子を見ようとした時、ゴボッと対岸の筋で音がした。『ライズかな?』と思っていると、また少し上流になにかが落ちてきて『ゴボッ』とあれれ・・・上から何か落ちてきてるなと崖の上を見上げると、真っ黒いフリースの様な物体が動いている。

『ああっ・・・熊だぁ!』下流側にいたshojiさんに叫び、リールにラインを巻き込みながら対岸を指差すと同じ位置にもう1頭、いや2頭が連なって歩いているのが見えた。ゆっくりとした足取りでこちらに気づいているのかいないのか・・・太い流れをはさんで対岸の崖上との距離は30mほど。

危険を感じる位置関係ではなかったが、彼ら3頭はそのまま対岸の沢筋にそって後姿をしっかり見せながら森の中へ消えていった。数分前まで僕が立っていた場所からわずか10数mのところだ・・・・その姿は脳裏に焼きついている。

今回は笛を持参していなかった。ウェーダーのバックルの位置に笛をいつも付けているのだが、履き替えた時につけるのを忘れていた。油断大敵という言葉の意味を改めて思い知らさされた出来事だった。まずめ時の沢筋は危険だと言われるがまさしくそうした場所だった。

今年は目撃例も全国各地で多く、街中での遭遇で事故に至ったケースもあると聞く。まずはこちらの存在を知らせてお互いに危ない場面を作らない様にするのがベターな方法のひとつと言われる。今回のケースは彼らのテリトリーで遊ばせてもらっている僕が礼節を欠いていた様にも思えた。

鈴は止まっていると鳴らないので、笛も持っていようねと仲間同士でいつも話している基本を忘れたコトが、ニアミスとなった気がした。幸いばったりと遭遇するようなコトにはならなかったが今後の入渓時には肝に銘じたいと改めて思った・・・・

暮れて行くキャンプサイトに戻り、そんな話しをしていると仙台の友人が『あーここ良く出るんすよね・・・でも大丈夫っすよ・・・』と話してくれた。熊も人間が怖いはずだから、お互いそういう気持ちで慌てないコトも大事かもしれない。

関東から同行した友人たちは『熊フェロモンで呼び寄せちゃったんでしょー!』と笑いのネタになりそうな気配だった。間違いなく過去の目撃時のメンバーに僕がいることが多い。『お父さんごはんだよぉー!って3頭で呼びに来たんじゃないの・・・』なるほど、座布団2枚!

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2006年09月29日

きのこ&FF企画in開田高原 FF編

楽しい宴会の翌日、ゆっくりときのこご飯ときのこの味噌汁の朝ごはんのあと、思い思いのポイントに車を走らせた。秋晴れの太陽が、ジンクリアウォーターの流れる渓を更に輝かせた。

1000mを越える高原には至る所に伏流水からなる小さな沢が流れている。村内を縫って流れるその沢は民家の軒先を流れ、青菜を洗ったり、農機具をすすいだりと生活の密着している。岐阜の郡上八幡も街中に水路が流れ生活と水が密着しているが、ここ開田高原でも村人たちの生活に潤いを与えている。

水質のよさはピカイチで、バイカモもびっしりと生えている。安定した水温の沢が流入する事で、水生昆虫の育成と魚のコンディションは推して知るべしとなる。
ゆったりと必要以上に自己主張する事なく淡々と流れている。

釣りの手を休めて、小さな橋からそっと覗いてみると、少し色づいたタナビラがバイカモのそばでユラユラと定位していた。村内の国道を挟んでるが幸いな事に本流筋からも差して来られる環境になっていて、パートナーとの出会いをして砂礫の湧水の産卵床で子孫を残すことになるはずだ。

こうした魚が育つ環境を流入する沢なども含めて観察出来るFF向きの渓は全国広しと言えど、中々無いと思う。東北から中部まで色んな渓を見たが、貴重な自然の学びの場と言えるのではないだろうか。

僕は山釣旅人さんグループや、西洋毛鉤さんpara-miyukiさんグループと入れ替わって秋の高原を歩く。今日は大きさや数に拘らず仲間みんなとシーズン最終日を楽しく過ごそうと思った。今シーズン全体のFFのクールダウンの様な感じだった。

ライズさんは昨日イブニングにご案内した渓が気になるらしくそちらへ。shikadaさんご夫妻は1時間ほど竿を出して早上がり。それぞれがそれぞれのペースで楽しむ、おとなの釣りな感じも良い。

とのんびりと終わる様にも見えた最終日だったが、そこは天涯の釣り人の性。皆さんと川でそれぞれ別れて、イブニングライズまで竿を出していたのは僕とkeiちゃんの2人だった。大人になりきれない僕に、夕刻のひととき葦際から挨拶してくれたのは、イワナでなくタナビラだった。

涼しいと言うよりは寒いと言った方が良いほどの高原の夕暮れの中竿をたたみながら、来年5月の山菜企画の頃は、サイズアップしたタナビラがもっとたくさんの仲間の笑顔をもたらしてくれるハズと思った。


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2006年09月20日

葦際のダイニングルーム

秋田最終釣行となる計画は、栃木組と東京組の2台で合流する形で東北道を北上することになった。片道600km、6人2台の釣り中心のキャンプツアーの始まりだ。下り坂へ向う天気と秋へと気配を増す状況から、ヤマメを意識した川の選択をした。

変化の乏しい瀬の続くこの渓は一見、秋田まで来てここ?と思ってしまうのだが、そのポテンシャルは過去の釣行から紐解いても僕の中でのかなり上位にランクされる名渓だ。葦際を丁寧に探るのは集中力と技術も必要だが、遡行のし易さから長旅の疲れの調整にも向いている。

田園風景の中を縫う様に流れる渓。くるぶし程の深さでも流れの筋さえあれば、魚が着いている。日中は葦際数センチのドリフトが、捕食スイッチを押すカギになる。この葦際のダイニングルームこそが、彼らと僕たちの接点だ。

この数センチのアプローチがゲーム性を高め、してやったりと言う感覚をもたらしてくれる。イブニングになれば大胆にこの葦際から抜け出してヒラキで捕食をするのだが、秋が深まりハッチが日中に移行する事を期待しての、入渓だ。

丁寧にフライをトレースしていると、モコッとフライは消し込まれた。ポンッと竿を立てると浅瀬を猛スピードで走った。今日イチサイズのようだ。ネットインしたのは凛としたヒレと盛り上がった上半身が素晴らしいイワナだった。

全体に変化が少ない渓相だけに、意外なサイズが潜んでいるアンバランスさがこの渓の魅力だ。控えめな白点と、黄土色に近い体色が印象的。緩めの流れでたっぷり栄養を取って育った里川育ちだ。コカゲとガガンボのスローなハッチに、せり出した葦際からつい上ずってしまったという感じだった。

今度は来シーズンの予備軍サイズが飛び出した。来年の7月頃にはバッドからロッドを絞るようなサイズに育って、また僕たちをキリキリ舞いさせてくれるだろう。頬に紅を染めたような紅色が側線際に続く綺麗なヤマメだ。

雨が殆どないせいで、水量は少ないが水の冷たさと魚の活性、何より紅葉の様に染まったヤマメの体色が秋の深まりを感じさせてくれた。

合流したterryさん、ochくん組がピースマークを作っている。泣き尺サイズのヤマメに恵まれたようだ。今日のキャンプは彼のギャグに磨きが掛かって、楽しい宴になるに違いない。

着替えを温泉でする事にして、サイトからほど近くお湯の熱さが半端じゃない250円の日帰り温泉に向う。僕の中の釣れる条件のひとつ、『日帰り入浴の料金が500円以下である事』の条件通りのこの温泉は、ひなびた共同浴場。風呂に浸かった瞬間のアーッというオヤジ独特のうめき声が漏れた。

葦際に戻った魚も今頃同じ様にアーって言ってるかもしれないね・・・・

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2006年09月10日

キャンプの朝

楽しい釣りの後は温泉に浸かって、近くのサイトでキャンプをした。東京から買い出した食材を炭火で炙り、初秋の夜長を楽しんだ。買出しで気になった釧路産刺身用秋刀魚一匹90円は炭火の上で塩焼きとなって4人の胃袋に納まった。サイトにあった広葉樹はランタンスタンドとウェーダーを干すのにちょうど良い高さと枝の張り具合だった。翌朝はモソモソと6時30分頃には皆起きだした・・・・

今日は昨日の渓の竿を出していない区間をやって、4時頃から十和田ICから至近の気になる渓をやる予定だった。起きがけの重い頭と身体をゆっくり起こしてキャンプ道具を片付ける。昨日の夜もすっかり飲んでしまって、Mさんも僕も酒が少し残っている様ですねと笑った。何となくボーッとしていたが、樹に掛けていたウエーダーを履くといつもの事だが臨戦態勢になった。

2人づつに分かれて入ることを確認して、再度昨日の渓に向かう。norizouさんとisoくんのコンビに入る場所を決めてもらい、僕達は下流部に狙いを定めてやはり小さな沢沿いに入ることにした。なんだか天気が良くない。霧雨交じりの中を2時30分に林道に上がって拾ってもらう約束で入る。

入渓してすぐ良い深瀬がある。左岸側に良い底石が並んでいて魚の気配がするポイントだ。Mさんの見ている前で尺クラスのイワナがガボッと出る。ヒョイッと竿を立てるがスッポ抜け・・・クーッ良いサイズだったのに。ま最初だからいいかっと気を取り直すも、実はこの日の最大が最初のポイントと言う感じになってしまった。

その後突然強くなった雨足のせいなのか、300m近い区間が全くの無反応だった。天気が回復してようやく日差しがでてセミの鳴き声も戻った位の時間からボツボツと反応が出始めた。左岸側から沢が流入している下流側にある良いプールに出た。

ここで交替しながら6匹のイワナを掛けた。この上流からはにわかに反応が戻り、Mさんには泣き尺も出るほどだった。相変わらず日中は秋と言うよりも、真夏の太陽が照りつける状況では、日陰に分があり、時間の経過とともに水が温く感じられ、日陰と水通しのよさがキーになって行くばかりだった。

待ち合わせより早く現れた二人は先行者に悩まされた様子で、川を変えたいという感じの様子だった。眠くなるペースの地元車を適当にかわしながら、十和田ICそばの渓に戻ったのは4時を回った辺りであった。イブニングを楽しんで帰途につければ最高だ。約束の時間までのひとときを思い思いの場所へ分かれて、涼しげな川原へ向かった。

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2006年09月08日

楽しいーっ!

眠れない出発前夜、想像を巡らすタイイング、ひた走るハイウェイ、天然の森、豊かな水、釣り上がりのワクワク感、記録に残る一匹、記憶に残る一匹、旅で出会う人、地域の名産品、仲間との会話、夜の宴、後ろ髪を惹かれるような帰途・・・・釣りに求める楽しさは様々。反省はしないが、後悔する性格上周辺を楽しめる事抜きには釣りを語れない。

オヤジ化の波が来ているせいか、ここのところ特に釣りの周辺に拘る様になって来た。もちろん釣りそのものも覚めやらぬ熱の上がり具合はそのままなのだが、釣れても釣れなくても楽しく終わりたいと先に保険をかけている様なところもあるかもしれない。

釣れないと寂しいのは釣りに対してであって、その後は楽しく過ごせれば翌日の釣りにも後を引かないかもしれない・・・と思いたいが、人間の出来ていない僕はよい魚をバラしたり、合わせ切れした日の夜などは、ニコニコしていながらふとした瞬間にその映像を思い出してクヨクヨしている。

そんな時、釣りの調子が良いMさんが熊も驚くような声で『楽しいーっ!』と叫んだ。僕も何匹かを掛け、同じように叫んだ。腹の底から声を出す事は大切だと感じる瞬間だ。叫んだ後は森のフィトンチッドが更に身体に浸透していく様に感じる。

この日のMさんは絶好調だった。カメラを構えていると良い魚を掛けた様で、離れた位置からでもロッドが弓なりになるのが見えた。水面に見えた魚はかなり大きい。緊張と歓喜の入り混じった独特の瞬間・・・何度見てもうれしい。

先に行くに従い細くなっているリーダーの様に、この出会いのために魚も僕達も運命的に細い糸を辿ってピンポイントで巡り合っている。そんな出会いだからこそ大切にして行きたい。

ランディングしたイワナは優に尺を超えて、本日仲良く2匹づつの尺となる一匹だった。笑顔が満足度合いを表しているとするなら、今日イチの笑顔だった。ネットに曲がったイワナの重さが伝わるようで更にうれしさが増幅する。いやー今日は出来すぎですよMさん!こんな日があるとヤな事も吹っ飛んじゃいますよね・・・・

僕も7寸のイワナをランディングして、色んな角度から眺めていたらより一層愛おしくなった。このイワナ達が元気に泳いでいる渓がいつまでもある事で、僕達も元気に生きていける。自然の与えてくれる力に感謝するという事はそういう事なのかも知れない。

顔を上げるとMさんの竿がまた曲がっている。笑っている顔が遠目にも分った。イワナちゃんこれからも僕達をよろしくお願いいたします。

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2006年09月06日

秋田の森で初体験

未明の東京を出て6時間、いよいよ林道から渓へのアプローチ。しばらく上流を目指すと、林道と渓がかなり離れる。数本しかない沢を降りて入った初めてのポイント。見るからに素敵な渓が豊かな森に包まれて流れている。このワクワク感はうまく言葉で表せない・・・・写真追加しました。

最初のポイントでいきなりMさんが32cmの野生を掛ける。ヒレが大きく、頭もデカイ。思わず笑みがこぼれる。沢をつたい苦労して下りて来た甲斐があった。交替した僕も気合が入る。

水の緑が美しく映るプールにフライを乗せる。反応がなく、どうしようかと思い、奥側の垂れた枝の前に続く筋沿いをトレースしてみると、ゆっくりと浮上したイワナがスポッとフライを飲み込んだ。

こちらはちょっと痩せていたがやはりワイルドな31cm。2本連続の尺イワナに2人ともゴキゲンである。さらに交替したMさんにも出たが乗らず、もう1つ上のポイントへ。広葉樹で出来た日陰の深瀬のヒラキは逆光気味になっている。ブラ下がり系のテレストリアルの12番が逆光の部分に差し掛かかると、ゴボッと言う水飛沫と共に消えた。同時に立てたロッドに強烈な引きが伝わってきた。

見えない魚は上流に向って差し返すほどの強さ。2番ロッドをためながら寄せてくると、オッというサイズ。今度はコンディション抜群の30cmだった。秋の気配がせまる時期、イワナの活性はすこぶる良かった。日中の日の高い中で気持ちの良いFFが出来るのはやっぱりいい。汗をかくことが気持ちよい位だった。


『3連続ホームランみたいな感じですね!』と言うと、上流でロッドを曲げたMさんが7寸級を掛け『センター前ヒットだったよぉ!』とおどけた。その後は9寸のいかついイワナも混じる。目と口が凄く大きい。他の魚よりも多くの餌を捕食出来るからなのか、スレと見紛う程のひと際強烈なファイトだった。

長年渓に来ているが二人で3連続の尺なんて言う事は初めてじゃないの?とMさんと笑って話した。今日は緑の森に笑い声が似合う日になりそうだ。渓を抜ける風が最高に気持ちよかった。

魚無連絡です!秋のきのこ企画BBSに改めてエントリーしました。連絡事項はこちらに追記していきますので参加者の皆さんはこちらをご覧下さい。ほぼ定員になりました。

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2006年08月28日

シャクちゃんムレムレ・・・

盛夏のFFは、3日目に入りようやく本来の東北らしいものとなった。プールで尺イワナを釣り、再度フライをスケーティングさせるとスイッチが入った様に捕食した。これも31cmと計った様に同じサイズだった。同級生で夏休みの朝イチのクワガタ採りよろしくテレストリアルでも探していたんだろうか。上流のyamaちゃんに声を掛けると、シェードの下の渋いライズを狙っていた。さらに上流で声がする・・・

魚無連絡です。ABUさんのブログとリンクしました。オヤジの魅力とくとご覧下さい。いいっすよ・・・

ochiくんにおそらく良いサイズが出たのだろうか。まさか四足の黒い毛むくじゃらの方じゃないよな・・・リールにラインを巻き取りながら合流すると、ニンマリしている。34cmを採っての嬉しい歓声だったようだ。
オッチーやるじゃん!

先行した僕は、川を下りyamaちゃんが37cmと気を吐く今釣行イチのサイズを掛けたことを聞く。yamaちゃん大物神話は健在だった。ochiくんも尺を追加したとニンマリしている。3人で5本の尺上混じりの釣果は盛夏の渇水と、ここまで二日間の状況から考えてもかなり満足出来るものだった。

先行者が下ってきた。僕達のやった区間は飛ばして、さらに上流に入ったそうだ。ついている時はこんなものかもしれない。ゆっくり彼らが下るのを見届けて、沢筋の日陰で涼を取りながら、デジカメ写真を見せ合う。背中の昼食も出しそびれていたので、温くなったお茶を沢の水に浸して冷やす。

気化熱の仕組みに期待して、首に巻いたタオル、キャップ、シャツまでも沢水に浸した。うーん極楽極楽。
下っていった釣り人と時間を空けて今度は釣り下ると、いくつかの大型のイワナがヒラキに定位しているポイントに出た。

ここで背後にいたyamaちゃんが突然、『シャクちゃんムレムレだね!』と小声ながら高いテンションでつぶやいた。一呼吸おいてツボにはまる様な笑いが込み上げて来た。ある女性タレントの顔を思い浮かべたら、2人も同じだった。

このフレーズを口ずさみながら、冷房の効いた涼しいスタジオで水着のシャクちゃんを撮影しているyamaちゃんの映像が浮かんでは消えと不思議な感覚になった。オヤジギャグと釣りのセンスは共通していると、ある意味確信をもったのだった・・・・

ここで今釣行の登場人物を整理しておきましょう。かれこれ10年近いお付き合いになるyamaちゃん。仲間内では大物キラーとして名を馳せるが、ここ最近ではオヤジギャグにも磨きがかかる。東北の渓をあちこち回っているクレージーFFマン。同じ歳だが兄貴のような懐の深さを感じるひと。バックは初日のへつりをした岩場から下流を見た写真です。お疲れ様でした!

そしてブログ仲間でもちょっとアイドルみたいになっているochiくん。ボソッ話すセリフが面白い、ナイスガイ!年上に可愛がられるキャラは得するよ!釣りのレベルも相当高いから、パイロットフライとしても高性能。何にも気にしなくて今のままで行こう!


世の中ではハンカチ王子がもてはやされてますが、3人のテヌグイ親父の東北行脚はアブのテンションを超えるオヤジギャグとFFパワーで無事幕を閉じました。これからもよろしくねー

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2006年08月26日

ようやく会えました

夏休みのキャンプ場の喧騒を抜け、林道を走り、東北釣行最終日の今日は上流目指して歩く。案外歩くのは好きだ。天気は今日もピーカン!なのだが、目指す上流部の空は雲に覆われている。雨男2人の虫がこんなところで騒ぎ出したのか・・・・

渓で竿を出す頃には霧雨が降ってきた。しかしここの所の日照り続きには返って良いのかもしれない。しばらくして、yamaちゃんが良型をバラした。魚が上ずっていることが分り期待して上流へ。プールでは、早速ochiくんがイワナを見つけケースドカディスの落とし込みで巧みに掛けた。泣き尺の豊満な魚体だ。

ひとまたぎ程に細く分かれたプールの流れ込みで水面直下にサスペンドしているイワナを見つけた。かなり近い距離まで来て気がついたので、ヘタに動けない。ロッドティップからラインを少しだけ出して、目の前にフライを落とすと、一瞬ためらった様にも見えたが、ススッと浮いて食った。が寄せている間にバレてしまった。尺近いサイズだった。あーっ・・・でも活性は高そうだ。

2人は釣り上がり始めたが、僕はプールで少し粘る事に。コースを読みながらテレストリアルをテンポ良く打ち込むと、ゆっくりと泳いでいたイワナがキュキュキュッと鋭い動きから水面に近づいた。直前でUターン。フライが水面ごとユラユラと揺れる位の寸止めだった。上下に動くフライの動きと心臓の鼓動がシンクロしている。

フライをCDCフライの16番に変えて、キャストしたフライをススッと動かし、注意を引く作戦に変更して見るとすぐ反応があった。スピードを変えたイワナはフライをゴボッと飲み込んだ。バッドに重量感のあるノッキングが伝わる。

ユスリカ、ケースドカディスに始まり、カゲロウ、テレストリアルと水面、水中を問わずかなりの量の餌が供給されているはずのプールでのびのびと育った31cm。ようやく今釣行で尺イワナに会えた。白と朱の斑点のグラデーションが美しい。

霧雨の空模様と魚の活性がマッチして、良い状況のようだ・・・・

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2006年08月25日

日陰を求めて

灼熱の太陽がジリジリと照りつける。朝イチ起き出して入った渓は早朝にも関わらずアブの巣窟だった。苦労して移動した渓は涼しく、アブはいなかったが魚もいなかった。魚に遭いたいと南下した。アブはいない。渇水だとは思って来たが、想像よりも水は少ない・・・

日陰や水通しの良い場所を中心に釣り上がると、入ってすぐ、yamaちゃんに良型のイワナが飛び出した。今日初めての魚らしい魚だったが、続いてochiくんも流れのヒラキで中々のサイズを出した。おっ移動は正解かな?1時間ほど走った山の裏側だったが上々の滑り出しだ。

交替して上がったところで、yamaちゃんが緩いプールの岩陰にフライを落とし、大型を誘い出したがすっぽ抜け、天を仰いだ。やはり日陰だった。日陰を見逃さない様に・・・その後は小さなポイントでも日陰にはそこそこのサイズが入っていた。

川がカーブしている長めの岩盤のプールの流心に泡のラインが出来ている。大きなカーブ全体が日陰のポイントだ。14番のテレストリアルをストンと落とすと、ユラッと水面に良いサイズが浮いてフライを吸い込んだ。『バシッ』と言う悲鳴のような音と共にラインが跳ね上がった・・・・合わせ切れ。ヘナヘナと力が抜けるようだった。

大岩の影から出たイワナをネットに入れると、夏の日差しに当たった魚体が黄金色に見えた。特に胸ヒレは金をあしらったセルロイドの細工の様にも見えた。夏の太陽がなければこうまで色濃く見えなかっただろうと、しばらく魚体に見とれる。

リリースしようと手を添えると、入渓時点より水がかなり温くなっているのが分った。水温の上昇と共に徐々に魚反応が渋くなっているのが分った。大場所のここぞというポイントでは、良いサイズの反応があるのだが抜けたり、振り返ったりと魚との対面まで至らない。


歌舞伎のくまどりの様にも、マジンガーZの様にも見える、ストーンの大きなシャックが岩にへばり付いている。この抜け殻のように魚のやる気と釣り人のやる気もスッと抜けてしまいそうな感じだった。

堰堤の下にようやく辿りついたところで、yamaちゃんは昼寝タイム、堰堤下でも魚に遊ばれた僕とochiくんはゆっくりとyamaちゃんを起こして林道を車まで戻った。

林道にあがるとひとり元気が良かったのはアブだった。忘れた頃にすごい勢いを増してきた。明日に備えて今日は飲んじゃおかっ!と言い訳が出来た僕達はアブ以上の活性を目ざしたが、いつもの静かなキャンプ場は夏休みの混雑。夜中のスイカ割りの群れが、林道のアブの群れの様に見えたのは僕達だけだろうか・・・・

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2006年08月18日

森からの贈り物

梅雨の名残の雨があがり、東北にも本格的な夏が来たことを知らせる空。夏は沢のイワナ釣りを開放的な気分でしたい。そんな天気に恵まれた釣りも残すところ半日足らず。6月末には大きな雪渓が連続して驚いた場所にさしかかる。

さすがに雪渓は消えていたが、その跡にウルイが生えているのをshikadaさんが目ざとく見つけた。昨年秋に舞茸取りのおじさんに会ったのもこの上流だった。森が豊かな証拠だろう。

川原がありゆったりとした渓相から、切り立った岩盤とV字の峡谷の中を流れる本格的な流れに変わった。前回は水量が多く、高巻きを余技なくされたポイントだったが今回はそこまでのコトではなかった。


落ち込みとヒラキが連続するポイント。shikadaさんが流れ出しから攻める。良いサイズが反応して、すぐさまロッドが曲がった。元気の良い水飛沫が水面に上がる。オレンジのラインが魚と繋がっているコトを誇示するように、ヒラキの流れを動く。

流れに乗って下流へと誘導するがかなりの元気モノのようで、姿が見えない。今日イチのサイズであろうことは予測出来た。カメラを構えていたので、何回もシャッターを切った。森の深さと渓の色がめに映る。


もうちょっとで詰められそう・・・結構この位が緊張と安堵の境目になっていてワクワク、ドキドキだ。背中のネットに手を回すこの動作も釣りの作法の中のコト。
もどかしく背中に手を回すあの感覚も好きだ。もうすぐ・・・

しっかりネットインしてホッとした表情のshikadaさん。サイズは9寸のナイスなイワナ。この渓独特の保護色の色濃く出たイワナだった。

両岸が岩盤の深いプール。ここは高巻きが必要な場所だ。最奥の巻きに送り込んだフライがスッと消えた。右手が反射的に立つと、ググンッと魚の反応が伝わってきた。渡渉が難しい程の深いプールの底を走る。8寸サイズの、コンディションの良いイワナだった。ネットインして僕もホッと一息ついた。

ネットに横たえて写真を撮ろうと思ったその時だった。前回は東京に戻り写真を整理していて気づいた映り込みと同じだった。逆行気味の水面に森と青空が映っていた。ハッとしてしまうような光景だった。

峡谷の中の太古の森が、夏の太陽を背にくれた贈り物だと思った。森と水と太陽と青空、そんなたくさんの恩恵を受けたイワナを通じて、感性が動かされる。出会いは一瞬だ。ただその瞬間はそんな事すら意識しない日々の長い積み重ねの中でもたらされている。

イワナがそんなことを語っているように見えるのは、自分にまだまだ足らないことが多いからだろうか・・・・

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2006年08月12日

おてんとさまVS雨男×2人

40オヤジの2人は前日に思う存分釣りをして、温泉から林道をしばらく上がったブナも森で幕営した。翌朝目覚めると昨日の天気と打って変わっての晴天。朝から木漏れ日が眩しい。この梅雨明けを思わせる陽気ならば、今日は沢のイワナ釣りに分がありそうだ。shikadaさんこだわりのホットサンドメーカーで作った昼食のサンドイッチをベストに背に入れ、いざ出陣!

キャンプサイトから20分も走ると目的の渓に着いた。水は少し少なめに感じるが、誰も入っていない様だ。交互に釣り上がると、shikadaさんが8寸超のブリッとしたイワナを流心から掛けた。いい感じだ。交替した僕も藪フェチな攻めで、7寸を釣りお互いニッコリ。今日は中々の釣りが出来そうだ。

うっすら茶色の水色にshikadaさんが木の成分のタンニンが染み出しているのではと話した。アマゾンなどの川の色に見られるものだ。まさしく木の成分が水に溶け込み、魚を育んでいるとすればそれも頷ける話だ。しばらく釣り上がって来たので日陰でランチにする。

shikadaシェフ特性のホットサンドが美味しい。1つはベーコンエッグが入り、もう1つは懐かしいイシイのチキンハンバーグが丸ごと1つ・・・この際カロリーの計算は別にして、川で食べると更に美味しさが増す。ここに昨日のつまみのあまりのビーフジャーキーを入れておいたら、シットリとしてこれもイケた。お腹もいっぱいになって、後半戦へと入った。


雰囲気のあるプールと瀬が交互に現れる。こんなヒラキが手前からある場所はそーっとアプローチして、対岸のブッシュ際を丁寧に探りたい。逆ハンドの緩いループを岸際に・・・・ゴボッと出たがすっぽ抜けてしまった。溜息ともうめき声ともつかない声が思わず上がってしまう。photo by shikada


後ろを振り返ると苦笑いするshikadaさんも、フライに出たシーンを見ていたようだ。やっちゃいました・・・
こんな時はロッドをゆっくりと振りながら呼吸を整える位ちょうど良いんでしょうけど、僕は狭いループで更に早いキャストになってしまう。

大きなプールの巻きで、shikadaさんに今日イチと思われるサイズがフライに出た・・・が痛恨の合わせ切れ!かーっ!!もう自分の事のように悔しい。ピックアップしようとしたフライを追い食いしたイワナは水面上でガバガバッと水飛沫を上げて、プールの底へ去っていった。

代わった僕に待望の8寸が出る。交替したポイントでお互いに1匹づつ掛ける。このポイントはあまり捉えどころのない深瀬だったが、反応しただけで4匹のイワナが着いていて驚いた。

蜘蛛の巣がかなりしっかり張っている。ティペットに絡みつくと、音もなく切れてしまう位厄介なのだが、これは人の入っていない証拠。このブッシュの間を抜けると、本格的な渓相が待っている。

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2006年08月09日

あんた好きだねぇ

突然強くなった雨足に、元々予定していた渓への移動時間が出来た。今日はキャンプの予定だが40オヤジ2人だから、どうにでもなるだろうと楽観していた。川のほとりに立ったのは4時を回る頃だった。

小さな峠道を越えただけだったが、秋田のおてんと様は、雨を小休止させイワナの谷から撤収した僕達に、開けた里川のヤマメと遊ぶ時間をプレゼントしてくれた。びっしょりと重くなったレインギアを脱いで、シャツを着替える。

おそらく先ほどのイワナの谷での降雨の時はこっちも降っていたに違いなく、少々薄濁りが入っている。
14番のハンピーを結び、軽快に釣り上がる。川原のあるポイントで少し上流側に回る事に。ほぼ直角に曲がる、魚の気配のするプールの浅めの流れ込みに狙いをつける。

小さく吸い込む様なフォームでフライを消し込んだのは、体高の素晴らしい8寸超の本流山女だった。そのサイズだが、指が回らないほどの豊満ぶりだ。追いついたshikadaさんに先行してもらい、山女らしい早い流心に着いてる様だとはなし、夕暮れの迫る川を交替に釣り上がった。

農道にあがり車に着く頃にはとっぷりと日が暮れていたが、夜はまだ長い。来た道を戻るか、もうひとつ峠を越えるか同じ様な距離にある温泉のどちらに行くか迷う。ふとあの人懐こい顔が目に浮かんだ。

すっかり常連となった日帰り温泉の受付で350円を支払うと、『おばちゃん・・・またシャンプー忘れちゃったよ』とまるで銭湯にでも来た様な声をかける。にっこりと笑いながら『あんた好きだねぇ、また釣りに来たの?』と声を掛けられ

た。『おばちゃんの顔が見たくてまた来ちゃったよ!』更にうれしそうな顔をしたおばちゃんを見て、こういう切り替えしは間髪おかないのが肝だと妙に納得してしまった。

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2006年08月07日

行くべきか行かざるべきか・・・・

エグレのスポットで出た尺イワナ。俄然2人のやる気に火が着いた。釣り上るとプールの開きには良いサイズが出ている。それも2、3匹が15cm程の浅瀬に出ていてこちらに気づくとスーッと走る。そーっとポイントに近づくが結構走られてしまう。

雨は小康状態であるが、少し空が暗い感じはする。ただなま暖かいほどの温度が、魚の活性を上げる雨になっているようだ。相変わらず魚影は濃く、今シーズン一番の活性を感じさせるほどになった。大きな巻きに倒木がいくつか立つ独特のポイント、ゆっくり下流側からフライを送り込んでやると、もうこれ以上流せないと言うほどラインが伸びきった所で、ゴボッと出た。

ギラギラッと水中で鈍い光を放った魚はすぐ、針から逃れた。おそらく9寸は越えていたと思う。でも何だか余裕がありまた行けるだろうと、気を取り直す。


何日か前に降った雨の影響で増えていた水位が下がりかけた状況だった事も幸いしたのだと思う。shikadaさんが広めのプールを下から探っていくと、大きな虫を捕食したかなり派手なライズに遭遇した。

フライを落とすと少し下流で8寸のイワナが元気良く出た。そして再びキャストすると最初のライズポイントからは明らかにそいつよりデカいイワナがフライを襲ったがフッキングには至らなかった。


しばらくすると空が重い雲に覆われ、雨足が強くなった。浅く流れの速いプールでゆっくりとフライに反応したのが、この尺イワナだった。白い川底をコピーしたような美しい魚体。photo by shikada

計測しなかった理由は、釣りを継続するにはちょっとヤバそうな雨の量になってきたからだった。勇気ある撤退・・・大げさに言うとそうかもしれないが、大げさな事にならない為には大切な判断だとも思った。shikadaさんと少し足早に車を停めた林道までの道を戻った。こういう場合は一刻も早く安全を確保することが大事だ。

魚の活性はおそらく今シーズン一番だったが、大人としての判断の早さもおそらく一番だった様に思う。
しかし後ろ髪は間違いなく1kmは伸びていたんではないだろうか。これもshikadaないことか(笑)

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2006年08月03日

鏡の中のじぶん

東北の釣りから戻る高速のトイレで、雨宿りしているアマガエルを見つけました。鏡に映った自分にどんな事をおもうのでしょう?『他人は自分の映し鏡』と申しますが、蛙と犬の場合は真面目な顔をすればするほどこちらはおかしくなってしまいます。

そんな蛙には特別な思いがあります。小学生の頃は同級生の女の子の家の田んぼで泥んこになってアカガエルを捕まえては、田んぼには縁のなかった家の前の漬物樽に入れて飼い悦に入っておりました。木の蓋をかいくぐって逃げるカエルが増え、いない筈の家の周りの草むらから、夜になるとゲコゲコとカエルの合唱が聞こえる始末でした。

ある日泥んこのまま、土間のあるその娘の家に上げてもらいました。お腹が空いた僕に彼女が作ってくれたのが、『砂糖多目の焦げた卵焼き』でした。妙に美味しくてその黒いコゲと、泥の匂い、田んぼの脇の石垣に間に手を入れて捕まえたアカガエルの『グチョッ』とした感覚が昨日の様に思い出されます。

真っ暗になるまで蛙取りをしていると、親父が方向指示器のついた兄のツンツン、ツノダの自転車に乗って来て『おーい大久!カエルぞ』と迎えに来てました。これ元祖オヤジギャグですね!

今考ガエルと(これは平成風オヤジギャグです)彼女のことが好きだったのに、言えなくて『蛙取りに行っていい?』と言い訳をしては通っていたんですね。彼女と同じくらい蛙も好きだったと言うと、何かヘンですが甲乙つけ難かった様に思います。

飽きる事無く毎日の様に蛙取りをしていましたが、彼女には告白出来ず、蛙取りも彼女もいつの間にか熱が冷めていました。それに代わって始めた魚取りの熱は未だに冷める事無く、アツくなる一方です。

この鏡を見ている蛙を見ていたら、『私蛙ににてるぅ?』と彼女が覗き込んでいる見たいに見えてきました。そういえば少し似てたかなぁ。

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2006年07月29日

マタギの里へ

峠道を越えるとマタギの里に入った。ご主人がマタギである旅館で予約を済ませ、残り2時間余りのFF。今にも泣き出しそうな空だった。深い谷に覆われた深めのプールの流れ込みにある、一抱えほどの巻きに入って彼は待っていた・・・・

32cm、マタギの隠し沢と言うのがあると言う事を聞いたことがあったが、雰囲気はマタギの隠しイワナという風情だった。いかつい顔は一見ワニのようにも見えた。そんな末裔のイワナがフライを咥えたのかも知れない・・・・

これは阿仁の道の駅にあった、カケルくんというマタギのキャラクター。矢口高雄さんの作品だ。そういえば前日まで滞在していた湯沢の隣町増田町は矢口さんの故郷。小町山女とマタギ岩魚、一見関連が無いようだが秋田出身の矢口さんが繋いでくれたご縁の様にも思えた。

釣りキチ三平を地で行く様な少年時代をすごした自分には、ベストの胸に着けた一平じいちゃんとゆりっぺが心なしか笑っているように見えた。明日は気持ちの良いぶなの森でキャンプの予定だ。

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2006年07月28日

魚が湧く日

山間から夏の日差しが差し込んだ。梅雨の晴れ間は魚の活性が上がり、湧くと表現されるような状態になることがある。この日の天気はまさにそれを予感させるものだった。宿を出て、渓に向かう僕達の活性もかなり上がっていった。

しかし、そこそこイワナは遊んでくれる感じだったが、思っているようなサイズには届かない。ロールキャストのラインの様に気持ちだけが空回りする。一緒に渓に入ったBzヘッド先輩も『何でだべ?』と首をかしげる。syatyouさんも同じく苦笑いと言う感じだ。

『期待ははずれる、予感はあたる』と言うコトバが頭をよぎる。こういう時岩に腰掛けて一服なんて人もいるんだろうが、タバコを吸わない僕は、ふーっと大きく息をついた。すると気持ちの良い森の空気が体の中に入ってきた。

気を取り直してフライを流れに浮かべるが、ここぞと言うポイントを何事もなく通り過ぎるそれを見て、独り言が多くなった。そんな事が何度か続くとさすがに集中力が持たなくなる。何度か林道に上がり、また渓にと言う繰り返しのあとは、谷を変えても見たが何故か良い反応には恵まれなかった。

『まこういう日もありますよねっ!』と自分に言い聞かせるのが殆どと思われる言葉を発して区切りをつけた。早めの反省会はそれはそれでまた楽しいもので、昼のことなど忘れて盛り上った。

翌日は崩れそうな天気を見越して北上することに。Bzヘッド先輩のお店で田沢湖への裏道を聞き、整備された農道を飛ばしていく。途中2時間ほど寄り道した渓も増水と小雨交じりの強風で振るわなかった。

この天気だと沢の渓魚の活性は中々上がらない。そこで移動の途中にある開けた里川で一時間だけ竿を出した。ブリッとした20cm弱の山女が2匹相手をしてくれた。んー今ひとつ・・・・

さぁ時間がない・・・急いで車に乗り込み峠を抜けて、マタギの里を目指した。


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2006年07月26日

小町ふたたび・・・・・

林道脇に今回同行の森とさかなのHPのsyatyouさんのキャンピングカーを停めて準備をする。後部座席のベッドルームで仮眠をさせてもらい、高速を降りたところで交代。小一時間ほどの運転で渓につき朝から竿を出す事が出来た。心配した雨は持ちそうな感じだ。朝ご飯を川原でほおばり、syatyouさんとカメラマンのSさんとマイナスイオンの渓へおりた・・・・

それは突然やってきた。堰堤下の巻きで出遭った小町山女。泣き尺と言うより、うれし泣き尺と言う感じだった。何故ならば前回この渓でフライをかすめて行った山女の映像がどうしても離れなかったからだ。宿に戻っても、帰りの車のハンドルを握っても、そして東京に戻っても・・・・

そんな時間と距離と想いが実った感じ。尾鰭の赤、尻鰭の白、胸鰭の山吹のバランスが美しかった。リリースした山女が流れに消えて行くのを見ていたら、脳裏に流れていた映像の中の山女だけがゆっくり消えて、流れる渓だけが残った。不思議な感覚だった。

幸先良いスタートに気を良くして、釣り上がったが、その後はあまりぱっとせず、もう一方の谷へ。しかしこちらも思わしくなく林道に上がった。

林道わきの緑の草むらにひと際彩りある、むらさきを見つけた。紫陽花は梅雨のしっとりした空気にあって映える花だ。カメラをベストの背中から取り出して、しばし撮影タイム。今日は最初の一匹のおかげで、花や森を見る余裕が随分ある。

夕方から秋田の友人のBzヘッド先輩のお店にお伺いすると、湯沢市のおまつりで並べるきれいな飾りが置いてあった。時代は違うかもしれないが、秋田小町はこういう感じだったんだろうと勝手に想像をして、美味しい料理に舌鼓を打った。

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2006年07月11日

秋田小町ヤマメ

秋田小町の発祥の地として知られる場所。美人で有名だった小町を彷彿させるような魚体。梅雨の晴れ間に最高のプレゼント・・・・詳細は後ほど

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2006年06月07日

カーティスクリークにて

地元の高原を流れるお気に入りの渓。僕のカーティスクリーク。ヤマトイワナとアマゴの楽園で、FR誌の取材を行いました。段差がなくフライフィッシングのテクニカルな部分も楽しめる場所。今回のお題は『釣り上がりのテクニック』 

湧水も入るこの渓は水生昆虫も豊富で魚の成育も良い。段差がきついフリーストーンとは違って、フラットな渓なので、柳の枝下やちょっとした変化に魚が着いている。このヤマトは上のポイントの右側のヒラキでライズしていた。ブユパラの#18を吸い込んだ。

出来るだけ離れた場所から丁寧に手前、手前と探っていかないと、魚に走られてしまうので注意して釣り上がった。.夕方までに30近い釣果があり、8寸アマゴも飛び出して取材はOKとなった。

日曜日にはブログでお知り合いになった、ライズさんと田舎の釣り人さん、keiちゃんとの4人で同じ渓に入った。日曜日とあって先行者も多かったが、まずまずの釣りとなった。夕刻分かれて入った町中の下流部で、良いオオマダラのハッチに遭った。8番サイズのボディを一生懸命震わせながらのホバリングはいつ見ても迫力がある。

東北用に巻いた、8番のCDCソラックスが木曽で使えるとは思っても見なかったが思わぬ嬉しい誤算に、迷わずこのフライを結んで、久しぶりのイブニング爆釣を楽しんだ。8寸級のイワナが小さな巻きや、ちょっとしたヒラキから飛び出してこの大型のフライをバッサリと飲み込んだ。一時間足らずで二桁に乗る釣果は結構な忙しさだった。

橋下に広がる深瀬の瀬頭でのクライマックスは丸々と太った28cmのヤマトのDNAをもったイワナだった。浅瀬をギュンギュンと走り回りドキドキしながらのランディングはこの二日間の釣りを締めくくるには充分すぎる結果だった。

尺には欠けるが指が回らないほどの胴回りで堂々とした魚だった。ライズさんもイブニングに結構なライズ(シャレになってますね)に遭遇して楽しんだ様だった。

7月22日発売のフライロッダーズ誌にこの時も模様は掲載予定です。お楽しみに・・・・さらに魚無連絡です。明日8日から16日まで海外出張のため留守にします(釣りは出来ません・・・)コメントの返信は17日以降となると思いますのでよろしくお願いいたします。17日は午後2時頃から銀座のキャノンギャラリーで開かれている津留崎健さんの写真展を見に行きます。皆さんもぜひご覧ください。

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2006年06月04日

縁起の良い蔵

東北釣行翌日は「雪代と雨の増水で大移動をする事になった。移動の途中、気になっていた里川で竿を出す事が出来た。集落を通り抜けると蔵の並ぶ町並みに出た。その中でも縁起の良さそうな蔵を一枚。歴史はあっても古臭くない洗練された佇まいだった。

最終日の昼前後、目的の渓まではまだ小一時間かかりそうだが、小雨でもありこの小渓の水色を見たら昨日と同じく竿を出したくなってしまった。

盛岡から遠野へ抜ける街道沿いに流れるこの渓。いつも通る度にいつかは竿を出そうと考えていたが、こんな形で実現するとは思っていなかった。しかしそういうタイプの渓はやれる時にやらないといつまでも様子が分らない。

橋のタモトに車を停めて、3人で上下に分かれて早速竿を出す。運転している時も台風のような強風と雨であったが、渓は少し水かさは増しているようだったが釣りには影響がなさそうだ。早速準備して渓に降り立つ。

わりと緩い瀬でゴボッと音を立ててメイフライパターンに
飛び出したのは20cm程のヤマメだった。小気味良い引きですぐそれと分る引きは、初めての渓での釣りという不安を消してくれた。

しかしその後は良いサイズには恵まれず、2度ほど場所を変えてみたが何度かフライには出るもののフッキングには至らなかった。流れの中では小さなヤマメの群れが浅瀬から逃げていくのが見えた。放流されているのだと思うが、元気に流心に向う姿を見てもう一度この流れに立ちたいと思った。

残された時間はあと4時間ほど。雨の影響を受けにくい渓へ行こうともう一度車を走らせた。

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2006年05月21日

営業の途中で・・・・

先日のモンカゲロウのエントリーを書いていて思い出した釣りがありました。もうかれこれ15年は経ってる話しですが、結構興奮した事を昨日の事の様に覚えています。あのカゲロウでのただ2回しかない体験です・・・・(写真はイメージです)

GW真っ只中のこと、その頃北関東を日用品メーカーの営業で回っていた僕は休日出勤であるお店の応援に行く最中だった。何となくいつもと違う道を通ってみようと栃木の佐野から、山道を通り鹿沼方面へと抜けていく道を選んだ。

とある里川の橋を渡ろうと本能的に上流部にあるプールを眺め、少しスピードを落とした瞬間だった。プールの中心で水飛沫が上がった様に見えた。時刻は12時30分頃、こんな昼間にこんな里川でライズなんかするんだろうか?

ちょっと営業車を停めて橋の欄干越しに観察する事に・・・するとバシャバシャと盛んに魚が跳ねています。マジーッ!こんな事もあろうかと(準備ええなぁ笑)車に置いてあったロッドを出し、営業ジャンバーのままウェーダーをはいて早速川に入ることに。

小さなプールの流れ込みでは4~5匹のヤマメが元気良くライズを繰り返している。その上流は長い瀬になっておりそこでも数匹が上ずっている様子。こりゃすごいぞ・・・そして流れているのは紛れも無いモンカゲロウのダン。

クリーム色の3cm大のヨットが日中の水面を微風に揺られながら気持ちよく流れて行く。プールの流れ込みに差し掛かると端からヤマメに捕食されている状態。魚は完全に捕食のスイッチが入って夢の中・・・

この白日夢のような光景の中、一番大きなフライは10番のエルクヘアカディスのみ、営業先へのアポイントまで残された時間はあと30分。ネットリ系のフロータントをつけてエルクヘアーをしごいて持ち上げ、なんとなくダン風に加工したフライをライズの中に放り込む。

何度と無く無視され続けたがそこはスレテいない魚。丸々と太った8寸サイズのヤマメを何とか2匹キャッチしたが、マッチフライがないまま、タイムアップを余儀なくされた感覚が今でも忘れられない・・・

それからと言うもの、殆ど渓でモンカゲロウの釣りを体験する事は無いが、あの姿態を模したエクステンドボディのフライは必ずフライボックスの片隅に指定席を持つ事になった・・・・

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2006年05月18日

フライフィッシャーの感じる季節感

先日入った山梨の里川でのこと。午後3時すぎにゆったり流れる水面を割って大きなクリーム色のホバリングするカゲロウ。モンカゲロウの水面羽化だ。5月中旬頃が本州のこのカゲロウのハッチ時期。メイフライの代表格だ。

モンカゲロウの釣りと言えば何と言っても阿寒湖の6月を思い出すが、渓でこのカゲロウで良い釣りをしたことは意外に少ない。FFを初めて1000回近くは渓流に立っていると思うが、過去にモンカゲロウのマッチザハッチに巡り合ったのは僅か2回だ。

もちろん予測して狙ってという釣りをしていないせいもあるが、早春のガガンボや東北のオオマダラの様に分かり易いスケジュールの様な感じで当てられる気がしない。

管理釣り場だが、長野の槻の池では例年では今頃からモンカゲロウのハッチでの釣りが楽しめる貴重なエリアだ。しかしここも止水である。

そんな貴重な場面である事は充分理解しているつもりなので、しばしロッドを置いてハッチの様子を観察した。アマゴの着き場であれば反応したのだろうが、上流にある長いプールから続く流れ出しにはその様子はなく、大胆にコンスタントにハッチは続いた。

下流から合流したシャチョウさんと一緒にこのハッチを眺めると、他の虫も機嫌が良くなったのかその後は瀬から小型ではあるがかわいいアマゴが顔を出してくれた。ここはシャチョウのカーティスクリークだから、そんな気持ちで釣らせてもらった。

のんびりとした今日の釣りにはこんなハッチの観察もぴったりだった。今日はモンカゲの天敵は魚でなく川のほとりに飛来したセキレイだった事がいかに魚がスローだったかを示していた。まさしく優雅な姿態はメイフライの頂点に君臨するにふさわしく、フジの花に続き季節感を味わえるうれしいトピックスだった。

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2006年05月06日

そろそろ会いたくなって来た・・・

木曽川水系のタナビラのボディ。今シーズン木曽ではまだこの魚体に会っていない。5月の声を聞けば例年文字通りメイフライの名の通りカゲロウが日中にハッチをして、釣り上がりに良いシーズンとなる。あの渓に天気の良い日に立ちたい衝動にかられる・・・・

湧水に恵まれた僕のカーティスクリークはフライ向きの渓相である。浅いチャラ瀬からドキッとするようなサイズのタナビラがフライに出ることがある。

イワナはニッコウイワナの放流により、在来のヤマトイワナと混ざってしまったがまれにキレイな本来のヤマトイワナも顔を出す。アマゴは稚魚放流の新子がかなり目立つ時もあり、順調に再生産が行われているように思う。

キーポイントは浅瀬に際にある柳で、日中なんの反応もなかった場所でもイブニングには驚くほどの反応が見られるポイントもある。この渓ではキャスティングを駆使して、柳の下のイワナやタナビラを狙って釣るハンティングのようなFFが好きだ。

いよいよその季節がやってきた。真夏の蒸し暑いイブニングには羽アリの流下がある。この時がこの渓の大物を手にするビッグチャンスでもある。運が良ければ幸せになれるのだが、その恩恵に預かれる人はごく僅かだ・・・・

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2006年05月02日

旅に教えられたもの

長期休暇を取り北海道の猿払から道南への釣り旅から昨日戻った。ご一緒した皆さんの顔を思い浮かべながら日曜の遅い飛行機に乗った。僕は何をこの旅で学んだのか・・・・original photo by ABU

今日は旅を終えて慌しく仕事を片付けながらこの旅に同行させて頂こうと思い立った時からのコトをプレイバックしてみた。まずは要さんの魅力的なお誘いをヘボヘボ会で頂いたコトに端を発する。旅の目的はイトウの産卵シーンを見ることだった。もちろん札幌のブログ仲間の案内で島牧のオフショアでのビッグトラウトを釣ることもそうだった。そして友人の紹介でお会いしたネット職人の方にも案内をお願いした。

魚との出会いが目的だったのだが、僕にとってこの旅のカギは間違いなく人のとりなす縁だというコトに猿払を訪れて思い直した。魚との出会いも元々は縁のある方々のおかげなんだと。

ご一緒して酒を酌み交わし、雪の中を歩き、渓を彷徨いながらイトウもアメマスも海サクラも、もし出会えればそれは良いが、そうでなくても全然良いと思える時間がたくさん流れた。

楽しく釣りをしたいと思う反面、釣りに関して色んな欲求が出るのも釣り人の本性である。今回は釣りに合わせたのでなく、イトウの産卵に合わせた日程にむりやり釣りをセッティングしてもらったと言うのが正しく、皆さんに様々な気を遣って頂いた。

釣りという趣味を通じてお知り合いになれたたくさんの方々の縁に素直に感謝していることと、こんな素晴らしい自然がまだまだたくさん残る北海道に感謝したい。そしてこの環境がこの先いつまでも僕達や、僕の子供たちの世代になっても恵みを与えてくれるコトを心から願いたい。

川は蛇行して勝手気ままに流れ、冬の訪れと共に雪と氷で川を閉ざし外的から彼らを守り、雪解けと共に豊かな水量をもたらし、遡上を助ける。その中で魚も自由に海と行き来をする。太古から当たり前の様にこの営みが続いてきた。

もしもその長い歴史の一部分だけだとするならば、少なくとも現状維持の方向が変化する環境においては最低必要条件だとも感じた。イトウのようなシンボリックな絶滅危惧種に感じることも多いが、どんな生き物にもどんな環境にも全くもって同じ営みがあり、それぞれに生きながらえる権利がある。

脂ビレがないからなんて釣り人の勝手な思いで、魚にとってもまた環境にとっても、大きな問題でない。いかにそこで遊ばせてもらっているかを真剣に思えばさらに感謝しています。

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2006年04月25日

道北の宝石

要さんとイトウウォッチングをちょっとお休みして、今日はアメマス狙いに海に直接注ぐ独立河川に。雪の中を対岸の良いポイントまで一生懸命歩く。30分雪と格闘してポイントに到着。なんと第一投でアメマスがヒット!  original photo by heboheboy

ちょっと細いですけどきれいなアメマス。30cmちょっとでしたが、うれしい北海道初ヒットです。ポイントを交替して要さんも第一投・・・・なんとこれまたヒット!さすが北海道です。が残念ながらバレテしまいましたが、俄然人間のやる気に火が着いたのは言うまでもありません。

その後見えている海に向って釣り下ります。所々で少し深みになっているところでは、続けて反応がありました。結局夕方のイトウウォッチングに行くまでの5時間ほど、お昼も食べずに夢中になってしまいました。

全部で9匹のアメマスをキャッチしました。大きいものでも45cmほどでしたが楽しく釣りをさせてもらいました・・・・幸せです。明日ももう1日猿払に泊まって要さんとイトウ&アメマスウォッチングとなりました。明日はポイントに水中カメラも持ち込んでとなりそうです・・・

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2006年04月12日

幸せな時間

晴天の八ヶ岳をバックにロッドが弧を描いている。その先には尺イワナが浅めのプールを疾走している。ドキドキの心臓が背中から透けて見えるような緊張感が思い出される。上流に行った仲間が、戻ってきたタイミングがちょうどこのシーンだった。こんなタイミングでシャッターを切ってもらえるなんてそうあることではない幸運だ。何度も見てニヤケテしまいそう・・・ photo by terry

追伸 13日より出張の為福岡、佐賀と行って来ます。次回の更新は16日(日)の深夜になると思います。よろしくお願いします。

今回のイワナはスレているという感覚はなく、捕食物を選別している感じであった。釣れる時は案外あっさりとしていたが、捕食物とステージが流下の状況によって刻々と変化していった感じだった。この時もライズの始まり活性の上がった一瞬だった。

いつもタイイング無精の僕は、ライズの始まりに勝負をかけるのが好きだ。ライズがピークになればフライとホンモノでは到底勝負にならないと思っているからだ。もちろんそれだけではないと思うが、やはり魚が上ずったタイミングを外さない事はこのマッチザハッチの釣りで重要だと思う。

そんなタイミングに合ったのか、幸運にも良い魚に出会って、仲間4人で仲良くポイントを釣ることになったが、やはり『ライズ始まりは釣り易い』原則は他のメンバーにもあてはまったようだった。

対岸の枯れ木のシェードの深みに良い筋が2本出来ていた。気になっていたが最初のライズはもっと上流側の浅場だった。皆が合流してしばらくして、虫が安定してきた所で枯れ枝の2cm程前でライズリングが広がった。

結構良いサイズだ。しかしそこにフライをドリフトするのは難易度A級という感じの場所。上流側からはさらに前に出ている枝があり難しい。

yamaちゃんは直接その枝の前にフライを落とす作戦に変更し、10数回のトライの末気持ちよくフライにその魚を出した。

こういう攻め方の末の魚はかなりウレシイ。スポーツの練習をかさねて、得た達成感のようなものもある。このヒットまですっぽ抜けたり、ばらしたりと手こずっただけにお互いの心の中に安堵感がもたらされた。


terryさんが続いているライズに挑戦する。このプールで結局11時から3時位までワイワイと楽しんだ。釣りの要素はテクニカルなスポーツの様な側面、旅としての純粋な趣き、自然と向き合う気持ちをもたらしてくれる要素。


そして仲間とワイワイやるコミュニケーションの時間、刻々と変化する条件を考えるゲーム感覚と様々な楽しみをもたらしてくれる。プールに広がるライズリングは仲間同士に幸せな時間を提供してくれる呼鈴のような役割だった。

反芻しているだけで幸せなこの気分。なんとも言えない充実感。これ以上楽しい遊びを僕は未だに知らない・・・・photo by terry

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2006年04月10日

sakura iwana 咲きました

快晴、気温6℃、水温7度、時間は13時30分。ユスリカ、ガガンボ、コカゲロウのまばらなハッチ。微風で波立水面に、散発だがやる気のあるライズ。願いを込めドリフトするフライに今年初めての尺イワナ。sakura iwana 企画楽しめました。

3年ほど前まで最低年2回は足を運んでいた、川上だったがここの所足が遠のいていた。森とさかなでリンクしているmaruiさんの情報で、ここのところ好調という話に今回の釣行プランを考えた。しばらく来ていなかったが昔からのお気に入りポイントは空いていた。

どうも工事の影響で濁りが入るらしく、平日は釣りにならない場所もあると聞いた。渓に下り川を歩くと、確かに泥を被っているところが多い。しかし、いつもの年よりもバイカモが多く、湧水が湧き出し水質が良い事を伺わせた。人の混雑を避け、上流部へ

時間は11時近くなり皆が釣りあがった後をとあるプールに着く。まあまあの風に良い波が立つ中、ユスリカと若干のガガンボの流下がある。時期的にガガンボはピークを過ぎているはず。

対岸のススキと手前の沈み石の間の浅めの水深流れで今日初めてのライズを見る。まあままのサイズである事を確認し、18番のガガンボアダルトを結び、期待を込めてドリフトする・・・ライズ地点に差し掛かり、ドキドキが込み上げて来たとき、カポッという感じでフライに出た・・・

もらったと思ったが、合わせたロッドに感触は残らなかった。悔しい!千曲のスレたイワナには良くある話。結構なサイズにちょっと悔しさが残りながらも再度キャスト。しかしそれっきりライズも止まり、沈黙してしまった。

魚の食事時間に合わせるため、背中に入れたパンをかじりながら、ライズ待ちをしようと岸に上がった。しばらく観察していると『ゴボッ』という今迄とは全く違うライズ音。虫の流下が始まったのか、同時に3箇所でそこそこのサイズがライズの饗宴を始めた。

パンを口に押し込んで流れに再度立ちこみ、流下が始まったコカゲロウに狙いをつけ、コカゲロウのスペントパターンを結びレーンにソフトに入れる。

フライが波に乗り、上下に揺れながら流れると、『ゴポッ』という音と共にフライが消え、ロッドに重量感のある引きが伝わった。乗った!このノッキングの感触を待っていたんだ・・・


バイカモの周りを抵抗しながらの強烈なファイトの主は驚くほどの太さだった。元来の千曲のイワナらしい魚体に、快晴の空の様清々しい気持ちになった。最高の気分で、ラインを巻き取り今日は釣りはそこそこにしようと思った。


仲間に今始まったばかりのライズという事を伝え、ライズを譲ることに。その話が終わらないうちに、対岸の流れの筋で、『ゴボッ』という音がまた響いた。魚の活性とともに釣り人の活性のボルテージも上がるのが分った・・・素晴らしい釣りの始まりだった。

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2006年04月03日

いつもと違う北海道へ

3週後、北海道へ行く。heboheboyさんのお誘いで貴重な体験が出来そうだ。フィッシュウォッチング、ブログ仲間との釣り、北の宝石に会える日は近い・・・   05年6月阿寒湖にて photo by naoki saito

稚内に入り、旭川から札幌に抜ける縦断の旅だ。稚内は初めての地である。この時期まだ釣りは本調子でないのだが今回の同行には訳がある。魚ウォッチングなのだ。本格的なウォッチングへの同行は初めて釣りに行く時のような気持ちの高揚感がある。

そして夜は地元食材を囲んでの反省会と話題は尽きない。ウォッチングで水中に入るにはドライスーツが必要だと思うが、僕の身体につりている体脂肪ドライスーツでどこまで行けるか挑戦したい(笑)

その後は週末に札幌のYunさん、akaさん、SHUさん達のご案内で、島牧や支笏湖を巡る。海サクラが狙えるシーズンというコトでまた期待が高まる。これからの3週でストリーマーや海アメ用のフライを準備することになる。チャートのラビットのテープをゾンカー用に購入した。いよいよだ。

アーリーサマーアングラーさんや奥ちゃんにも会いたいし、Naoさんやサンルの会のHさんにも、そして抱腹絶倒のアニメでお馴染みのあのご夫婦にも会えるのではないかと、宝箱を開けるような豪華な旅になりそうである。これ全てブログの縁のお陰である。一昨年までの北海道行に比べると期待感の差がすごいと感じている。

勝手にこちらは盛り上がっているのだが、行き帰りの飛行機しか予約していないぶらり旅。予定なんかいらない。とにかくみんなと会えるのが最大の予定だ。そこに楽しい会話と、少しの釣りがあれば・・・僕に新しい境地を作ってくれる旅になると思う。

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2006年04月01日

恋桜な友人と新緑のイワナ

いよいよ4月に入った。福島の渓も解禁になり殆ど関東の渓は行ける環境になった。なぜか今シーズンはイワナとの縁が殆どない。魚に恋焦がれる僕の心境は、桜に例えた友人の恋の話しとだぶった。

この写真は昨年の秋田のイワナ。今週は釣り行けない、もちろんイワナには縁が無いと言う事で古い写真を引っ張り出して来てしまった。えーと色めきたったアナタ・・・すみません騙した訳ではなく、あざむいただけです(笑)

先週中ほどに双子が生まれた友人Iくんから久しぶりに電話があった。奥様が実家に戻り独身状態で釣行を許されたとのこと。同じくichiくんも出産準備のため奥様がご実家に行ったらしい・・・

恋を愛に変えて一粒だねを授かり幸せになったこの時を見計らって、一瞬独身に戻ってしまう瞬間。僕も経験したが、なぜだか自分にとっての愛人が出来たような気分になるのが不思議だ。愛人と言ってもまさかヒモになるわけでもないのだが、呼べばスグ来る状態が出来る事など、オトナの世界では中々ないからだ。

何とか9日の日曜日はお二人を誘い、3Pでのイワナ釣り行こうと話そう(革のピチッとしたベストを着ている映像が何故か出てきました)こうなるとヤマメも気分じゃない。最近神経質な相手に固執していた感じで、のんびりほんわかした気分でロッドを振りたくなる。

先日ある人の恋のお話をオトナ3人で拝聴した。この話がまさしく恋の病にかかっているよっと言う話だったのだが、本人だけがそうではないと思っていた様子。かれこれ2時間近く僕達は話を聞きながら、僕の中で全てFFに置き換えて聞いてしまった。詳細な表現は避ける事にするが、僕の瞬間的独身化した釣り仲間の擬似愛人状態など通り越した、迫力のあるストーリーだった。

今の状態を彼は『恋桜』と呼び、『恋は桜のように散るからはかなく美しい』と文学的な表現を使い、見事なまでになぜその状態になったのかという持論を展開して、僕たちは相当盛り上がった。

今日はTVでも明日の花冷えを予想して、花見に行くなら今日とあおっているが、彼にとっての桜のピークは過ぎたらしく、もう心の恋桜は散り始めているらしかった。

翌週に再会を求めている彼の恋わずらいの相手と、僕のイワナへのプチ禁断症状がだぶってしまい、是非イワナへの恋桜も僕の中でほんのり桜色に咲いて欲しいと思った。桜色に染まったイワナが背鰭を見せながらライズしている姿で頭の中は一杯になった。

3人目以降の『愛人希望』のキトクな方はお知らせ下さい。久々にBBSにも予定立てました。

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2006年03月24日

阿寒の解禁

昨年の5月、北海道の阿寒湖の解禁を取材した時の2日目の昼沈黙を破ってこの魚は僕のロッドに幸運をもたらした。52cm、ぐいぐいとダブルハンドのバッドを締め上げるほどのパワーは、5月とは言え、寒さと湖面の結氷で冬景色の状況を一瞬にして春にしてくれた一匹だった

初日、二日目の午前と湖は沈黙を続けていた。水温は3度前後と湖面の3分の2ほどが結氷している状態なので仕方ないが、現場に来ている以上何とかしたいという気持ちが強く、せっせと巻いたフライをタイプⅡのヘッドでダブルハンドを振る。

アメマスのイメージだったがライズがほんとに忘れた頃にある位でアタリは殆どない。初日の夕方漁協に入ったニュースは大島前とホテル前での僅かな釣果の話だった。今年は氷の解けるのが例年よりかなり遅く、釣れる場所が限られるというハンディもあった。

翌日の昼、氷が流氷状態になり風向きによってキャスト出来るスペースの出来たのを見計らってホテル前にウェーディングした。釣り人は僕とOさんの二人。さすがに解禁と言っても他のエリアの状況の良い場所での釣りの方が可能性があるようにも思えた。

北海道についてから何回目のキャストだったろうか・・・根掛かりを魚と勘違いしてロッドを何度あおったか記憶が定かでなくなるほどの状況の中突然だった。タイプⅡで遠投をしてゆっくりめのリトリーブを開始した5ストロークほどでギュンと竿先が曲がる。『ん?』さらにグッと手元のラインを慎重に手繰ると更にティップがグングンと生命感を伝えた。

『よっしゃー来たー!』さらにその状態で確実にラインを手繰ってから、16ftのロッドを立てた。一気に左へ走る。そしてこの強靭なロッドのバッドにガンガンと定期的に存在感を伝えてくる。かなりのサイズだと初めての感覚に結構なアドレナリンが出る感覚が蘇る。

フライは8番のロングシャンクに巻いたコーンヘッドをあしらったオリーブのメルティボディのストリーマーだ。良いところに掛かっていてくれーという願いとともにやり取りをする。Oさんもそのファイトに釣りを中断してネットを持って駆け付けてくれた。

5分ほどのファイトでようやく浅場に寄って来たが、水面で見せた体側の斑点はどうもアメマスのそれとは違うが強烈なファイトだ。なんだろう・・・なぜかそこにレインボーという意識はなかった・・・

無事ネットインした魚体は尾鰭の一部が放たれた時から成長している様子が伺える魚体だった。北海道のイメージのレインボーと比較すると完全なワイルドではないものの、そのファイトは僕の心を満たすのに充分だった。このレインボーはまだまだ冬景色の阿寒でサイズ以上の感動をもたらしてくれた。

この模様は今月22日発売のFR誌に掲載されています。ぜひそちらもご覧下さい・・・・

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2006年03月23日

吹雪の中のキャスト

ひたすらキャストし、マーカーの動きに集中する。しかし何回か当たりらしきものはあるが、あやしい。そのうち皆は上がり車で待機している電話が入る。時計は午後2時を廻っていた。今日はさすがに厳しいのか・・・・photo by terryさん

terryさんのエントリーにもあったがタン麺の恩恵にあずかって体を温めて、WBCの日本のがんばりもいいキッカケにしたかった。

今回同行してくれている仙台のkazuくん。かれこれ8年前長沢さんのスクールに参加して、ロフトの仲間と仲良くなりそれからと言うもの、僕達の行くところの情報をキャッチしてそこに現われては釣りに没頭するという日々を送っていた。

それからしばらくすると、すでにどんな川にも先に行って、『パイロットフライになってきます!』と称して、さんざん必殺フライまで繰り出して(普通のつり人の行為ですから問題ないです!)よい釣りをして、月曜には携帯にメールをくれるのが常になった。仙台は1時間半で何処にでも行けるエリアだ。

毎週月曜日はメールが来るたびにアドレナリンが出て、週末は仲間を誘って繰り出すのがここ何年かのパターンだった。さんざん良い釣りも楽しいお酒も飲んだ・・・

そうしてルアーマンだったkazuくんは、気合を入れて一つの事に集中すれば上達するという話を地で行き、今では東北でも有数のクレージーFFになった。

昔、やはり長沢さんのタイイングスクールに参加したIくんという一風変わった子がいた。見た目は一言で言うと『男ミズモリアド』と言う感じ。もう誰だか分かる人もいると思うが、彼が釣りが出来るところに住みたいがどこかいいトコないですかねー?と言う話に、その頃良く春に通っていた長野の川上が良いんじゃないの?と。

めでたく彼は川上村の住人になり、その話はFF仲間を巡り、彼の脱線しながらのFFを中心とした日々の話はかなり無責任に笑えたことを何故か思い出した。

彼の名前もkazuのつく名前だった。子供の名前をつけるときにはは気をつけようと思った(爆)と言いつつ大久の大とか久とかだけは使わないでおこうと思われれるんだろうな・・・それはそうですよね(笑)うち下の息子につけちゃったなぁ・・・・やば。

しかし、そんな負け試合の雰囲気を一瞬で変えてくれたのは、そのkazuくんであった。(そのkazuくんじゃあんまりか?)このロッドのしなり・・・立会人のochiくんの話しではグイグイとすごいパワーで、取り込みまで10分位を要したのではというコトだった。二つ上のポイントから遠めに何か掛かっていると思ったがこんなにすごい魚だとは・・・・


前回の魚よりもレッドバンドがキレイな50オーバーである。この話を遅い昼食の時間に教えてもらい、また最後のイブニングに向って気合を入れなおした。活性は低いが、しっかりやれば食うぞ・・・と。

そしてnorizouさんが40cm近いサクラを掛けた。流心に入られてすごいパワーだったそうだ。写真は明日アップしますねー!

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2006年03月20日

釣り1日、移動2日の弾丸ツアー

今日宮城の荒雄川C&R区間に日帰り弾丸釣りツアーに行ってきました。この時期にしては冬の吹雪のような天気になりかなり厳しい釣りになりましたが、クレージーな仲間と楽しく過ごしてきました。  terryさんから頂いた、写真追加しました(21日)

携帯がなったのが約束の時間のちょうどの午前3時、ichiくん、norizouさんそして釣りでは初めての合流のterryさんの4人で未明の東京を発った。

今回の目的は宇都宮で合流予定のochiくんと、前々週のときに少しキッカケをつかんだという彼のニンフの釣りをさらに一緒に深めようという事だった。この釣りは非常に奥が深く、まだまだ分らないことばかりと言うのが最近の僕の感覚だ。

鹿沼で降りて、ochiくんと合流するや否や初顔合わせのterryさんに向かって『terryさんってテルオとかが本名ですか?』といきなりかましてくれて和やかムードに一気になった。『terryさんのハンドルネームは何か言われがあるのですか?』って言うのが普通かなぁと思わず突っ込んでしまった(笑)

その後も寝起きの一時間はダメですと言う彼の、日本に来てまだ間もないのか?という様な続々と来る、天然ヒレピン系のボケに、皆の眠気も吹っ飛んであっという間に古川ICに到着した。

雨男の僕は天気予報の昼前後の一時雪という予報が少し気になりながらも、それ以外の時間ごとの予報の『晴れ、気温10℃前後』という部分にかなり安心していた。ところが古川ICから鳴子温泉に向かうと、目的地が前回の釣行時のような空模様になっている。

さすがにこれには参った。皆を誘う時も天気予報に注意していたが、雨男の本領発揮になってしまった。すると後部座席から『僕も雨男かも・・・北海道の時もそうだったし・・・』とボソッとterryさんがつぶやいた。おっと今日は雨男がだぶってるらしい(photo by terry)

鳴子温泉で10℃だった外気温は、荒雄川に着いたころは3℃近くまで下がり、釣り支度を始める頃には雪もちらつく状況。水量は10cmは前回よりも多く、雪代も入っている。しかし水温は5℃と丁寧に探ればチャンスはありそうな感じでスタートした。

それぞれの思いのあるタックルをセットして、C&R区間の日曜とはいえ雪の中の釣りと言う事で人もまばらな中ハッチの見えない状況の中、ニンフをセットした。今日のこの釣り方は最初から想定しているもので、厳しめの状況の中でいかに魚と出会うかというのが今回のテーマでもある(photo by terry)


しかし猛吹雪と信じられない程の強風で普通の人はもう止めてる釣りをさらに一時間続行。体に雪が積もり、手はかじかんで・・・皆さんをお待たせした上で3時過ぎに合流。そして遅い昼ごはん。WBCの雨の中断の場面に、こっちも中断だが再開したら必ずと密かに冷えた体をタン麺で温める。

これがラッキーチャームになったか、あと一時間というタイミングでようやく待望のレインボーが僅かに自作したマーカーを引きこんだ。冷たい雪代の中確かな鼓動を送ってくれた。

kazuくんによれば今年になってからはレインボーの放流はないそうで、一応年越しの魚体だが前回のパワーと美しさには及ばないものの冷えた体と心を暖めるのには充分のサイズだった。

川沿いに停めた2台のプラドのハッチが開いて納竿している皆を横目に、納得行くまで竿を振って駆け足で車に戻り、遅れ気味な帰り支度を間に合わせるように片付けた。

すぐ近くの温泉に入ると、いかに自分の体が冷えていたかを感じられるほど、熱湯を浴びている様な感覚におそわれた。皆同じ表情で『クー気持ちいい!』と叫んでいた。帰りの車でochiくんと次の課題について話したが、雪代が終わった頃にもう一度だけやろうかとクレージーな釣り仲間はの約束は簡単に成立してしまった。ochiくん今度こそばっちりやろうね・・・もう少し良い状況の時にね!

と言う事で未明に出発した宮城日帰り釣行は、翌日の午前2時頃の帰京となり釣り1日、移動2日のまさしく弾丸ツアーとなったのでありました・・・


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2006年03月15日

雨男にも晴れの日

長年『雨男』と呼ばれて久しいです。レインギアのフィールドテストの為に釣りしてる感じ・・・先日の荒雄も雨でした。再戦予定の週末の宮城・・・これが文字通り雲行きがヤバイ。参加予定の皆さん、レインギアをお忘れなく!そんな雨男にもこのようにお天と様が味方してくれる日もあります・・・

たまにある天気が良い日は魚の撮影も快調です。この日もウレシクテ10枚は撮ってしまいました。でも気に入る写真はごく一部です。だから悪天候の時は中々良い写真が撮れないです・・・シロウトには光が欲しいって感じです。

さて雨男とは・・・ドリフの大爆笑的に言うと、高木ブーと仲本工事のコンビで出てくる、あのピチッとしたうすい衣装とトラのパンツの赤鬼か青鬼の役です・・・

大概の釣りが天気の変化がある日に当たる。例えば東北に2日行くとどちらかが崩れるかもしくは両方崩れる事もある。同行者には申し訳なく思う。僕のせいだ・・・もちろん天気の崩れる日を選んでる訳ではないが、結構な確率なので自分でも雨男だと思う。

ヨセバいいのに、隠れて抜け駆けするもんだから、大概やられる・・・・トホホな状態。

そこで学習した僕は最近ことに『晴れ男』と言われる方々と同行することにした。これが効果テキメンなのである。東北地方などの気合の入った旅は最低4人以上のセットであれば、間違いなく晴れ男の数的優位である。マラドーナかロナウジーニョでもなければ間違いなく晴れ男の安全圏である。

釣りに行く前の大切な計画。晴れ男集めと雨男かどうかの調査(笑)僕間違いなくFF的高木ブーさんです。今度川にウクレレとアロハ持って行こうかな?今回同行の一人yamaちゃんも自称雨男。アナタは晴れ男?それとも嵐を呼ぶ男・・・

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2006年03月10日

憧れの君

気温が10℃近くまで上昇し、まさに小春日和のこの日。2度目に入ったポイントで元気良くライズするヤマメを見つけた。小さなユスリカのアダルトが流心と緩流帯の境に、下流からの風にあおられて吹き溜まる。魚のランチタイムは始まったばかり。釣り人はkazuくん。

気まぐれなヤマメ達のランチタイムはほんの僅かな時間だった。ただ流下してくる対象物に興味があれば水中で食べ続けることになる。大食漢の様にも思えるが、なんといっても常時ランニングマシーンに乗っているが如く、泳ぎ続けている訳だから筋肉質の引き締まった体になる。

岸際の枯れた葦原の根元は危険を感じた時に、身を寄せる家だ。そこから流心を流れる虫を狙っている個体もいる。変化のない里川ほどこうした岸際の植物の存在は魚にとっても大きい。葦、柳など根が入り組みサンクチュアリを形成する。

そして夏のイブニングタイムになれば、こんなにいたのとかと思うほどの魚がヒラキに出て、ライズの饗宴を繰り広げる事もある。ランチタイムに比べると時間単位の捕食活動はかなり大胆になる。やはり定時のチャイムが鳴ると急に赤提灯が恋しくなる人間界の掟と同じで、お疲れー!取りあえずビールって感じがあるのだろうか・・・

人間の世界の男女の別によく似て、ヤマメは気まぐれで繊細。女心と秋の空という諺もあるが、その通りフライフィッシャーの心をもてあそんで、知らんぷりしているような所もある。その点個人的な感覚では、イワナは男の性格そのもの。

ニセモノフライを食い損ねても、少し間を置いてもう流せば殆どがもう一度捕食する。合わせ損なうと、キョロキョロしてフライを探してる事もある。なんとも愛嬌のある性質。何度やっても反省しない僕の性格にだぶらせてつい見てしまう。かわいいイワナ。イワナからすればヤマメは『憧れの君』かもしれない・・・

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2006年03月09日

気仙沼ちゃん・・・

先日の気仙沼に近い岩手の里川でのヤマメの別アングルです。人間と同じでそれぞれ個性があります。そういえば昔きんちゃんのお弟子さんで気仙沼ちゃんっていたなぁ。さながらヤマメの気仙沼ちゃんです。やっぱりヤマメは女性的で美しいですね・・・・

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2006年03月08日

スティールヘッドのDNA

宮城県の荒雄川のC&R区間での初めの釣り。冷たい雨の中、2番ロッドを満月にしたのは素晴らしいレインボー56cmでした。慎重なやり取りだった事もあり5分近く掛かりました。スティールヘッドを彷彿させるようなボディに、うっすらと入った紅。すごい充実感でした。秋田でお世話になったBzヘッド先輩、現地まで来てくれたochiくんのお陰です。ありがとう!
 3/8 ochiくん撮影の写真追加しました!


雪代は薄っすら入っていましたが、水温8℃のこの時期にしては良い条件の水温。むしろ体感温度からすると水中の方が暖かくも感じる程だった。

12時のお昼のチャイムが鳴るのとともに入渓。誰もいない区間を二人でじっくりと探ることに。ハッチは極小のユスリカのみでもちろんライズや上ずった魚も確認出来ない。

自製マーカーのタナ下をポイントごとにマメに変えながら、そう活性が高くないであろうレインボーの目の前にニンフがゆっくりドリフトされるように意識して、丁寧に探った。

成魚放流とわかる魚だったが、2匹キャッチしたところで「流れ込みに近い早めの深場』という共通したヒットポイントを見出だした。その後はそうした場所だけテンポ良く狙う釣り方に切り替えた。大きなプールではあるが、流れ込みの流速の速さのあるポイント。大きなポイントの中の小さな変化のある場所。タナを2mと深くし、ショットを2つ余分にかましマーカーが負荷に耐えられなくなる事を想定して底を探る釣り方に切り替える。

何度かのドリフトで流れの筋の脇から底へ向かう流れにニンフを乗せてマーカーが馴染んだ。浮力を保てなくなって沈みながら流れたマーカーがニンフの水中での様子を伝えてくる。マーカーに落ち着きのあるいい流れ方をしている。二呼吸ほどの後、小さいがスッと有機的な反応があった。

すかさず合わせるとんでもないヤツがフッキングしたことがすぐに分った。昨年5月、6月と阿寒でやられたビッグなレインボーを彷彿させるファイトだ。今回は電車を乗り継ぐ旅なので8ft4inch2番の4ピースという早春の繊細なタックルで掛けてしまった。

しかしこのロッドが素晴らしかった。これ程のサイズをこの竿で渓で掛けた事は無かったが、かなり良かった。バッドが魚のノッキングや走りを吸収してくれたのだ。もちろんこの竿はお気に入りのライトスタッフのハチトーの流れをくむロッド。

ムリをしなければ取れると確信してやり取りをすると余裕も出る。もちろんC&R区間での魚という、ネイティブな魚ではないと言う安心感もある。嬉しいことに同行のochiくんがファイトシーンの写真を撮ってくれた。中々魚とのやり取りのシーンを撮ってもらえると言う事はない。

流心に入るレインボーをいなし、筋肉質なパワーでグイグイバッドを絞る度に少しづつこちらに勝機が出てきた事を感じられた。上流側にひっぱる事で下流へ誘導する作戦が成功し、大きなプールの下流側の緩い浅場へ入った。

ようやく浮いてきた魚体。横たわり上目遣いでこちらを見てる。そこで一気にランディングへ。最後は意外におとなしかったのでラッキーだった。この魚にはちょっと控え目なネットで頭からすくった。入った!


『よっしゃー!』思わず叫んでしまった。『気持ちイー!』と殆ど、ラプラドールレトリバー状態で(笑)僕の取り込みを応援してくれたochiくんと握手したら、かじかみそうな手からアツい気持ちがビンビン伝わった。

ひとしきり写真を撮り、感動しながら、これも彼が栃木から参加してくれなければ実現しなかったプランだったことに感謝して、往生際の悪い性質の僕には珍しく、フライをはずして釣りを止めた。今日はもういいんじゃないかなと思える納得出来る釣りだった。

今回は良い釣り仲間は何でも話せる一生の友である事も改めて思った旅だった。それも魚と人の縁のお陰だと思うと素晴らしい。記憶に残る釣りをすることが出来た。周りに支えられているんだよなぁ。


今回の東北の旅は仙台のkazuくん、Y副部長に始まり、昨晩お付き合いをしてくれた湯沢の友人Bzヘッド先輩や、ブログ仲間のakita-shindoさんにも電話をして東北カラーに染まっての気持ちよい釣りだった事も合わせてコメントしておきたい。また皆とは渓で一緒に釣りをするのが楽しみだ・・・・


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2006年03月06日

岩手の里川ヤマメ

小春日和の日中に幸運にもユスリカへのライズを見つけました。またまた20cmは超えませんでしたが、岩手らしい風情の里川でキレイなヤマメと遊べました。
kazuくんはじめ仙台の釣り仲間のお陰です。この場をお借りして御礼申し上げます!

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2006年03月04日

早春のアマゴはグルメ派

愛しいアマゴちゃんにちょっと失敬して、フライマンの飽くなき探究心の賜物『ストマックポンプ』を入れてみました。やっておいて何ですが、浣腸を口から入れた後、胃洗浄した位のインパクト?ここで問題です。ストマックには何種類の虫が入っていたでしょう?

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2006年02月21日

新潟の解禁は4月

家族スキーで息子のお守りを担当する僕の密かな楽しみ・・・それはリバーウォッチング。もちろん今は禁漁期間中。解禁の頃には雪代でライズの釣りはおそらく望めない・・・・釣りの時は見ることのない風景だ。

川に着いたのは3時30分頃。この日は日中は暖かく、風も吹かなかったので虫が出ればライズもあったハズと時間的には仮にその饗宴があったとしても確認が出来ないと風景だけをカメラに収めていた。

ふと橋の欄干に目をやると、黒く小さな動くものが・・・おっマイクロストーンである。体長12mm程の漆黒の体をしたそれは白い雪の上で、よちよちと動き回っている。良く見るとアダルトに混じってニンフも橋の上まで這い上がっている。


ここまで川から這い上がるには、人間で言えば2km位は軽く歩いている様な距離になると思った。漆黒のストーンフライが雪の上でごま塩をふった様にいくつも歩く姿は、遠くの山並みの美しさにすっかり広角レンズになっていた僕の眼を、ミクロレンズに変えて行った。

昼の時間帯にはもしかするとこの水量の乏しいプールで、まとまった虫の集中ハッチに警戒心を解かれたイワナが人知れず水面を震わしていたかもしれない。間違いないとまで思った・・・

そう思うと息子が寝るまで待たずに、プライムタイムに川を覗きに来た方が良かったとしみじみ感じた。名残惜しく何枚も写真を撮って、解禁の時期的に言えば竿をもって立つことのないこの風景を指を咥えて見ながら、他の場所で雪代前の同じような条件の場所を探そうと心に誓った。

東北には3月解禁の場所があるからチャンスはあるはず。リスクとチャンスは背中合わせ。どっちが表に出てもそれも釣りの醍醐味である事に違いない・・・・チャンスは必ず来ると信じたい。

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2006年02月20日

長野解禁雑感

宇都宮から参加のochiくん。気合入ったが、今日は彼を始めteam全員が不調に終わることとなった。トリノオリンピックのがんばっているがメダルのは届かない感覚に近い。レベルは全く違いますが・・・

2日前の解禁日の季節外れの暖かい雨による雪代がもたらした水温低下が主原因としても納得できない。なんとかなるんじゃないかという釣り人特有のポジティブシンキングが、体全体にみなぎっていた午前中からは少し雲行きがあやしくなった頃の彼である。

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2006年02月17日

長野県の解禁

長野県の一部の河川が16日から解禁となった。この写真は木曽の渓谷美で有名な柿其渓谷である(ここは3月1日解禁です)まだ冬景色という風情だが、この日は雪でなく雨であった。ココのところの読みにくい天候に16日の釣りも左右される事になったようだ。

ここからは色んな方への電話取材の報告です。地元釣り人情報では、いつものお気に入りの川は夜半からのまあまあの雨により増水、雪代による低水温でほぼ全員オデコ状態とのこと。木曽でも14℃とこの時期にしては異常な高温と雨で雪代が一気に進んだと思う。

晴れたら昼前後から徐々にでる雪代も、雨であれば早い時間から、それもかなりの量出て水温を下げ、活性に多大な影響を与える。犀川も大きいのは釣れていないのではとの話も同時にあった。

そして東京からの解禁日釣行情報が二人からあった。川に到着すると増水気味のポイントを避け、さらに上流へ・・・元来水温の高いポイントなのだが、やはり雨による雪代でさらに水温の低下があり、二人で半日以上釣り1匹づつだったそう。虫のハッチや流下も殆ど見られない状態だったそう。しかし下流に移動すると地元FFマン達のオデコ話に1匹づつでも釣れて良かったと思ったと話したという。

今日、明日で状況が変わるかは天気次第かなと思う。例年この頃は大体寒戻りがあり大雪になる事が多く、寒くて雪代の心配が無いのと悪天候の時のほうがハッチが集中する場合もあるので、良い思いをする時もある。

寒すぎず、天気も良すぎず、風も吹きすぎずと丁度いい塩梅になると期待が持てるという、なんとも条件任せの釣りではあるが、みんなの心にまぁこれでいよいよ始まったという感覚が戻った事には違いなかった。さて土曜はどんな感じになるんだろうか?良くてもダメでも楽しめるようにしたいとは思います・・・

イワナのご機嫌が良くなる事を期待します。帰りは暖かい気持ちになってるといいなぁ。

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2006年02月09日

釣りで一生幸せ

7月の岩手で釣り上がりイワナが掛かった瞬間を友人がおさえてくれました。こんな写真が中々撮れないんですよね。なんか見てるだけで思い出してにやけちゃいます。もうバーチャルだけではきつい。実際釣りしないと禁断症状でそうです・・・

なんでも中国には「一生幸せになりたければ釣りをしなさい」という諺もあるそう。一生かかっても極めきれないほど奥が深いというコトを表しているんだろうか。自然相手のこの趣味は、状況が一日たりとも同じ事がない。そしていつも期待を裏切る訳でもなく、適度に期待に応えてくれる。

お気に入りのロッドは2番。一日振っても疲れない軽さが、軽快なFFを約束してくれる。季節は夏、魚達のお気に入りは陸生昆虫のアリやバッタ。開きや巻きに出て貪欲に捕食を行い、、物音や人影に対しては敏感に反応する。大胆さと繊細さを兼ね備えた彼らも季節によってそのバランスを変え僕達を惑わす。

夏のこの時期は水量が乏しいと繊細さだけが強調され、人間も研ぎ澄まされたストイックな釣りを要求される。願わくば恵の雨による増水でその大胆さが伝わるような釣りに恵まれたい。

そんな淡い期待に胸を膨らませながらの片道500kmの高速道路は、中国の諺を証明するように、今シーズンも僕達を魅惑の世界へと誘うハッピーロードに変わる事だろう。

魚無連絡です 
新潟のカッチーことIくんが仕事で上京します。飲み会をしてほしいという切なる願いより、21日(火)の夜カッチーおを囲む会をしますので来れそうな方ご連絡下さい。場所はロフトで考えております。詳細は明日のエントリーで!冬の新潟にこもり、すごく寂しいそうです・・・

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2005年12月17日

釣りの神さまは腰が重い?

「ホントにいるのか?」という疑問。皆さんの色々な経験の話からの一定の結論、神さまはいるということのようです。しかしそこには大前提がありました。「人のために」「自然のために」という他を思いやる気持ちのあるときにしか釣りの神様は現れない様です

やっぱりそうだよね!という感じでしょうか。要するに皆がんばって他のために見返り期待しない愛情を掛け続けられるか?というと中々ですよね。川でゴミを拾ったり、人に隠れてよい事をする(この逆の人が多く今ニュースで世の中を賑わしていますが)

昔の人はよいことを言っていますし、長い歴史がそれを証明しています。原理原則と歴史に学ぶこと、これはどの世界でも同じことなんだと思います。

僕も小さい頃さんざん魚を持ち帰り、近所のおじさん、おばさんに配って食べてもらいました。皆に「大ちゃんは名人だね!」と褒められ、子供ながらすごい達成感でした。

今の僕の達成感はそこにありません。多くの人に釣りの楽しさを味わってもらい、その結果として自然の大切さを感じてもらうお手伝いをするのが、キャッチ&イートを繰り返したことへの恩返しだと思っています。

神さま!こんな私ですがすこしは成長しました。せめてそんな気持ちになれた時だけで良いですから、新たな出会いをお願いします!

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2005年12月15日

釣りの神様はいるか

6月の阿寒でのことです。この日は曇りのどんよりした天気で中々良い写真が撮れず、カメラマンのSさんは弟子屈の知り合いの所へ仕事に出掛けました。帰ってくる時間が3時頃。薄日が差したなと思った瞬間にチャンスが来ました。

紛れもないグッドサイズです。ランディングを終えるとSさんが駆けつけ、その日唯一太陽が顔を出した中で撮影が完了したのでした。普段の行いはあまりよい方ではないですが、釣りの神様はみていたのかと思った瞬間でした。

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2005年09月30日

今シーズンもお疲れさまでした

いやー皆さん今シーズンも終了となりました。実は夕方だけ木曽で竿出してしまいました。ボウズでなくしっかりと釣れました。今シーズンも昨年同様東北は何故か月一回のペースになってしまいましたが、中々充実した内容の釣りやキャンプが楽しめ良かったです。40過ぎて枯れて来たのかなぁ・・・

でも普通の人は皆さんそうですよね。「禁漁期間は魚のためじゃなく人間のためだよ」と長沢さんも言ってますがまさしくそう感じます。よしっ仕事もがんばるかと思っているとそこに海釣りのお誘いのメールが。「カワハギ肝パンパンだってさ」・・・そうなんだ。ふーん「鬼首のC&Rで豪華バーベキューと釣りの旅あるんですが!」・・・9月より忙しそうだぞこれは。とりあえずはカワハギちゃんに遊ばれて参ります。何枚かとれればお造りで一杯なんだけどなー。がんばります!ちなみにクルーガーは来週戻るそうです。一安心です。

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2005年09月25日

遂に出た!

050921_2.jpg先日の秋田新規開拓シリーズ最終日の3時過ぎ、沢筋の活性の低さから一発逆転のギャンブルに本流筋を選びました。入渓して二つ目の大きなプールでochiくんが対岸際の日陰になった筋を流すと・・・

すごいのが出ました。丁度カメラを構えていた私は連続でシャッターを切りました。仲間二人からも「おーでかい!」とか「がんばれー」と声援が飛んでいます。一度水面に出たときの水しぶきの音が半端ではありませんでした。この続きは後日アップのフォトギャラリーで・・・

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2005年09月10日

先入観を取り払おう!

先月の秋田釣行のときの事です。右岸側にべったりのフラットなプールで数匹の良いサイズのイワナが定位しているのを見つけました。広葉樹の立ち枯れと倒木が適度にはいり、対岸には熊笹がびっしりと生い茂り水没した根元が暗がりを形成している、それはサンクチュアリと言えるようなポイントです。流速は歩く位のスピードでゆったりと流れています。
ティペットは7X、フライはムネアカオオアリパラシュート#14上流側からダウンにアプローチというこれならという感じでしたが、チラッと見るだけで反応しません。時折何かを捕食している動きはあるのですが、何かわかりません・・・


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2005年09月05日

さよなら夏の日

仕事の合間に車を停めて、パンをかじりながらラジオをつけると山下達郎がパーソナリティーの番組でこの曲が流れました。懐かしいなあと思いながら先月の秋田の釣りで小学校の時の夏の日を思い出すある出来事がありました。当時友達と良く通った神社への途中にある沢は小動物捕獲の格好のポイントでした。夏でも鬱蒼とした森の中にあるその沢にはサワガニ、サンショウウオ、イワナなどがいて僕達には最高の遊び場でした・・・

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2005年09月01日

熊を見る男

先日の秋田釣行で友人Yちゃんと車で林道を下りて来る時、「岩手の渓に比べたらここは熊の気配少ないよね…」と言う話をした直後に、林道を小熊が横切るのを目撃しました。すごいタイミングにさすがにびっくりでしたが、これで9回目の遭遇となりました。熊撃ちの人達でもなかなか見つからない時あるというので、相当な数だと思います。仲間からは熊をおびき寄せる野生のフェロモンでも出てるんじゃないかとからかわれる程です。幸いにも川で2度遭遇している以外は全て車から見たものです。特に危害を加えられたという事はありませんが、ここ数年増えている事も事実ですので、笛、鈴、熊よけスプレーと常に3点セットで川に入る様にしています。マズメ時はやはり特に注意が必要だと思います。一番びびったのは川原の広い渓で20m先をザブンザブンという感じで水しぶきを上げながら横切って行った若熊です。黒いフリースを来た自分が四足でずぶ濡れで走っているというイメージでした(笑)

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2005年08月26日

盛夏のイワナ釣り

先日の秋田の続編です。豊かなブナ林から流れ出す渓は均整のとれた逞しいイワナを育んでいました。そのパワーと相反する美しさに感動しました。日陰に湧き出した清水は天然のワサビを作り、その水は炎天下の釣りでバテル私たちの喉を潤しました。久しぶりにドンビキ(生まれ故郷でのヒキガエルの方言です。ドンくさいヒキがえるの略でしょうか・・・)を見つけました。身体全体ニキビのようなちょっとグロイ格好に似合わず綺麗で水温の低い渓にしか棲まないカエルです。夜は長年愛用するコールマンのランタンと新調した道具がキャンプの雰囲気を演出してくれました。フォトギャラリーへどうぞ

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2005年08月01日

上松中学校

実家に戻り仕事の合間をぬってお墓の掃除をしてきました。昨年よりお盆前の夏の約束として私の行事とすることにしました。1時間ほど気持ちの良い汗を流し墓地の隣にあるわが母校の上松中学校に立ち寄りました。昨年のお盆には20年ぶりの同窓会が開かれました。日本広しと言えど校内を沢が流れる様なロケーションはあまりないのではと思います。何故かこのエントリーがフィールドレポートになっています。その訳は・・・・

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2005年07月28日

気持ちの良い釣り

先日の東北釣行で感じたことです。久しぶりの釣行で自分のキャスティングが下手ねーあんたって感じになってました。新しいラインがロッドに合わなかったせいもあると思いますが・・・結構思うところにフライが行かないんです。しかしその中にもうまくキャストが決まり、ドリフトしてこの辺かなーって言うときにガボッとかパコッとかフッとか色んな消え方をして、ロッドが曲がり綺麗な魚が手元に寄ってくれば幸せです(魚の大きければさらに言うこと無しなんですが・・・)今回は前日からの急な涼しさのせいか一回り小さなイワナの活性の高い時間が殆どでした。サイズが良くなったのは午後に入ってからでした。今回が初めての入渓ならばこういう渓なのかなと感じるのかもしれません。過去の良い状態の時との比較ではやはり急に冷え込んだり、急に増水したりなどの条件の急激な変化の直後はあまり思わしくないようです。そこで動くか動かないかという判断になるのですがこれも何度やっても難しくその度修行が足りないと思わされる事が多いです。川の水位、水色、水温これらの前日からの変化、季節の進み具合、魚へのプレッシャーなどを過去の経験と照らしてタックル、ラインシステム、フライパターン、ポイントへのアプローチを考えていく高度なシュミレーションとしての楽しみ、人間の狩猟本能に帰するスポーツでありながら自然相手で外的要因からしか判断出来ない終わりのない魅力的なゲームであるところの楽しみ、また遠征すれば釣りをしていない時間も多く、温泉や食事や自然に触れる時間を仲間と楽しむ旅としての楽しみなどフライフィッシングは無限大の魅力を提供してくれています。長くこの趣味を楽しめるには?と最近は少し考える様になりました。ただ歳をとったのでなく、大人になっていれば良いのですが・・・・

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2005年04月28日

今年初めての東北遠征

今回は三陸周辺の川を二日間に渡り釣り歩いてきました。結果は北上のobaraさんが地元の貫禄で尺を釣り、私は24cmとサイズこそ大きくはありませんが数も結構釣れ、東北の無垢なイワナと遊ぶことが出来ました。イメージとしては一月近く季節がずれている気がします。日中はカゲロウのハッチも少しありましたが、活性はやや上がりましたが瀬に出ている魚とプールのそこにいる魚テンションが別でまだ本格的なシーズンではないという印象でした。まだ桜はつぼみですし楽しみだったタラの芽はまだ完全なつぼみで、取れませんでした。宿は楽しみにしていた40cmオーバーの立派なアイナメのお造りを囲んで盛り上がりました。デジカメを家に忘れて画像がありませんが近日中に同行したtaizouさんよりアイナメのお造りの映像が届きますのでご覧下さい。

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2005年04月02日

北海道のアメマス

2004年の8月北海道の富良野で出会ったアメマス42.5cmです。フライは8番ロングシャンクに巻いたディアヘアホッパーで流心のど真ん中から出てきました。川は3mほどの川幅でしたが掛かった後プールの底にへばりついて動かなく為るほどに強烈なトルクでした。2時間でこの魚意外は20cm前後が2匹でこの魚が出る直前は30分以上反応がありませんでした。大きいのが出る時の特徴と言えるかもしれません。しばらく反応が無い時こそビッグチャンスの期待大です!
2004年8月北海道富良野近郊 AM8時頃 快晴

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狩野川のアマゴ

狩野川のかわいいアマゴです。いいサイズとまでは行きませんでしたが、ヒラタのハッチに誘われて瀬の中から元気に飛び出した中学生サイズです。
2005年3月 修善寺付近 

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桂のイブニング

先日の釣果報告の中のイブニング29cm、28cmの写真です。5月には尺超えという感じの魚体です。
今度は明るいうちに綺麗なアマゴの写真収めたいです。
2005年3月 桂川本流  ハッチの状況 シマトビケラ エルモンヒラタ ガガンボ コカゲロウの複合ハッチでマッチフライはシマトビケラのスペント 及びシャックフライ 釣れたのは29cmが最高でしたがもう少し大きいのもいました。たぶん・・・

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2005年04月01日

夢の40オーバーとの出遭い

あれは初夏の秋田の渓での出来事でした。その日は釣り仲間5人の大所帯で連なって釣りのぼりました。結構暑い日だったと思います。しばらく釣り上がり全員が並んでもまだ余裕のあるプールに着きました。時間は午後2時を回り、テレストリアルの集中的な流下がある時間帯でもあります。プールの流れ込み付近に入った釣友に早速大物が掛かりました。最下流部に立った私はランディングした大物を見る皆の輪に加われず遠巻きに「いいなー!こっちもそういうの来ないかなー!」と声を掛けました。31cmのイワナとの事でがぜん皆やる気になりました。対岸は熊笹のうっそうとしたブッシュで良い時はかなりの数のイワナが確認出来る場所です。程なくして対岸の熊笹下から東京からわざわざ良く来たねーという感じでいいサイズのイワナが出て来ました。思わず「こっちも良いの出てきたよ」と叫ぶと、なんとそれを遥かに上回るサイズのイワナがユラーッと流心に出てきました。「なんかすごいの来たよー!」今考えると皆と一緒だったので余裕が結構あったように思います。小さいほうでも尺はありそうな魚です。これは本日最大のチャンス到来です。NAGASAWA#2のしなやかさであればとフラットな水面を意識して7Xティペットをひとヒロ足して、16番のCDCフライを結びました。不思議に落ち着いています。尺イワナの1m下流に本命がいます。ここは本命をダイレクトに狙う場面と70cm位の上流にフライを入れようとキャスト!一発でキレイにフライが入りました。「よーし食え食えっ」と心の中で思うと殺気を感づかれたのか何故かフライのドリフトされるスピードと同じ速さで後ずさり(魚なのでこの表現で良いでしょうか・・・)するではありませんか!あーっ1m程下るとクルッと向きを下流に変え対岸の流れ出しの20cm程の水位の場所の底に張り付いてしまいました。くーっ世の中の摂理とはこういうものか。でもまだチャンスはある。対岸のボサ際の魚まで12m位でしょうか。幸い流れ出し付近も水流が一定で落とす位置さえ間違わなければうまくドリフト出来そうです。気持ちを入れ替えて絶対に負けらない戦いに挑みます(笑)上流に軽くリーチをかけフライ先行で流すこと。あとは食ったら合わせはゆっくりと!と言い聞かせて運命のキャストに。これも一発でうまく入りきれいに魚の前にフライが・・・・少し体を斜めにしたと思うとゆっくり浮上してフライを飲み込みました。ワンテンポおくらせてゆっくりロッドを立てると異常に気づいたイワナはその場で大物特有の首振りをすると深場の対岸に向かって強烈なパワーで走りました。

それからのファイトは想像を遥かに上回る強烈な野生を感じる事になりました。息詰まる戦いという感じです。もちろん20年近い釣り人生の中でも一番であった事は間違いありません。シャープというよりはトルクフルなのですがオービスワッペン状態でのやり取りです。

信じられないような水飛沫にさらに興奮がピークに!口から心臓がはみ出るとは正にこの事。

ポイントに立ち込んでクライマックスのランディングも一発で決まりました。よっしゃー!渓に私の雄たけびがこだましたのは言うまでもありません。皆寄ってきて祝福してくれました。すくった感じは今までにない感覚でした。しかもひれピンの完璧な魚体です。日中魚が見えていて、しかもファイト中の連続写真つきでと何から何まで幸運でした。メジャーをあてると40.5cm!この0.5cmが大きい。良くぞ俺の毛ばりを食ってくれたなーと感謝しました。夢に見た40オーバーとの出遭いでした。何年生きてきたんでしょうか?オスのようでしたが今年の秋もこいつのような素晴らしい魚の子孫を残す産卵に参加する事を願ってリリースしました。その日の夜のビールの美味かった事!忘れられない思い出です。後日談ですがこの時同行した釣りピーMさんが2年前に同じポイントで釣った37cmのイワナが「育って」私に掛かった事が判明しました。写真を並べると特徴的な斑紋がすべて一致しており更に驚きでした。キャッチアンドリリースの効果が実証された出来事ではないかと思います。このサイズになると2年で3.5cmしか大きくなれないと言う事も興味深い事実です。Mさん初め釣り仲間皆さんに感謝します!

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