由井大久 釣り方商店 2005年から2007年のブログ > 釣り > フライ>いわな

2008年05月29日

秋田イワナは遠い

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先週の週末、秋田は爆発したらしい・・・・下野の友人と電話で話すと興奮気味に『もう一匹交代
じゃなくて2匹交代位でしたよ。いやーすごかった!』昨年も今頃秋田に皆で行きこの38cmのイ
ワナはじめ楽しい釣りをしたが、今年はなんだか7月までお預けになりそうな感じ。

昔の写真を引っ張り出してきて溜息をつく日が続きそうです。今年は遠い秋田イワナ・・・・・

[ フライ>いわな ] 投稿者 daikyu : 07:49

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2008年05月22日

ヤマトイワナ

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渋く濃いブラウンの背中が愛おしい、僕が木曽で生まれて餌釣りを始めた頃からイワナと言えば
ヤマトだった。このイワナが貴重な種であることを知ったのは大学進学で東京の地を踏んでから。
今回の木曽釣行での一番の魚・・・僕の釣りのルーツのヤマトイワナにまた逢えた。中々尺モノ
には出逢えないから9寸超えでもかなりハッピーだ。秋にはもしかしたら・・・・また逢おうね!

[ フライ>いわな ] 投稿者 daikyu : 23:50

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2008年05月16日

春色の里

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イワナが釣れた湧水の湧く三陸の渓は田植えの準備真っ盛り。山は新緑の色に萌えて、渓のそば
にはワサビやクレソンやミツバが繁り、菜の花も咲いてました。のんびりとした田園風景の中、湧水
を利用した養魚場がありました。ここで育ったイワナは綺麗でしょうね・・・・

[ フライ>いわな ] 投稿者 daikyu : 09:23

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2008年05月14日

おぢさん 釣れたよ!

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釣り券おぢさんの家から50mほどのプールでochiくん、ひろぽんさんと仲良く3人で釣りました。もち
ろん漕がないで・・・でもそっとじゃなくて、スゴク大騒ぎしてちょろ虫も使わなかったけど。おぢさん
最近の毛鉤は案外釣れるみたいだぞ・・・・

[ フライ>いわな ] 投稿者 daikyu : 23:57

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2008年05月06日

ヘボ釣り師の2週間

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先週下野の友人から電話が鳴った・・・『爆りましたよ・・・もうバッチリです!』この話にかなり反応
したのはまだ早いのではと思っていた渓の話だったからだ。仙台の友人たちにも連絡を入れると
やる気まんまん。渋滞の高速を抜け、林道を走って辿り着いた岩手の森は予想よりも萌えていて、
釣り人の活性はピークになった。

魚無連絡です  依然コメント受けつけが出来ません。対応出来次第変更いたします・・・・

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雪代が抜けてまさしく引き際の水量とその水色。先週の友人の釣行時よりも減水しているという
事だったが、この渓は渡るのが大変な位の時が抜群に良い。今日の水量はまさしくそれだ・・・・


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入ってすぐの小さなポイントから答は出た。ブリッとした8寸のイワナ。今年も元気なミチノクイワナ
に出逢えた。森と雪代の水色を写したような緑の背中が印象的だった。ピシャッと元気に水飛沫
を上げて流れに戻って行った。

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いくつかのイワナをひろぽんさんとリリースを繰り返して、深めの渓谷に太陽の光が射し始めた頃
流速のあるプールの流心から出た渓の妖精のようなヤマメ・・・28.5cmのサイズ以上に存在感の
ある魚。片道500kmの距離の疲労感が飛んで行く瞬間だ。

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こんな雰囲気でどこまでも続くフライ向きな流れの中でミドリカワゲラ、クロカワゲラ、種類は分から
ないけどもう少し大きめのカワゲラの3種類のカワゲラのスーパーハッチでイワナとヤマメは湧いた。
正直この虫のハッチで良い思いをした事はそうないけれど今日は魚たちのスイッチを入れたラッキ
ーチャームだ。開きの緩い筋や泡だまりの巻きの至る所で魚達は浮きまくった。

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毛鉤は浮いてさえいれば何でも良いのではと思わせるような反応だ。まさに至福の時を過ごす。
平均8寸とこの時期にしては素敵で、かなり忙しい一匹交代を続ける。待ち合わせの17時まで
渓のほとりでワサビやシドケをはじめとする山菜も採りながらの遡行が楽しい。

数匹の9寸のイワナを頭に25匹程と写真を撮る暇もなく釣りまくってしまった。こんな日は僕に
とっては何年かに一度の釣りだから写真よりも釣りが優先するような感じだが、こんな日もたま
には良いだろうと思う。

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以前も触れたことがあると思うが、英国の釣り師の間で『ヘボ釣り師の2週間』という諺がある
そうだ。年に2週とないカゲロウの羽化のピークに遭遇するとどんな腕の釣り師でもそれはうまく
なったと勘違い出来る期間の釣りをさすそうだが、今回のタイミングはまさしくその諺にぴったり
と来る釣りだ。

夕方待ち合わせた5人全員の釣果を合計すると80匹近かった・・・・ゴールデンウイークと言う
名前の通りのパラダイスな釣りとなった。先週元々この渓を釣る筈でなかったが気になって下見
にと立ち寄った友人たちに感謝の釣りだった・・・・・

[ フライ>いわな ] 投稿者 daikyu : 21:07

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2008年04月20日

やっぱり『釣りあり』で

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長野出張のさ中、やはり我慢が出来ずに高原の渓に寄り道。増水してるが澄んだ水、天気も花曇り。
4時間だけ寄り道(だけとは言わないかも)至福の時を過ごす・・・・ハッチは1インチはあろうストーン
がバタバタと・・・・でも食ってるのは相変わらずコカゲのスぺントでした。

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小さなプールの筋でまあまあのライズがモコッと・・・3回やったところへ4回目流れたニセモノを
本物食べたのと同じ様に出てくれました。ゴンゴンとたなびらとは違う引き!おっとと・・・・てな
感じで寄せると黄金色の良いイワナです。

ハッチも安定して来て、たなびらが6つ。イワナと合わせて7つで充分満足です。瀬は叩かずに
いつものクリークへたなびら観察です。

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村内をこんなクリークが縫うように流れています。まだ春浅い高原ですが、この小渓にはバイカモ、
クレソンなどが繁っていて鮮やかな緑色を見せてくれます。

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保護色と言いますが、この写真まさしくそんなイメージです。小一時間こんな写真を撮りながら、
たくさんのたなびらを見ていましたが、ネットに掬ってみれば時に派手にも見える色彩も自然に
見事に溶けこむ色彩美があります。

彼女はもう十分体力を回復していずれ本流へ下るのか・・・ニセモノのカゲロウが流れてこない
この流れにいて、泳ぎながらモデルしてた方が安泰かもしれません。

魚無連絡  明日21日から28日まで海外出張となります。おそらくPCの扱える環境とならない
と思いますのでコメントもクローズにしておきます。先日の程良い雨が引く今週末の釣果がとて
も気になるところですが、戻りましたらそんなお話とともにGWの釣りの予定など立てましょう!


[ フライ>いわな ] 投稿者 daikyu : 21:30

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2008年02月19日

夢の40オーバー リメイク版

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忘れられない釣りがあります。一生この趣味と付き合って行きたいと思う瞬間もあります。そんなことを振り返るのもこの趣味の楽しみなのかもしれません。先日、釣り仲間としては最もお付き合いの古くなったMさん夫妻と市ヶ谷の居酒屋さんでプチ反省しておりましたらやはり釣りの話となりまして、懐かしい秋田のイワナ釣りの話になりました。かれこれ7年前位になるでしょうか・・・偶然の出来事とは言えC&Rの効果を2年越しで検証出来た釣りとして記憶に残り、ドライフライでのイワナの最大魚であったと言う記録にも残っています。フィルムカメラで某釣り新聞の取材をしていた頃の写真と共に、3年前のブログスタートの頃のエントリーをリメイクしてみました・・・ちょっと長いですが思いの詰まったこのエントリーにお付き合い下さい。

魚無連絡です。 数日間ブログが『無断休業』しておりご迷惑おかけしました。お知らせをして下さった皆さん含め、ありがとうございます。改めてよろしくお願いします。

その日はいつもより大所帯の5人で好きなポイントをゆっくりと探りながら、和気あいあいと鳥海山麗の大好きな渓を歩いていました。初夏の日差しを受けながらテレストリアルでの軽快な釣り上がりが、生涯忘れられない釣りになるとはまさか思いもしませんでした。

2年前に同行のMさんとの釣行の時に37cmと記憶に残るイワナを掛けた大きなプールにやってきました。このプールは過去にいろんな人のドラマを生んだプールとして仲間うちでは知られた存在で、特に
Mさんの一際でかいこのイワナをはじめ多くの尺イワナとの出逢いをもたらしてくれていました。

この釣行でもう10回にはなるであろう僕とMさんは、同行の3人に先行してもらいその大きなプールに並んで入りました。僕はしんがりの一番下流部の開きで対岸を見つめていまあした。流れ込みの筋で渋い大人の釣り人のSさんが早速大きいのを掛けランディングすると31cm。Sさんを囲んで皆が祝福しています・・・やっぱり秋田はいいねー

時間は午後2時を回り、良い時は羽アリの集中流化がある時間帯に差し掛かる。琥珀色をしたウイングが特徴的なこの渓の羽アリはフックサイズにして#16ほど。Sさんの掛けた尺イワナでがぜんやる気に
なった5人はプールで昼下がりのライズを待つことに。対岸は青々とした熊笹のブッシュでこの中がイワナのサンクチュアリになっており、ここから出て来て流心で捕食を始めればチャンスがある。

程なくして対岸の熊笹下からいいサイズのイワナが出て来た。ジンクリアでフラットなプールでは魚の姿がはっきりと確認出来る。優に尺はありうそうな感じ・・・・思わず「こっちも良いの出てきたよ」と叫ぶと、なんとそれを遥かに上回るサイズのイワナがユラーッと流心に出てきました。「なんかすごいの来たよー!」と実況しますが、真面目にかなりのサイズでもあり、尺イワナの下流側2m程のところに定位しましたが桁ハズレなサイズです・・・

今考えると5人の仲間と一緒だったので余裕が結構あったように思います。テストを重ねたNAGASAWAロッドをおろしたその日でしたので、フラットな水面を意識して7Xティペットをひとヒロ足して、16番のCDCフライを結びました。不思議に落ち着いています。この際尺イワナは無視して下流側の本命に狙いをさだめます。

ゆっくりとしたキャストでループが伸びキレイにフライが入りました。鏡のような水面にシナモンカラーのフライがドリフトされて行きます。神様お願い・・・・と心の中で思うと殺気を感づかれたのか何故かフライのドリフトされるスピードと同じ速さで泳ぎ下って行ってしまいました・・・

1m程その姿勢のまま下ると、クルッと向きを下流に変え対岸の流れ出しの20cm程の浅瀬に張り付いてしまいました。その時の悔しさといったらありません・・・・でもまだチャンスはあります。対岸のボサ際のイワナまでは10m位でしょうか。幸い流れ出し付近も水流が一定で落とす位置さえ間違わなければうまくドリフト出来そうです。

2回程のキャストで距離を測って再度トライ。上流側に軽くリーチをかけフライ先行で流すこと。あとは食ったら合わせはゆっくりと!と言い聞かせて運命のキャストに。これも一発でうまく入りきれいに魚の前にフライが・・・・イワナが少し体を斜めにしたと思うとゆっくり浮上してフライを飲み込みました。ワンテンポおくらせてゆっくりロッドを立てると異常に気づいたイワナはその場で大物特有の首振りをすると深場の対岸に向かって強烈なパワーで走りました。

それからのファイトは想像を遥かに上回る強烈な野生を感じる事になりました。息詰まる戦いという感じです。もちろん20年以上の釣り人生の中でもこんなファイトは初めてでした。シャープというよりは強烈にトルクフルで、小さい犬に引っ張られている位の感覚です。

信じられないような水飛沫にさらに興奮がピークに!口から心臓がはみ出るのではと言う位の感覚です。

ポイントに立ち込んでクライマックスのランディングも一発で決まりました。よっしゃー!渓に雄たけびがこだましたのは言うまでもありません。皆寄ってきて祝福してくれました。すくった感じは今までにない感覚でした。しかもひれピンの完璧な魚体です。

メジャーをあてると40.5cm!この0.5cmが大きい。良くぞここまで生きてて僕のドライフライに振り向いてくれたなぁと感謝しました。夢に見た40オーバーはnagasawaロッドに入魂には最高の魚でした。何年生きてきたんでしょうか?

オスのようでしたがその年の秋も生命力の強い素晴らしい子孫を残す事を願ってリリースしました。その日の夜のビールの美味かった事!忘れられない思い出です。後日談ですが下北沢ロフトでこの釣りの話をしていて、写真をみていると凄い事実が判明しました。この日も同行したMさんが2年前に釣った37cmのイワナが「育って」私に掛かったと言うコトなのです。

このイワナの斑点は体側全体に無数に白い点がちりばめられている独特なモノだったのですが、2年前のMさんの37cmと僕の釣った40.5cmの写真を並べると側線付近の特徴的な斑紋がすべて一致しており長沢さんと3人で何度も見比べてこれは同じ魚だと言う事が分かったのです。

キャッチアンドリリースの効果が実証された出来事ではないかと思います。このサイズになると2年で3.5cmしか大きくなれないと言う事も興味深い事実でした。この翌年もその翌年も同じ時期にはこのプールに立ちましたが、もちろん僕のフライにも仲間のフライにもそのイワナが掛かる事はありませんでした。

今でもあのプールに立つとその時の事が昨日のコトの様に思いだされます。秋田までロングドライブもこんな出逢いがあると思うと近く感じてなりません。気力と体力と家族の続く限り(笑)この釣りを続けて行きたいと思います・・・・

[ フライ>いわな ] 投稿者 daikyu : 08:06 | コメント (26)

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2007年08月13日

高原の渓は秋の装い

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羽アリの流下で柳の際で渋いライズをしていた26cmのたなびら。背中がハンプバックしている
サクラマスの様な魚体。体側の色を見ると既に水中では秋の気配が忍び寄っているようだ。
心なしかこのたなびらファイトにも力がない様に思えた。8月初旬だが高原の秋は早い。何だか
シーズンの終盤を意識してしまい寂しくなってしまった・・・・

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いつもの里川には浅めのこんなプールがそこかしこにある。日の高いうちや、虫の流下のないとき
は魚の気配がない様に感じるが、実はかなりの魚が潜んでいる。ヤマトイワナの渓で良い思い
をして、移動したのが15時すぎ。

このプールに着いたのが16時頃だったが、羽アリの流下に誘われて柳の下や葦際に入っていた
魚たちが早めの夕食を始めたばかりだった。4、5匹が断続的に水面を割って出ている感じだった。
羽アリのサイズはフックサイズにして20番。マッチサイズのアントパターンがなく、ミッジのスペント
でマッチさせることに・・・・・

18時過ぎの実家での約束までにイワナ交じりで、ひと時のマッチザ流下を楽しんだ。2時間で
二桁に乗せることが出来たのは、蒸し暑い午後に発生する羽アリのおかげだった。そういえば
かれこれ7年程前にこの渓で35cmの混血ヤマトを釣った日も羽アリの流下だった。秋田の渓
で7月の日中に40オーバーを掛けたのも琥珀色の羽をした16番サイズの羽アリの集中流下の
時だった・・・・

夏の時期の羽アリの流下に遭遇した時には大物が動く可能性もあり、絶好のチャンスとなる。
真夏と言って諦めず、蒸し暑い午後にはそんな事もあると、頭の片隅に入れておくと思わぬ釣果
に恵まれることもある。

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体にまとわりついた羽アリをサンプリングして、近撮してみると小さいながらプックリとくびれた
ボディ形状と4枚に綺麗に分かれた羽・・・・葦際で出損なったあの尾鰭のデカイやつともう一度
対峙したい。

このボディのくびれをしっかりと表現した『高原羽アリ』フライを5本は用意しておこう・・・

[ フライ>いわな ] 投稿者 daikyu : 08:27 | コメント (14)

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2007年08月10日

森の中のヤマト

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flyfisher norizou

夏の声を聞くと天然ヤマトに逢いたくなる。この魚には夏が似合う。あの強烈なファイトにも惹かれ
て友人を誘いとある渓へ向かう。御岳山麗には局地的な雨が降った様で、10cm近く増水している。
眼下70m程の流れ目差して、しばらく誰も歩いていないであろう斜面を藪コギして渓に立った。

霧雨がそぼ降る中での遡行となった。イワナの活性が下がる様な雨ではないと思ったが、朝方は
魚の出方が鈍くフッキングしないものもいる。釣り師のプレッシャーではないので、時間なのだと
考えゆっくり交替にフライをトレースしていく。

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典型的なヤマトに逢う。しばらく東北のニッコウイワナの釣りに慣れていると明らかに違う着き場に
戸惑うが、ある条件を満たす場所ではかなり反応が良くなった。最初の一匹もそんなスポットから
この渓にしては良いサイズの8寸ヤマトだった。

木曽のヤマトイワナは開きに出ていると言う印象は殆どない。どちらかと言うと小さくても水深があり
流速のある巻きの岩の際や、流れの速い白泡と流心との境目の様な場所・・・・いずれにしても水深
がある事はとても重要なポイントだと思う。なぜかは分らないが狭い場所でもこの様な条件のポイント
を探すと反応がある。

また分流になってチョロチョロと流れる小さなプールの様な場所には必ずと言って良いほどイワナは
入っている。過去にも驚く様なサイズが出たり、良い思いもしているので必ずフライを浮かべておき
たい。意外にすんなりフライに出るのもこういうポイントにいるヤマトならでは・・・・

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流速もあり、水深もある『あやしいポイント』から今日イチのサイズが飛び出した。ひとつ上流側の
瀬に差し返すほどの強烈なファイトをした。2番ロッドは満月。僕の目は三日月・・・・・

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別アングルでの三日月ヤマト。典型的な朱色の班点と、無班の背中。爬虫類系な顔立ちに、子供
の頃の手づかみの思い出が甦る。幼少時代のイワナのカラーは全てこれだった。

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ふと見上げると森の精霊が宿るような樹が枝をくねくねと巡らせていた。この木々とヤマト
は密接な関係を持っている。太陽差す時には日陰を作り、雨が降れば自然のダムとなり、落葉の
季節には渓に栄養分を与える。

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順調な一匹交替の遡行は退渓予定の地点で予定時間を2時間ほど過ぎるうれしい時間オーバー
となった。森にも渓にもヤマトにも・・・・そして釣り人にも真夏の一雨が素敵なオアシスになった。

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コガネムシはこの雨を喜んだんだろうか?綺麗にワックスの掛ったグリーンカラーのビートルの
ボンネットが水を弾いている様にも見えた。本物の車が水没したら大変だが、こんなビートルが
ボトッと水面に落ちたらそりゃ、ヤマトも黙っちゃいませんね・・・・・

[ フライ>いわな ] 投稿者 daikyu : 11:46 | コメント (18)

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2007年07月27日

釣りピーにつけるクスリはない

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翌日の釣りに備えて、大館のビジネスホテルに着いたのは、時計の針が9時を回る頃だった。
シャワーを浴びて、アジア杯サッカーのオーストラリア戦を横目に見ながら、遅めの夕食をと、
近くの地元の居酒屋さんに向う。美味しい肴と愛想の良い秋田美人の店員さんの絶妙な
距離感が心地よく、つい杯が進んでしまった・・・・完全な二日酔いである。

目的の渓を目差し長めのダートを抜ける頃、助手席のMさんの二日酔いはピークに達していた。
『大丈夫ですか?』と言いつつこちらもそれ程大丈夫ではない感じ・・・・・

車を停めて支度をして釣りを始めてまもなく、林道から声を掛ける人が・・・・東京と仙台の釣り
仲間が、同じ渓に来たのだった。そのうちの1人はも久しくあっていないnorizouさんだったが、
待ちあわせをしてもこんなに上手く会えることも少ないのに、秋田の果てでばったり会うなんて、
やっぱりみんな釣りぴーだ・・・・

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photo by M

上流を目指すと言う3人に、どうそどうぞと挨拶もそこそこに別れた。しばらく釣り上がるも、魚たち
もとてもスローな反応で、フライに反応するのも面倒くさそうな感じに見える。そして型もひと回り
小さく感じる。水さえあれば天気は最高なのだが・・・・・今シーズンは中々良い条件が揃わない。

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雨は殆ど降っていない様子で、昨日の雨も林道のダートに水溜りを作る程度。底石もかなり滑る。
フライに反応する姿はイワナでなくカエルの様だった。出ても乗らない、フライを下から突くだけの
様な中で、ようやく8寸そこそこのサイズが出た。

足元と頭もフラフラ、魚の反応もフラフラ・・・そして容赦なく照りつける太陽。かなりキツイ・・・・

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入りやすい場所だからなのか、それとも渇水、水温の上昇なのか出てくるサイズもひと回り小さく、
テンポもあがらなかったが、入退渓を繰り返した後、3時を回って入った場所では時間も良くなった
せいか、ようやく反応が良くなった。一匹交替でテンポも上がり、Mさんには待望の尺イワナも出た。

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今日イチの9寸弱のイワナがゆっくりとフライを咥えた。日中の魚の引きと全く違う。元気の良い
魚は日中動かなかったのかもしれない。前日も釣れ始めたのが3時過ぎ、この日も3時過ぎ・・・・
7月の梅雨の終わりかけにしてはかなり厳しい釣りだった。着替えをして、林道を下って行くと、
友人達も下流部に移動してイブニングを楽しんでいた。聞くと彼らも苦戦したようだった。

後で仲間の一人のyamaちゃんは『いやーどうしてもね・・・norizouさんが行きたいって言う
もんだからね。朝起きたら勝手にハンドル握って東北道に乗っちゃったんですよ。でねここ行く
っていうもんだからさぁ・・・』と話した。

岩手の北上からこの日一気に秋田と青森の県境まで来てる自分達の行動を疑われるのでは
ないか心配だと言うのが話の主旨だったと思う(笑)

そんな心配をよそに僕達二人は10日で5日釣りをしていることに気付かれないだろうかと密か
に心配していたのだった・・・・・

[ フライ>いわな ] 投稿者 daikyu : 08:38 | コメント (22)

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2007年07月09日

鳥海山麗の渓

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photo by ochi

鳥海山をバックに釣りが出来るこの渓には年に一度は立ちたい。独特のエメラルドグリーン
の水色と岸際に張り出す木々の下に、ユラユラと見え隠れするイワナを対峙するのが楽しい・・・・
今年も皆とこの渓に来る事が出来た。

左岸側に大きく柳の枝が張り出したプールではそのシェードの下で上下左右に動きながら捕食する
イワナの姿が見えた。背後にも森の様に生い茂った柳。エアリアルロールキャストの様に、背後にも
気をつけてテンポの良い流れにようやくムネアカオオアリのパターンを滑り込ませると、スーッと浮い
てカポッとやった・・・・

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障害物のないこのポイントではゆっくりとラインを手繰る余裕で、ハンドランディングすると意外にある。
今日イチの9寸。太い魚体は既にベストコンディションで背中の盛り上がり、斑点の美しさもGOOD!

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photo by ochi

時折こんな風にイワナがロッドを絞るものの、良い時のこの渓に比べるとボツボツの『ボツ』位の
感じだろうか。一年ぶりの湯沢の友人もそんな感想を漏らしてる。他の2人とも相談して待ち合せ
の2時から、渓を変える事に・・・・

秋田小町山女は中々手強く、夕方のひと時だけ関東からの釣り人に姿を見せてくれた。その
ポイントはすでに鮎の解禁で昼は竿を出さない様な場所だったが、大物の気配が漂う場所。
機会があれば夕刻だけでももう一度竿を出してみたい・・・・


[ フライ>いわな ] 投稿者 daikyu : 07:41 | コメント (14)

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2007年07月04日

開拓精神の釣り

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車と停めた堰堤上のプールの日陰でライズリングが見えた・・・・・栗駒山麗を目指して新規開拓の
候補をいくつか覗いて辿りついたこの渓。ジリジリとした梅雨の晴れ間が広葉樹林の合間を縫って
渓を照らす。ようやく落ち着いて竿を出せそうだ・・・・

ゆっくりした右回りの巻きを形成している日陰のプールに立つと、何匹かのイワナがクルーズして
いるのが見える。光と影のコントラストが強く魚の動きが捉えにくく、木の葉などの浮遊物も多い。
かなりの量のテレストリアルが森から供給されている事が想像出来る。

18ftのリーダーシステムに7xティペット、フラットな水面のクルージングライズには見切られにくい
毛鉤を結びたい。16番のCDCフライをセットしてイワナのコースを見る。岸際から日陰の部分の一定
のコースを動いている。覆った木々をかわしてサイドキャストで狙う。

着水したフライをチョコッチョコッと誘って見ると三角波が立ってイワナが反応した。止めたフライが
ディンプルライズの中心で消えた。ゆっくりとロッドを立てると心地よい感触が伝わった。

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影から光の中へイワナを誘導すると森の木々をそのまま背中に映し込んだ様なイワナだった。
ブルックにも似た模様のイワナを流れの中で写して見た。振り返るとkenkenさんのロッドも
満月になっていた。これは良い渓に入ったかな・・・・

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100m程の区間で反応はすこぶる良くパラダイスかと思ったのも束の間、ぱったりと反応が渋く
なってしまった。この雰囲気で釣れれば最高なのに・・・ICからの距離やアプローチのし易さか
ら考えると、朝一巡ったゲートからの歩きで入る渓が良かったんだろうか・・・・うーん悩ましい!

いつもの東北のイメージからすると渋めだった。分かれた二人も釣り人を避けかなり下流に入り、
そこそこの釣果だった様子。新規開拓にリスクはつきもの。原因は先行者の様な気がしている
今は、もう一度竿を出して確かめたい菌が増殖中!みちのく旅後半へ続く・・・・


[ フライ>いわな ] 投稿者 daikyu : 07:01 | コメント (16)

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2007年06月27日

イブニングライズ

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イブニングライズ・・・・この響きには特別の感情がある。凄いライズの中、フライは魚の顎を一度も
捉えることがなく終焉することもある。期待を込めて待ったプールで何も起こらない事もある。そん
な多くの痛い思いの中に、歓喜を呼ぶ瞬間があるだけで・・・・さあ今日も夕暮れが迫ってきた!

魚無連絡です!みちのくキャンプ釣行計画をNEWSコーナーにアップしました。

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この日はプールでライズを待たずにそのまま釣り上がって行くことに。日中が光量の関係な
のか、人のプレッシャーなのか反応が思わしくなかった。3時を回るとパチンとスイッチが入った
様に、イワナ達が水面を大胆に意識し大きめのドライフライがゴボッと飛沫を上げて飲み込まれる。

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至福のひとときを3人で過ごして、やっぱり時間なのかぁと思い出した頃に今度は先行者なの
かなぁと言う様に極端に反応が悪くなってしまった・・・・あれれ。よしっと皆に声を掛けて、場所
移動を決行。もう時間がない・・・

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新潟赴任も残り僅か、あだむすパパさんに幸運の女神が微笑んだのは、残り30分を切ってMさん
と僕が着替えを済ませた後だった!橋の上からぱぱさんが笑いながら釣るイブニングライズを
見て、送別釣行には最高のフィナーレのイブニングライズとなった。ぱぱさんまた北の大地で!


[ フライ>いわな ] 投稿者 daikyu : 08:59 | コメント (12)

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2007年06月11日

19時間の日帰り釣行

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残雪の越後の山。こうした山からもたらされる湧き水と寒暖の差が美味しいお米を生んでいます。コシヒカリと酒の名産地として名を馳せていますが、大自然と豊富な水と言えばもちろん釣りにも好条件、名前も『魚沼』なのでつい期待してしまいます。練馬から2時間弱の幸せな距離感・・・・

例年6月には何度か訪れているのですが、先日FR誌の取材で爆りまして、気を良くしての
再釣行です。しばらく週末の遠出が厳しそうなので、ご近所の練住さんとTクンを誘い、練馬
繋がりで『越後弾丸釣行』を企画してみました。

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渓や林道脇には満開の『タニウツギ』雪代の終りを告げる山々にちょうど咲き誇る花。季節に
正直に咲くこの花に釣り人の心は動きます・・・・少し遅い気がするのは先日釣り券を買った
民宿のおばちゃんが『4月が寒くてびっくりした』と話してたことが原因なのかもしれません・・・

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気になる堰堤上の渓を詰めるために、車を停めて林道を30分歩いて入ります。堰堤に
辿り着くと、沢づたいに降り道なき道を歩き、流れ込みの本流を目指します。体から
湯気が上がるほどの強行軍で手にしたイワナは1匹。まだ増水中の本流は渡渉が
厳しく、100mほど遡行したところで断念しました。

初めての渓にはリスクはつきものですが、クレージーな釣り人につけるクスリはありま
せん。昨日の雨が無かったら、あと2日遅ければ・・・・とリベンジを心に誓い来た道を
戻りながら、深くなった緑の一部をカメラに収めました。

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沢筋に見切りをつけ、本流を覗きながら竿を出してみます。すぐ8寸ほどのイワナが
出ましたが、その後が中々続きません。雰囲気はドカーンッと出そうなんですがイメ
ージと実際は違いました。

いくつかの渓をはしごして、何とか釣りになった感じでしたがイブニングまでしぶとく
竿を出し、湯沢駅前のすいてる日帰り浴場で汗を流しました。一気に練馬まで帰還
した後は、Tくんのご配慮で22時頃から練馬で反省会までさせて頂きました。

反省会終了までざっと19時間の長ーい日帰り弾丸釣行は楽しい会話もあって、釣果
以上に奥深い釣り旅でございました。反省会終了まで一睡もせずにオヤジパワー全開
でした。そういえば朝コンビニで『ニンニクの力』飲んだんですがアレが良かったのかな?

イブニングまで釣り、温泉入って練馬で反省会まで出来る、越後日帰りって素敵!

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2007年05月31日

ハートに火がついた!

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筋肉質なボディと伸びやかなヒレが織り成す強烈なファイト・・・38cmのイワナがネットに収まったのは、shojiさんの大物を見た直後だった。大型が動く条件も揃ったが、震えるような感動だった・・・・

マダラカゲロウがパラパラとにわか雨の合間を縫ってハッチしはじめた。長い護岸の続くプールの流心脇を丁寧に探っていく。CDCウイングのソラックスを護岸際のレーンに何度かトレースしている時だった。そいつは突然浮上した・・・あっ!そう思う間もなくフライを飲み込んだ・・・

一瞬そのサイズにひるんで、合わせがほんの少し早かったのかゴンゴンと言う手ごたえを残してラインが宙に舞った。『あーっ・・・』背後の柳の枝に絡んだラインを解きながら、やっちゃったぁ・・・と落胆を隠せない。逃がした魚はでかいが、今日の許された時間の中ではこの魚には縁がないのが普通だ。

shojiさんの大物の残像、そして掛け損なった目の前のイワナ・・・このまま諦めるのは惜しい。少し場を休ませて、ニンフを結ぶがやはり反応がない。あの時もうワンテンポ遅いあわせならば・・・

更に場を休ませながらもう一度ドライフライに替えて、丁寧なドリフトを心がけて流す。15投はしただろうか、流れを捉えてゆっくりとドリフトされるフライを全く同じモーションでアイツが浮いた!『!』今度こそ・・・

しっかりフライを飲み込んだところで、ワンテンポおいてバッドを持ち上げる様に合わせる。ゴンゴンッ!と首を振るノッキングが伝わった。姿が見えないが送られてくる有機的なパワーは強烈だった。

下流側へ誘導して満月になったアングロ3番ロッドのバッドを生かしてためる。膝上ほどの水深に来た所で一気にランディングした!よっしゃぁー!!

写真が少ないのですが、FR誌へ掲載予定ですのでお許しください・・・・下半身だけで失礼します。
ハートに火をつけてくれたshojiさん!(笑)、撮影をお手伝い頂いたLt-cahillさん、今回同行の釣りキチおやじっちの皆さん(笑)ありがとうございました!

[ フライ>いわな ] 投稿者 daikyu : 07:48 | コメント (22)

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2007年05月22日

さあ!みちのくイワナ旅

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いよいよ東北の新緑シーズンインです。現地情報&先週の仲間の話を総合するとそろそろ
良さそうな匂いがしてきました。昨年は5月30日頃に出掛けているのですが。記録的豪雪で
雪代が遅く、翌週がビンゴと言う感じでしたので、今シーズンは良いんではないかと・・・

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昨年も今頃、こんな典型的な秋田美人のイワナが遊んでくれました。つぶらな瞳をしてて
可愛いですね。可愛いと思える二日間でいたいです(ははは)何をおいても毛鉤
を選ばないイワナ達のユラッと浮上する姿を見るのがこの時期の最高の楽しみです。
欲を言えば雪代終わりかけのオオマダラのハッチに当ると最高ですが、そうでなくても
そこそこ釣りになるのが『みちのくイワナ旅』の良いところです・・・

ひとしきり釣りをしたら日帰り温泉&夜のキャンプ宴会へ突入がまた楽しみです!シェフ!
メニューどうしますか?明日位から配車計画と川を考えますがいつもの湖畔にベースを置く
予定です・・・・あの渓もあの渓も気になります。体が3つ位欲しい!

例年ですと、ここから6月はペースアップしてがんばるんですが、今年は6月は3週目まで
週末に予定が入っておりベストな3週がお預け状態になりそうです。我慢出来なくて平日
休みを取ってGOするかもしれませんが(笑)

もちろん7月中も良い釣りも出来ますが、その辺りは東北案内権に当選された3名の方々
との計画も立てたいと思ってます!忘れてませんのでお楽しみにしてくださいね!尾張
グループの皆さんとも、その頃現地合流予定を立てられると良いと思います!

[ フライ>いわな ] 投稿者 daikyu : 22:01 | コメント (28)

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2007年04月08日

何となく思い出して・・・

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まだまだベストシーズンには時間がありのですが、あまりにも釣りに行けそうにないと何となく
昔の思い出に浸りたくなってしまうのが常です。昨シーズンは中々良い釣りが出来ましたが、
特に印象深いのが、7月末の新緑の秋田、この時期に暖かい雨が来ると魚の活性が上がる
ものです・・・・・ photo by shikada

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深いプールのシェードの下から大きなテレストリアルを呑み込んだのは、尺一寸の
ガチッとしたイワナでした。2番のロッドでは最高のターゲットなのですが、こんな魚
に出逢えると思うと片道500km超もがんばれます。

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たくさんのブナの木が大きく深呼吸しているようなしっとりとした森の雰囲気の中を、
都会の喧騒を離れて釣り上がるのは例えようのない至福の時です。

こんな環境で素晴らしい渓魚にずっと会えるためにも、ちょっと竿を置いてイベントの
準備もがんばろうと思います。来週からは木曽での委員会と、地元小、中学校への
案内をどのようにするか・・・待ちに待ったパンフレットも出来上がります・・・・あと一息!

[ フライ>いわな ] 投稿者 daikyu : 21:27 | コメント (8)

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2007年04月03日

3日ぶりの再戦

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先日一月ぶりに竿を出しましたが、ナンとも思わしくない釣りに今度は3日ぶりに家族を振り切って来てしまいました(笑)天気はこんな天候から昼過ぎには曇天になるという展開・・・ムフフな感じなのですが・・・

shikadaさん、Mさんの3人での釣行ですが、宇都宮県人ochiくんはじめ4人の仲間がもう一台で現地合流です。日曜なので工事の影響がない分ポイントをいくつか見る事が出来そうでした。二手に分かれて探ります。

程なくして、風の合間にライズを発見。結構渋い感じのライズです。相当いじめ抜かれて渋々な感じですが、コカゲロウのイマージャーに狙いを付けてスペント系のパターンでじっくりと・・・


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粘る事30分、ようやく掛けた魚は成魚放流の面影の残るヤマメでした(泣)ストマックを見るとやはりコカゲロウのイマージャーがギッチリと詰まっていましたので、予測どおりなんですがなんともトホホな感じ。3月になって寒さが少し戻った感じなのか、流れの中でのライズは少なく、緩いプールでしているライズはつり人からも見つけやすくかなり渋い感じです。

3時過ぎには天気は完全に曇りに変わり、かなり強かった風も収まり良い条件になったかに見えたのですが、その後もあまりパッとしない展開でした。結局その後イワナを6匹釣りましたが虫の端境期なのか、大型の魚は殆ど動いていない状況でした。

さて行く所に困る状況ですが、4月はイベントの準備などで行けなくなる状態なのでちょうど良いのかもしれません・・・イベントが終わったら東北へ!と切り替えることにします。

[ フライ>いわな ] 投稿者 daikyu : 10:12 | コメント (16)

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2007年03月30日

一月ぶりの釣行

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セキレイがにテトラを飛び回りながら虫をついばんでいます。ガガンボとコカゲロウがハッチしていて水面を流れていくのが分ります・・・・その癖、イワナのご機嫌は中々上がりません。森とさかなのmaruiさんやsyatyouさんの釣果にかなり感化されまして、千曲へ・・・イベントの準備や仕事で中々時間が取れずにいましたが、このままだと干乾びてしまいそうなので、ひと段落ついたところで1人ぶらり釣り旅です・・・

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良い噂にそわそわしながら出掛けたのですが、春は条件と言われる通りの展開になり、ピーカン、
強風、おまけに赤顔橋下の大規模な河川改修によりそれより下流は泥濁りナンとも複雑です。
知事が変わって河川改修が増えたような気がするのは僕だけでしょうか・・・

あまりにもライズがないので、痺れを切らしてニンフに替えようやく20cm足らずのイワナに逢え
ました。何だか遠い道のりでした(笑)掛りどころのせいかこのイワナ鼻から血が出ています・・・
久しぶりに釣れたイワナに興奮して鼻血でそう・・・自分自身を見ているようでした。

『 春岩魚 にせもの食わされ 鼻血出す われをだぶらせ しばし眺めん 』 

4時頃になり移動したポイントは日中3人がベッタリとライズに嵌っていた所。スレスレになった
イワナでもイジメルかと(大体イジメられることが多いんですが)川原に立ちます。下流側の鏡状
になったポイントでライズがたまに起こっています。

下流側から回り込んで覗くとゆったりとした流れの浅場をクルージングしながらキュキュッと水面
に向って反応しているイワナが数匹見えました。ガガンボのイマージャーを結び、目の前でツツッ
と誘うと面白い様に掛り7匹のイワナを釣り、ちょっとホッとしました。日暮れに近かったので、釣り
に夢中で写真がありませんが、サイズは20cm前後でした。

久しぶりの釣りでしたが、そこそこイワナに遊んでもらえてようやく落ち着けましたが、逆に今度
は行きたい虫に火が付きそうです・・・

魚無連絡です。自然学校エントリーはわくわく自然学校のコーナーに移しました。
  

[ フライ>いわな ] 投稿者 daikyu : 09:16 | コメント (16)

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2007年02月20日

解禁しました・・・・

070219_1.jpg2007年シーズン開幕は好天の長野県の千曲川でした。お祭りの様なもので釣果も確かに気になりますが、今年も釣りが始まったという感じで『釣り人のお正月』の様な気分にもなります。『解禁あけましておめでとうございます!』と渓であった友人にも声をかけてしまいました(笑)

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早朝8時30分頃からユスリカのハッチがさかんです。クラスターにでもなろうかと言う勢いのハッチです。暖冬の影響なのか、いつもの解禁当初の川上地区にしては水があります。水量も安定しており、昨年来復活しているバイカモもあちこちに見られます。

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かなり期待が膨らみますが、そこは激戦区でありかつ、特有の条件により活性のあがる千曲の釣りは一筋縄では行きませんでした・・・場所を変え得意なポイントにも入りますが、人の居ない千曲は釣れる気がしません(笑)八ヶ岳は最高に綺麗なんですけど・・・

ライズが起こらない水面に痺れを切らして、ユスリカのラーバに米粒大のマーカーを中通しして1mほどの棚にして正面のブッシュ下に送り込むと、スッとマーカーが消しこまれました。今シーズン初もののイワナ。18cm程でしたがうれしい1匹です。

結果的にはこの1匹に1kmは歩いてようやく見つけた渋いライズをした16cm程のイワナ1匹、そしてゆるーい流れで来てしまった『憂ーさま』1匹としんどい1日でした。魚は居るはずですが解禁の人のプレッシャーなのか、全く口を使ってくれませんでした。ニンフを沈めても反応が殆どなく、久々に撃沈クラスの解禁となりました。解禁当初のピーカンの千曲でよかった日はございません。

『激しい雨男』なのに、こういう日には晴れるのも皮肉なもんで、やはり釣りは奥が深いですね・・・

[ フライ>いわな ] 投稿者 daikyu : 10:19 | コメント (24)

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2006年10月11日

良い想いは数えるほど・・・・

哀しい想いは星の数ほど・・・でしょうか。貴重な数少ない良い思いをウシのように反芻するのが大好きです・・・性質ですから仕方ありません。特に今回の出逢いは噛み応えがあり、反芻しながらニヤニヤしております・・・
魚無連絡です。コメントスパム対策でイベント情報のコメントが表示されていませんでした。失礼しました。Heavy Dutyにもエントリー始めました・・・・

年に数回あるかないかと言うドキドキするような出会いには、TVゲームの様にリセットボタン一つで最初からもう一度なんて事とは無縁の緊張の一瞬です。失敗しない方が普通でないとも言えます。確率論で語れない様な上手く行った話に一喜一憂しています。

だからと言ってリセットして『ライズの前からもう一回』なんて出来たら全く味気ないモノになってしまいます。魚との出逢いは一期一会、思うようにならないのが現実です。だからこそラッキーストライクの時は小躍りする様な喜びに包まれます。そういう時は川で叫んだり、魚の肌をナゼナゼしたりします・・・・

反面、そうならずにボヤッキーになってしまう事もたくさんあります・・・・気まぐれなライズを繰り返すスレッカラシヤマメに翻弄され、プールで捕食している無垢なイワナにあと一歩のところでフルキャストのフライが届かない、フライに出た姿に慌てて合わせ切れをする、強烈な引きに耐えられずラインを切られ、流心が気になって足元から大物に走られる、やっとの思いで掛けた魚は寄せてみたらウー様だったり・・・・

釣り人は私をはじめ良い思いを誇張して話しますが(笑)、その何十倍も失敗や笑えない話なんかがあって後で考えるとクスッとなる様な思いも含めて、それがフライフィッシングなんですよね。理由なんて分りませんがそんなフライフィッシングが大好きです・・・・

とにかく一緒にフィールドに出てマイナスイオンたっぷりの空気を吸い込んで、フライフィッシングを楽しみましょう!そんな事を今回の北海道でいっぱい感じてきました・・・・

魚無連絡です。北海道釣行の続きはFR誌の11月22日発売号に掲載予定です。お楽しみに!

[ フライ>いわな ] 投稿者 daikyu : 08:04 | コメント (10)

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2006年10月07日

原生林に戻った野生

50オーバーの河アメマス。20km近い流程に堰がなく海と繋がる河の奇跡。海育ちの図抜けたパワーは河の規模からするとオーバースペックにも見える程。晩秋から初冬にかけて次世代の為の営みが始まる。感謝してそっとリリース・・・・・

広葉樹の原生林を源とした、『釣れそうな水』が流れる。広葉樹の落ち葉が水に溶け出していく。いわゆる青い水でなく、緑の水だ。栄養分が豊富な水は深さのある場所では緑に輝く。

緑の濃さで川の深さを判断するのだから、緑色=釣り人の幸せ色だと言う事が感覚的に染み付いている。まさしくそうした判断基準に照らせば、豊かさは抜群だった。

このアメマスは強烈なパワーで渕を引きずり回した。格好の良い魚だ。右腕は何時になく酷使され、心地よい疲労感と共にアメマスをカメラに収める。魚の大きさの感覚が麻痺していく。マーキスの#5が小さく見える・・・

海の恩恵を受け、生まれ故郷の原生林に戻った野生は、太古の時を今に伝える自然の生き証人のような存在にも見えた。環境が整のうと言う事がいかに重要で、それを維持するのがいかに難しい時代になっているかという事を今回の釣りを通じて学んだ。

このヒレになるまでに、源流部で卵から孵り、稚魚となっていずれ海に下り、たくさんの餌をとって、再び河に戻ってきて自分たちの生い立ちを確かめるように源流を目指す。ただ大きいとか凄いと言う話だけでなく、この日の釣りは僕により一層の自然に対する感度を高め、成長を促してくれる筈だ・・・・

[ フライ>いわな ] 投稿者 daikyu : 07:53 | コメント (28)

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2006年09月04日

秋のキノコ狩り&FF 続報②

秋田でのFFキャンプ釣行から戻りました。残暑の中でしたが、秋らしい気配も少し出てきている中面白い釣りが出来ました。続きは順次更新していきます・・・
開田高原企画の件、本日きのこ料理師のMさんと詳細詰めましたので、そちらをメインにご案内いたします。

23日(土)は現地12時集合です。集合場所の開田高原の道の駅は出来れば写真付でご案内します(後日)お蕎麦を食べながら皆さんでご挨拶して頂いて、早速きのこ&山菜の食材探しと釣りに出掛けます。

午前中Mさんと現地で合流して、状況を調べておきますので食材探しの旅から16時頃には上がり、日帰り温泉のやまゆりの湯で汗を流して、17時頃からOさんの柳又にあるログ別荘に入ろうと思います。

メニューはきのこと山菜を使った料理(たきこみご飯や鍋もする予定です)と、Mさん特製の燻製の差し入れもあるそうです(当日のお楽しみ)お酒は生ビールサーバーが別荘にありますので、生樽を仕入れておきます。水割り用の焼酎、氷などは仕入れておきますので、それ以外のお好みのお酒は各自持ち込み歓迎です。

翌日は皆さんのご要望により、渓を一緒に歩きましょう。12時頃現地解散の予定ですが、継続して釣りをなさる方も、ゆっくりお帰りになるもご自由に行きましょう。

あまり決まりのないゆっくり出来る遊びの二日間と思っておりますので、皆さんと楽しい時間が過ごせればと思います。改めてログ別荘を解放してくださるOさん、きのこ名人の活躍を期待していますMさんのお二人に感謝申し上げます。

木曽はそんなにたくさん大きいのが釣れる場所ではないですが、気持ちの良い秋の高原を感じながら過ごせればと思いますのでよろしくお願いいたします。

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2006年08月31日

御岳山麗のネイティブ

苔の芸術的な天然のオブジェの中を滴り落ちる湧水。御岳山麗の山肌から湧き出す、手の切れるような冷たさの水。1500mに近い標高の山岳渓流だが、フライロッドが振れる天然ヤマトイワナのみが生息する渓は貴重だ・・・

御岳山麗は7月の集中豪雨で二日で600ミリと言われる様な積算雨量があったと聞き、川の状況がかなり心配だったが、豊かな山の力で川への影響はそれ程でもなかったようだ。よほどの増水でもイワナは流される事なく、居ついているモノだが、盆明け最初の週末という事もあり抜かれたり、脅えていたりと言うことかもしれない。

それにしても下界の蒸し暑さとは無縁のこの渓は8月の盛夏にこそ訪れたい別世界。湧き出る清水を集めて、浅い瀬では透明感のある水晶のように、深めの淵ではエメラルドグリーンの清冽な水を湛えていた。釣りの手を休めながら、見る景色は素晴らしいのだが、魚の顔も拝みたいと大岩をかわしながら上流を目差す。可能性のありそうなエグレや泡のあるスポットにも丁寧にフライを入れていくが、反応は渋い。


 そうこうしているうちに、ノーフィッシュのまま分流している所まで登ってきてしまった。二跨ぎ程に分かれた沢の上流を目指す。同行したのはkeiちゃん。今シーズンから本格的にFFを始めた僕のいとこ。雰囲気はかなり良い場所だが、沢自体の傾斜がかなりキツイので、息が上がっている様だ。普通に釣り上り反応が無ければ、殆どの人が諦める位の距離と時間だろうか。

こんなはずはないと言う思いと、魚が抜かれて居ないのだろうかという思いが交錯している。少し開けた小さいポイントにフライを入れる。1m近く離れた場所からフライを目差した魚体が見えた。20cm弱だったがフッキングしない。うーん厳しいかな、さらに詰め、ヒラキの所にあるボーリングの玉ほどの岩の奥をフライが通過して、視界から消えようとした時水飛沫が上がった。反射的に合わせると、今日初めての有機的な鼓動がロッドを伝わってきた。独特の力強いグングンという引きである。

背中はほぼ無班、側線をまたいでの朱点が腹側まで回るようなデザインの無垢なヤマトイワナ。焦げ茶色のボディは僕の小さい頃の記憶の中のイワナそのものだ。このイワナが希少な種であると分ったのは大学に進学した後のことだった。


写真を撮ろうと浅い石底を探していると、手を長く浸けていられない程の冷たさだった。いたわりながらリリースするとするっと手を抜けてゆっくりと岩の下へ消えていった。肩で大きくフーッと息をして、岩陰に腰掛ける。

その後も時折ロッドを絞った純潔のヤマトは真夏の日中を感じさせないコンディションだった。しかしこれ以上はもう詰めるのが難しいと言うエリアまで来て、ようやく反応が出始めたので、下る他ない。大岩を縫う様にして流れる、渓を下りながら改めて綺麗さに気づく。

たくさんの魚には出会えなかったけれど、御岳山麗という環境の中を流れる渓での気持ちよいイワナ釣りは、いつもと同じイメージで夏の暑さを忘れさせてくれるものだった。


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2006年08月06日

霧雨が降る森

梅雨の名残りの雨が森を濡らしている。シトシトした雨、昔の梅雨はこういう雨が多かった気がするが、ここの所の気候はスコールのような雨が殆どだ。雨がこれ以上強くならない事を願って渓に入る。3人のフライマンを会い、先にどうぞと言われさらに30分程歩いて入渓した。

しばらくポイントを探って見たが、魚が上ずっている様子がなく少し不安になる。光が差していれば虫が動き、魚も上ずるはずだが・・・林道を歩いている時に見かけた、甲虫のサイズを基準にDOSの8番を結んでいたが、フライが大きすぎるのかなと不安になっていた頃だった。

流れがまとまって対岸にぶつかり深くエグれている大きなプール。張り出した広葉樹が大きなシェードを作っている。流れはかなり重く、岸際のカーブにいくつか倒木が横たわり絶好の着き場となっている。イワナの気配はいつもするプールだが何故か良い思いがない。

エグレの一番奥の暗がりに上流側からフライをドリフトする。シェードが殆どプールを覆いつくしている為サイドに廻り込んで、キャストする。重くゆったりしと流れの向こうの対岸沿いの筋があやしい。ティペットが伸びきらない様に、フライを入れるとオレンジのポストがユラユラと上下しながら、核心部に近づいた。倒木の前で一瞬止まった様に思えた瞬間、フッと吸い込まれた。

『!』声にならない緊張感が走る。ブッシュを避けるように2番ロッドを立てると、倒木にフライを取られたような衝撃が一気にバッドに来た。『やられたかなぁ・・・』と思った瞬間、ゴンゴンと続けざまに魚が首振りしている感触が伝わった。『でかそうだっ!』初めて魚を確信して、声を出す。

倒木から引き離すと同時に下流へ誘導しようとロッドを立てる。姿を見せない重厚な引きのイワナをジリジリと寄せる。この日初めての魚だった事もあり、腰が引けてる・・・・シェードの切れたところで、流れに立ち込んでネットイン!  pfoto by shikada  

34cmの精悍なイワナ。もちろん今年一番の魚。8番のDOSは喉元まで飲み込まれていた。同行のshikadaさんも興奮気味。森のフィトンチッドと僕のアドレナリンが大放出と言う感じだ。目も顔もヒレも全てが大きい。

一番良い場所で餌を待っていた彼の喉元から、今日流れて来たご馳走の一つに見えたであろう擬餌針を外して、流れにかえした。元気良く流れに帰った彼を見届けてよしっと気合が入った。

時計の針は12時を回っている。時間的にもこれからなのかもしれない・・・・

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2006年07月17日

軽トラックのおじさん

日中小町山女と遊んで、夜は同行のMさんと現地のBzヘッド先輩とMさんの3人で美味しいお酒を飲んだ。先輩の家に泊めてもらい、翌日の朝はゆっくりと起き車で一時間弱のこの渓に来た。曇り空だが今日の天気も何とか持ちそう・・・・

舗装道路から林道に入ると先輩がマニュアルの四駆のシフトレバーをカーブごとに操作する。その何とも言えない懐かしい間を感じながら、橋のたもとの入渓点に着いた。着替えをしていると、青い軽トラックがやって来て、橋の上に止まった。

何やら下を覗き込んでいるので、釣りのおじさんかな?と思っていると一抱え程の大きさの袋を開けておもむろにドボドボッと川に落としている。何かなと駆け寄ると、イワナの幼魚(7cm~9cm)を放流していた。

『イワナ放流してるんですね!』と話しかけると『イワナ、○△■☆・・・放して△×◎◇・・・・』とイワナと放しているという単語以外は理解出来ない純秋田弁が返って来た。でもおじさんはニコニコしながら、この後もう二袋を上流に行って放すと言うような事を言い残して青い軽トラでブーンと行ってしまった。

この辺は放流をしていないと思っていたのだが、地元産のきれいな幼魚の放流を見て、心が暖かくなった。気持ちの良い光景を見て、川に立つと梅雨空で少し湿った空気も清々しく感じた。元々水が豊富な渓だが、少し増水気味のようだ。

この渓の特徴は、森のグリーンと水色のエメラルドグリーンが美しく、この時期はイワナが小さなテレストリアルにライズしている。サイトの釣りも出来、数、型ともに狙える美渓だ。

しばらく釣り上がると50mはあろう大きなプールの流れ込み付近に良い巻きが見えた。Bz先輩が投じたドライフライが巻きに乗って、反時計周りに回るとスパッと吸い込まれた。スローな2番ロッドがバッドから曲がり、流心に乗って良いファイトをしている。

僕も交代してすぐ上流の対岸で掛ける。上流のプールでMさんも竿を曲げている。3人はこうして放流おじさんの努力の甲斐もあり、楽しい釣りを続けた。この水量は源頭で降った雨のせいなのか、ウェーディングしていると7月半ばと思えない程冷たい。

鳥海の山肌に降った雨が雪代も運んでいるに違いない。そのせいかサイズはいつもより小さめで、大きくても9寸を越えなかった。先行者は無さそうだった。水温の低さが、大きなイワナの活性を下げたのだろうか。


今日放たれたイワナも水の冷たさに少々驚いていたかもしれない。何年後かに大きくなってあのイワナ達に逢えたら、『青い軽トラの、○△■☆・・・△×◎◇』と本格的な秋田弁で話すかも知れないなと考えたら、楽しくなった。

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2006年07月05日

東北釣行 最終章

最終日気持ちの良い釣り上がりをして、2回高巻きもして、もうすぐ大堰堤の下と言うところまで辿り着いた。空を仰ぐと緑と青のコントラストがきれいだった。二人で5時間は釣り上がっただろうか。イワナはそこそこの反応をしてくれた。

太陽の注ぐ瀬に目をやると豊かなブナを中心とした広葉樹林のミネラルをたっぷり含んだ、清冽な水が良質の川底を形成している。いかにも魚が棲みそうな底の様子だ。そんな中支流の流れ込むちょうど良い深さのプールに差し掛かった。


ochiくんが早速ヒラキから一尾を掛けた。コンディションの良いイワナだ。堰堤に近くなるに従ってサイズが良くなって来た。彼の2番ロッドもきれいな弧を描いている。飽きないほどにこの動作を今日はお互いにする事が出来た。

そして交代した僕はプールの流れ込みは支流との合流になっていて、大きな底石も見える筋にそってテレストリアルをトレースする・・・・ガボッといい感じでフライに出た。ギュンギュンとバッドから3番のウィンストンが絞られる。


手前に寄せてきたが対岸にある大石の下に逃げ込もうと抵抗する。スレ掛かりではないかと思わせるほどの引きをしたイワナはちょうど尺ではあったが、そのパワーの源はヒレの大きさから来るものだと言う事が感じられた。

この後二人とも今日は満足したねと言う事で、待ち合わせの時間より早く約束の温泉に入った。初日僕達のボーンヘッドで彼らに迷惑を掛けた事もあり、3時半には温泉に入り、涼しげな窓から入る風を受けて休憩所でうたたねをした。

ぐっすりと眠った訳ではなかったが、今回の旅の色んなシーンを回顧しながら陽の高いうちに、うたたねするのもたまには良いなと思った。当然仲間が合流した時には僕がそんな事をしたもんだから、かなり気持ち悪がっていた。

最後まで竿を出しているのがいつもの自分だが、秋田の気持ちの良い二日間が過ごせた事と程よいオヤジ化現象の訪れなのかと、いつもと違うのんびりした気持ちで今回の釣行のフィナーレを迎える事が出来た。

また気の合う仲間と訪れて、緑の中にうもれながら竿を出し、陽気に楽しむ事にしよう・・・・・

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2006年07月01日

マタギの里の渓で

晴れ渡る空、気持ちの良い渓、梅雨の合間をぬって大きなテレストリアルが似合うそんな快晴になった。まるで森から流れ出しているように見える渓。秋田でも有数な深い広葉樹林。森の恩恵を受けたイワナ達があきない程にあいさつしてくれた。まだ釣りは始まったばかり・・・・

今日も二手に分かれての入渓になった。深い森に囲まれてはいるが、渓自体はあまり勾配がきつくなく遡行も楽である。一月前に訪れた時は雪代で手も付けられない様な状態だった。

雪代に磨かれたであろうこの渓のイワナは、平水になった初夏の流れを楽しむようにヒラキに出て、僕達のフライを追った。1匹交替で釣り上がり、10分ほど上がった頃大きくて深いプールに出た。

そこでヒラキに見える大きな魚影を見つけた。スプークされないように手前の7、8m手前から狙う。最初昨日当たったDOSの8番をキャストするが鼻先で一度つついただけで咥えない。フライを12番のブラックのソラックスに替えて再度キャスト。水中でチラッと一瞥をくれたが、捕食行動には出ない。優に尺越えのそのイワナはまだ悠然と上下に動いている。

16番のグラブフックに巻いた、ピーコックパラシュートをレーンに乗せる。三回目のドリフトでちょうどイワナがユラッと水面に浮いた後にフライがレーンに上手く乗った。ユラユラッと少しだけスピードを上げて、フライの直下に近づき吸い込んだ。

ワンテンポ遅らせた合わせが決まって、しっかりとフッキングに成功した。深みへと一気に突進しようとするが、狙っているうちに何匹かがヒラキに出てきたこともありあまり荒らさないようにと、岸へずり上げた。

31cmの魚体は厳しい雪代を超えた逞しさがあり、風格すら感じる魚だった。昨日の渓のイワナとも違う模様のネイティブイワナだ。ささくれた胸鰭は厳しい雪代を越えた証なのか、すごみがあった。

この渓では今シーズンも40オーバーが上がっているらしい。ご主人がマタギである旅館で朝釣り券を購入した時に、おかみさんの広げた手の大きさが残像として残っていた。ここはマタギの里、まさしくマタギイワナの渓での釣りは始まったばかりだった。

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2006年06月28日

ブナ林の恩恵

ブナ林の中を流れる渓を二人で釣り上がる。魚の活性が上がり、開きや肩からもイワナが出るようになった。しばらくリリースを繰り返すともう少し大きいサイズが欲しくなる。欲求はとどまる所をしらない。しっとりした緑の中の空気を吸い込んでるだけで気持ちよいとさっきまで考えていたはすなのに・・・・

一度上がってきたプールの気になるポイントを再度チェックする事に。釣り上がるときに手前の開きから良いサイズに走られてしまったポイントに立った・・・

写真で見ると左側の浅瀬。プールの流れ出し。水深は20cm程。ブナの立ち枯れの大きな幹が右岸の岸際に立ち、根元が曲がりながら水没している。そっと覗いてみると・・・・いたいた、木の根元に寄り添うように良いサイズが顔を出していた。


ポイントまでは10m。フラットな水面でのミスキャストは致命的だから、落ち着いて・・・8番のDOSがイワナの50cm上流にスパッと入った。よし出るぞ・・・・スーッと浮いて吸い込む様にフライを捕食した。「ゴボッゴボッ!」と水面が激しく乱れたが、木の根元に入られるとまずいので強引に竿を寝かせ、その場所から引っ張り出した。

バッドからグニャッと2番ロッドが曲がり、鈍い生態反応が送られてくる。手前の浅場を疾走しながら、抵抗を見せたが、しばらくするとネットに入った。33cm、白い斑点とオレンジの斑点のグラデーションが美しいこの渓独特の模様のイワナだ。


均整のとれたボディと胸鰭がとても大きいのが印象的だ。イワナ釣りはどこかハンティングにも似ているところがある。居場所を見つけて、こんなところにも居たと言うワクワク感がいつも好きだ。

今度はあの木の下側の笹薮を覗いてみよう・・・・

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2006年06月26日

森の中の桃源郷

雪代の抜けたいつもの渓の上流を目指した。片道6時間の夜間強行軍の後だが、目的の場所までは竿を出さずに歩いて30分。もちろんそんな事は出来るはずもなく、途中良さげなポイントで竿を出しながら2時間近くかけて釣り上がったが、魚の活性は今ひとつ。昼過ぎに辿り着いたこの流れでは曇り空から太陽も出て、広葉樹の適度なシェードがあるプールでようやくイワナ達の活性が上がり始めた。

この近辺は雪代が完全に引かないと遡行が危険なので、入渓するこの時期は陸生昆虫での釣りがメインになる。甲虫やインチワーム、ムネアカオオアリなどパターンブックに載っている様な典型的なテレストリアルを試す絶好の場所でもある。

先日のエントリーのDOSの出番だ。8番と大きめのフックに巻いたこのテレストリアルパターンに結び変えて、6Xのティペットも新しいものにした。釣りに夢中で背中に入れたままになっていたおにぎりを引っ張り出し、砂地に腰掛けて遅めの昼食を取ろうとした時、ochiくんのロッドがきれいな弧を描いた。どうやらイワナ達の昼食時間と重なった様だ。

彼の泣き尺イワナを皮切りに白い砂底のプールのあちこちにイワナが上ずった。魚たちのランチタイムにDOSは最高のマッチフライとなって、当り続けた。森の中の桃源郷での釣りのプロローグだった。

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東北キャンプ釣行から戻りました。

梅雨の晴れ間、カラッと晴れ上がった青空のおかげで、秋田の渓魚の活性はかなり上がりました。とても濃密で充実した二日間を秋田の渓で過ごしました。写真は同行のochiくんが広葉樹の森を流れる渓を軽快に釣りあがっているところです。今日の夜のエントリーから何回かに分け、レポートしようと思います。ほんの少しだけお待ち下さい。皆さんのご期待に沿う更新が出来そうです。大きいのですか?ムフフ・・・・お楽しみに!

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2006年06月06日

澄んでる水を求めて

台風並みの強風に煽られながら100km近い移動の末、辿りついた渓は濁流と化していた。正直ここまで来たのにという思いと、途中釣りになりそうな渓で竿を出すべきだったかと考えたが、最上流部まで5km足らず。一気にそこまで車を走らすことに・・・

大きな支流が左岸側から流入する場所まで上がると、その上は拍子抜けするほどクリアな水だった。これは行けると、早速用意する。

最初のプールでkomさんと二人でダブルヒットを味わう。komさんのドライに飛び出したのはこの渓独特の色合いのイワナのようだ。少し増水気味の流れを僕は後ろからニンフで釣りあがろうと同じプールに並んだ時に、マーカーが消し込まれた。こっちはキレイなヤマメだった。

しばらく釣り上がり、shojiさんも釣果を上げて皆取り合えず型を見た。さらに水のクリアな上流を目指す。
分かれて入った。しばらくして上がってきたkomさんは笑み満面の様子だった。少雨、増水の条件も功を奏し短時間で尺イワナを含め二桁行ったそうだ。

二人にとって初めての東北は少し忙しい釣りだったが、あの状況の中で釣りになる渓に行き着いた事は移動100kmを超えるこの日の釣りのフィナーレを飾るのには良かったと思った。

満載の荷物と旅の想い出が詰まった車は、みちのくに長ーい後ろ髪を残しながら一路東京へ向い、高速に乗る頃には、お二人に運転を交替してもらえる事も手伝って、後部座席がべッド代わりとなって夢見心地となった。

新緑のすすんだ6月末の東北は雪代も収まり、また違った顔を見せてくれることだろう・・・・

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2006年05月31日

ゆっくりと流れる時間

いつもは通り過ぎる渓で1匹目を掛けたすぐ後、先をゆずったお二人は焦ることなくマイペースだった。雪代の増水でピンチと思っていた僕を救ってくれたのは、魚ではなく実は二人のリズムだった事に気づいたのは、情けない事に旅から戻った後だった・・・

komさんにポイントを譲ったshojiさんは護岸に座り込んで、チェストバッグからおにぎりと、ビールを出してグビッと始めた。チェストバッグの膨らみの殆どは食料だった。後で聞くとshojiさんはこのビールをお神酒として川にも少し撒いたそうだ。

この後の数時間はshojiさんもkomさんにも楽しげな笑顔がしばらく続く釣りになった。その頃の僕はと言えば、ようやく辿りついた渓の予想以上の水かさに、秋田までの距離やこんなに良い釣りが出来ますよ!と誘った手前、かなり焦っていた。

shojiさんがニコニコと『自然には逆らえないですよね・・・』と話してくれても、正直うわのそらだった。自分の中で作っていたイメージに合う渓を探そうと・・・僕には全く余裕がなく、1匹目の魚を手にしてようやく一息ついたつもりでいた。

そういえば夜のキャンプ場でこの日の釣りの事を話しているとshojiさんがkomさんに『最初の渓もあんなに良いから雪代で釣れても釣れなくても多分1日やってますよねー』と話していた事がいまさら思い出された。

何気ない写真だったがデータを整理してあまりの写真の少なさに、いかに余裕のない釣旅をしていたかと反省してしまった。仲間の釣り姿や花の写真など・・・・特に今回一枚も花の写真が無く自分でも情けなくなってしまった。タニウツギやフジの花は咲いていたじゃないか・・・・花と同じ位満面の笑顔で二人は笑っていたのにそんな写真すらない・・・

何度も思うことなのに・・・あー何とも情けない。花や木々の色合い、鳥のさえずり、森のにおいなどを五感で感じるのがこの趣味の良いところ。釣りバカキュウちゃんはそろそろ卒業しなければ、チョイ不良FFオヤジの道はまだ遠い・・・・

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2006年05月30日

雪代がもたらした意外な幸運

目的の渓へ向う道沿いにいつもは通り過ぎるだけの渓があった。割と変化の無い里川。ヤマメで有名な渓であるが下流部は雪代の大増水で竿を出すどころでは無い。3本の大きな支流をまたいだ頃である。水色がやけに釣れそうだった。

でも実績のある渓はもう少し先・・・しかし明日の崩れる天気予報も考えると、型を見ることも考ねないと。『ちょっとやって見ましょう!』もう我慢出来なかった・・・・


橋のたもとから堰堤上に降りると魚の気配がする。この辺りの感じが何とも説明しにくいのだが、渓に降りた時の川原からする匂いや水色、水温計でなくその気温の中で水をさわった時の冷たさなどを出来るだけ五感で感じる様にしている。これらは僕の中ではFFをする上での最高のフェロモンだ。

両岸が護岸されているが周りの田園風景と溶け込んで不思議に気にならない。時計は10時を回り、虫はガガンボ、ストーン、オドリバエのようなクルクルと水面を跳び回る虫がハッチしている。でもこれで釣りたいと12番の見やすいソラックスダンを結ぶ。

ひとかかえ位の岩が沈み、その上手に巻きの出来ているポイントに出た。ここで手前から探ると開きで20cmに満たないがヤマメが反応したがすっぽ抜けてしまった。魚は居ると思い、更に上の巻きにフライを入れようとした時、水飛沫が上がった。

ここはマッチサイズを考えて、16番のヘアーウイングダンに変えた。お気に入りのフライで釣りたいのはいつもの事。今日の天気とこの渓の光の当たり具合ならば視認性もまず問題ないだろう。

巻きの下側、岩のすぐ上でのライズ。30cm上流にフライを落とす。ヒトヒロはとった7Xのティペットの稼いでくれる時間のおかげでフライは巻きをゆっくりと滑り、ユラッと浮上した魚が吸い込んだ・・・・オッと合わせると想像以上のシャープな走り。流速のある浅い流れ出しをまさしく縦横無尽に走り回る。

1匹目にしては上出来の8寸級のかっこいいイワナだった。川底の黄土色の保護色に身をまとったイワナが初夏を思わせる日差しを浴びて黄金色に光った。下流に見えたkomさんと、shojiさんにネットを掲げてやりましたよっと見せると、二人が上がってきて自分の事の様に喜んでくれた。

でもこの時にも僕はもっと大切な事に気づいていなかった。大切なこととは・・・・


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2006年05月29日

走行距離1500km巡った川8本

1泊2日の秋田釣行から戻った。今回はブログで知り合ったkomさんとルアーマンのshojiさんと3人での秋田行きとなった。僕達を待っていてくれたのは、新緑と青空とネイティブなイワナだった。

目的の渓に着いたのは朝6時30分、国道から見える渓の水位を見て行けると思ったが渓に下りて見ると意外に水量が多い。川幅のある場所でないと対岸に渡るのは難しそうだ。

いつもスタートする辺りから入り、大きめのドライフライで探っていく。朝早い事もあるが反応が無い。これ以上進めない程の水量をたたえたいつものプールに出た。20cmは多い気がする。この深みでshojiさんにルアーで探ってもらい、林道からkomさんと見学する事に。

水底にユラユラと泳ぐイワナ。中々の型だ、ルアーが横切ると魚が逃げている・・・・いつもとちょっと違うなぁ。水温もまだ低めだ。

『場所を変えましょう!』結局この二日間で何度この言葉を使ったか分らないほど、雪代の終わっていない渓に手を焼いた。いつも何気なく見ている山並みに雪が残っている。こんな事ここ数年来ない事だ。

もちろんちょっと早めを目指して冒険したつもりだったが、ここまで来て魚を見ないなんて考えられない。高速を熟睡させてもらった代わりに、僕の勘ピューターがゆっくりと始動し始めた・・・・あの渓ならば大丈夫かもしれない。朝早くひっそりとした田沢湖畔を車の中から観光して車はさらに北へ向かった。

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2006年05月26日

魅惑のあの渓へ

いよいよ明日から秋田へ行く。新緑の中で気持ちの良いFFが出来るのが一番の楽しみだ。そして夜はこれまた楽しいキャンプ。安い、美味しい、楽しいの三拍子揃ったエンドレス宴会付きのFFの旅だ。これは昨年の今頃の秋田の渓。吸い込まれそうな緑・・・

今回は今のところ田沢湖のキャンプ場に泊まる予定だ。ここは町営だが小ぎれいに整備されていて、管理人の皆さんも中々親切である。簡単な食材を夕方仕入れたので、後は現地で買い足せば今回のkomさんとshojiさんの3人であれば足りそうだ。

先日の湯川ヘボ会で初対面のshojiさんだがすごく高い活性で、今回の企画に食いついて来てくれた。komさんも先日の宮城荒雄の弾丸爆釣でさらに気合が入っていそうだ。shojiさんはルアーマンだから水量が多くても彼にとっては良いかもしれない。いつもと違いそんな事も踏まえた川の選択をして釣行したいと思っている。

komさんは晴れ男だそうだが、強烈な雨男の私のせいか、日曜夜半から雨80%の確率になってしまった。今回もレインギアのお世話になりそうだ。何とか土曜には二人には良い釣りをしてもらいたい。良いアングリングガイドが出来た時ほど自分の釣りも良い事が多いと言うのが最近のジンクスになっている。

ブログの皆さんの心の中のテルテルボウズに期待したいところです。これテルテルがないと縁起がよろしくない言葉になりますね。たまには天気予報が良い方にはずれて欲しいなぁ。こういう時に必ず言われる事『普段の行いがが出るんだよねー』って自信ないなぁ・・・

27日、28日とデジタルな世界からはなれますので更新は29日の月曜以降になります。よろしくお願いいたします・・・・

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2006年05月24日

雪代の収まる頃

5月末頃になるといつも気になってくる、秋田の渓の雪代が収まるタイミングのこと。この写真は昨年の6月一週目の秋田の渓。釣り人は岐阜から遠征した田舎のつり人さん、水色最高、イワナは元気いっぱいだった。今年はもう少し早いタイミングで行って見たい。今週末秋田へ向かう・・・・

完全に雪代が収まる前の方がどうもカゲロウのハッチはあるようだ。この時期の狙いはフックサイズにすると8番くらいの大型のオオマダラカゲロウだ。関東から遠征する僕達は雪代の収まりかけに行く事はリスクもあるので少しだけ遅めの釣行になる。このカゲロウが終わると一気にテレストリアルのシーズンへと突入する。

この行く時期の『少しだけ』がなんとなく自分の中で納得出来ていない。もちろん上述の時期はパラダイスのような釣りが出来るのだが、ここ何年か良く考えるとオオマダラの良いハッチに巡り合っていない。東北の知り合い何人かに聞くと「まだ雪代が入っている位の方が虫でますよ・・・」と言う話さえある

じゃ誰かに聞こうかと思ってもこのタイミングをはかるのは難しい・・・もう勘と運に任せて行って見るしかないとも思う。まあベースを張る周辺にはいくらでも渓はあるので全然良いと思う。

あの大型のカゲロウの舞う中で気持ちの良いドライの釣りがしたい。この衝動を抑えるにはもう渓に立つしかないんだろうなぁ。丸々と太ったイワナがバッサリと#8のヘアーウイングダンを飲み込むシーンが脳裏に浮んだ・・・・

息子の熱は下がったが、オヤジの熱は下がるどころか上がりっぱなしである・・・・

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2006年05月10日

可愛い顔して・・・・

3月の長野のマッチザハッチの有名な渓での話。朝一瀬をニンフで釣り上がり、その日初めてのイワナが釣れました。ちょっと失礼して・・・・ストマックポンプを入れてみました。驚くものが入っていました。ストマックポンプって人間で言うと胃洗浄の様なかんじでしょうか・・・・

結構食べていましたが、ユスリカラーバやストーン、コカゲロウに混じって、黄色い球状のものがいくつか入っていました。カジカの卵のようです。石のウラなどに生みつけたカジカの卵もイワナにとっては捕食対象になってしまうんでしょうね。


昔、渓流釣りに塩漬けにしたカジカの卵を使うと聴いた事はありましたが、ストマックポンプで出て来たのは初めてだったかもしれません。サイズにしては15cmそこそこですが、ヒレはピンとして準ワイルドなイワナです。人間も卵かけご飯とか好きだからイワナにとっても好物なんでしょうか・・今度はカジカエッグフライでも巻いていきますか?可愛い顔して結構悪食なんですよね・・・

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2006年04月14日

ツキはツキを呼ぶ

マッチザハッチ、キャッチ&リリースとFFのメッカとして知られているこの川に立ったのは3年ぶりだった。本格的にFFを覚えたのもこの川だ。前日の荒天がウソの様な快晴。気持ちも自然と盛り上がる。いよいよ出陣だ。

今回同行のisobeくんが練馬近郊の僕を含む二人をピックアップする予定でスタートしたが、時間になっても電話が来ない。心配になってyamaちゃんが電話をすると、その電話で起きたという話。再度僕も電話をすると『しゅみません!』と必死さと寝ぼけで声が裏返っている。

思わず笑ってしまったが、その光景が手にとる様にわかる感じだったのと、すぐ出発すると言う彼の言葉に押し切られそのまま待つことに。terryさんに連絡を取るが待ち合わせの駅に向って出発した後だった。

緊急魚無連絡と携帯メールを入れ、待ち合わせの時間に再度電話することにした。30分遅れで合流した頃に15分前到着のterryさんから電話が入る。事情を話すと笑いながら待ってますから大丈夫との事。良かった・・・

中野駅で無事terryさんと合流して、永福ICから高速に。遅刻張本人のisobeくんは3月に双子のお父さんになったばかり。奥様が実家に戻っておりお許しの出た久々の釣行というコトだった。

そのクセ遅刻した彼の言い訳は、興奮して寝すぎたと言う理解不能な話だった。昔から思っていたが彼は天然のヒレピンイワナという感じのボケをするのが特徴だ。すかざず、今日一日みんなのためにライズ探し頼むよと突っ込みを入れた。

この時期は案外早く行き過ぎても良くない。急いでもライズはゆっくりだからねと快調に高速をとばす。terryさん、yamaちゃんと僕の組み合わせは雨吹雪男であるが、今日は1日良い天気に恵まれそう。
この釣り場に向う時の気持ちは何年経っても変わらない期待感に包まれる。

野辺山を過ぎる10時頃の外気温は4℃とまずまず。昨日はかなり冷え込んだ様で、さすがに1500mの高地。下界の天候はあまり参考にならないところもある。予報では最高気温が7℃という事だったが、もう少し暖かくなりそうだった。

下流側の男橋にいるtaizouくんと合流した。川原に入る手前に釣り券の看板のついた民家があった。お父さんに釣り券に日付を入れて貰っている間、人の良さそうなお母さんが「これつまんでください」と出したのが氷砂糖だった。

懐かしいこの甘さ。小学校以来だろうか。まだ田舎の風情がこんなところに残っていたとホッとした。お父さんが取ったと思われるスズメバチの大きな巣や、鹿の上半身の剥製などワイルドな雰囲気の玄関だった。

彼と合流するとかなりの人がこの付近でライズ待ちしている様子。良いと情報の回った千曲は人が多い。また人がいないと何故か釣れる気がしないのがこの川の妙なところだ。まるで銀座のようなポイントを避け、まばらな練馬のようなポイントを探した。

ここかなと言うポイントで車を停め、いざ出陣。風もそう強くない。川に下りると例年に比べるとバイカモがかなり多く、10数年ぶりにこんな千曲を見るという気さえした。工事の影響で泥がかなり出ているが、今日は日曜日で工事もお休み。野焼きが終わった土手も新しい感じで案外竿抜けになっているかもしれない。

11時をすぎ、この時期の川上の風物詩である、5月人形のプロモーションをするセスナの『宣伝飛行』が来た。効果があるのかと心配するのだが、これもこの時期のここならではと3年ぶりの渓に懐かしさを覚えた。

するとガガンボとコカゲロウの流下が始まり、昨日のエントリーのような状況に・・・isobeくんの遅刻、天気予報のはずれたこと、銀座をさけて練馬に入渓したこと、そして工事が休みだったこと、釣券のお母さんにもらった懐かしい氷砂糖のこと・・・・幸運が重なる日曜日になったことが今回の至福の釣りのキーだったように思った。

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2006年02月19日

初日出ました・・・

これイワナの形したミノーじゃありません。本物です。サイズは10cm位。しかもスレ掛り・・・BBSで写真はイメージですとお断りしたとは言え、まさか4分の1の大きさで解禁するとは・・・4人で1日やってこれ1匹という近年にない厳しい釣りでした。

今日は家族との約束のスキー。まだ解禁していない魚野川を望む湯沢のスキー場にかみさんと娘を先ほど下ろし、PCを開いて更新中です。昨日はあるご縁で練馬の住人さんたちの飲み会にお誘いされていたので、長野から帰り遅い時間から合流して11時から2時まで飲んで、今朝6時出発とさすがにヘロヘロです。

しかし元気な5歳の息子がテンパラない内に雪だるま作りに取りかからないと、お互いに確実に煮詰まってしまいますので、昼食後の彼の昼寝に期待して私も睡眠グしたいです。詳細は後ほどアップします。

PS 同行した宇都宮から参加のochiくんはnorizouさんと、今朝再び長野の別の渓へ向かったそうです。もうつける薬のない素敵な病気と上手に付き合っていただくしかありません・・・

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2006年02月09日

2005年解禁回想

ヒレが凛としたイワナ・・・40オーバーです。釣り人はMさん。昨年の解禁釣行で彼が掛けた生涯一大きいイワナです。一緒に傍らにいて感動もらいました。もう一年が経ちました。時のたつのは早いです。

この日はあまり条件が良くなく、冷え込みによる水温低下で反応は全くナシ。朝から3時までは二人ともノーフィッシュ。今日はこのままかと諦めかけたが、最後の2時間をあるポイントに賭けて入る事に・・・

そこは大きなプールだが深みがあり、低水温で活性の低い魚が溜まりそうな場所。もちろん過去にも実績もある。マーカーつけ、ベタ底狙いでタナを2.5mと深くとり、岩がいくつかあるアヤシイ筋に、ビーズヘッドの付いたフェザントテイルの16番を結んで、ショットを2つかましたシステムで上流から流し込んでみる。

攻め始めて、30分ほど経った4時近くになり突然マーカーに有機的な反応が出た。おっと合わせると、グングンと初めての感触・・・・よしよしようやく来た来た・・・

それほどのファイトではなかったが尺ちょうどの初物。ボウズを逃れるだけでなく尺ものまでを手に出来た幸運に、写真はもちろんのことMさんに場所を譲り、どうぞどうぞと・・・

ドラマはそれから程なく起こる。同じ筋を丹念に流すMさんのマーカーが僅かに上流へ動いた様に見えた瞬間ロッドが立ち、ゴンゴンと竿先が大きく振れるのが見えた。「イエーイやりましたねー」ところが中々寄って来ない。しばらくのファイトの後見えた魚体は・・・何か大きいぞ。

そしてスリルを味わいながらの寄せから、一気にランディング!破顔一笑マジでかいんですよこれが。
メジャーを当てると41cmのMさん記録更新の大ホームランというサイズ。しかもヒレがピーンとしたこの時期の魚としてはコンディションの良いイワナに、シャッターを何回も切った。

日帰り温泉で疲れをとり、帰りに味わった行きつけのお店のざるそば格別でした。来週でもう一年。新たな気持ちの良い釣りを経験する事が出来るだろうか・・・それは神さまだけが知っている?!

この魚のファイトも含めた様子はフォトギャラリーの2月の解禁の長野でどうぞ!

魚無連絡2 カッチーくんの飲み会ですが、都合により16日(木)の20時頃から下北沢ロフトで。今日のエントリーの主人公Mさんもお誘いしてます・・・解禁談義で盛り上がれるかな?

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2006年01月27日

今自分のしてること

今朝TVで話題のあの会社の話をしていました。あるコメンテイターが「今自分のしてることが新聞に出ても大丈夫ですか?」という文をIDカードの裏に入れている会社があるという話をしていた。ドキッ・・・ワルイ事進んでしてる訳ではないが・・・おまわりさん見るとつい緊張してしまうわたしです。

要するに法律で決められている定量的な部分で100はNO、99はOKという風にしないと法律にならない。そこで抜け道を探して「99はOKだからOKじゃん」と解釈すれば法律には抵触しないという考えにもなる。でもあんたそりゃ人としてどうなの?となるので人の道として定性的に物事を判断しましょうねというのがこの話だと思った。

まさしく釣りに照らしてもそういうコトになるのかもしれない。昨日のエントリーでも話があったけど、今のルールでは釣り券を買っている人ならば1000匹持ち帰る人も同じ1000円で遊んでOK。1匹もつれない人は釣券買わなくて良いかと言えばNO。もちろんリリースするからお金かからないかと言うともちろんNO。

15cm以下リリースはルール。15.1cmはキープOKもルール。でも人の道(魚の人生)から考えると、15cmの体調制限は人間の何歳か。25歳位でしょうか。25歳の1000人がいきなり居なくなるなんて考えられないコトですね。これ極端ですがルールと人の道とは別に考えなければいけないんですね・・・たぶん。持ち帰る人を単純に注意することは出来ないのが今のルールだし、それが悪いと言い切れないところがあるのは事実だ。

このイワナもいろんな魚生(?)を歩んできて38cmあった。あと2年位は生きるんでしょうか?今元気で少しがっちりした50歳てな感じ。大きい魚は繁殖能力という見地から見てリリースしましょう、小さいのはキープOKという国もあると聞いた。

この魚は気持ちよい出会いからキャッチした思い出の1匹だ。リリースした後は、手に尾鰭のヌルッとした感触と、出逢いからファイトの思い出が脳裏に、そして反芻好きの僕はブログでその思い出にもう一度浸る。パソコンを見ながらニヤニヤしている所はおまわりさんだけには見られたくないものだ・・・

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2006年01月21日

記憶に残る一匹

千曲川水系の大きなプール。新緑の緑を写しこむほどの6月、インチワームを偏食していた35cmのイワナ。ロッドは銘竿I's3、シリアルナンバーは57。今から15年以上前の記憶に残る1匹。


そのプールでは最大40cmはあろうイワナを頭に数匹がクルージングを繰り返していた。捕食物にフライがマッチしていないジレンマを感じながら、手持ちのフライで何とか27cm程のイワナをキャッチした。ストマックを見ると緑色のインチワーム数匹入っていた。これか・・・・

偏食していたキーになるこの虫を巻き、翌週東京からひとっ走り。幸運にも彼らは同じようにライズを繰り返していた。対岸の広葉樹で出来た日陰部分との境で風が吹くと、落下するそれに上ずっては捕食を繰り返していた。クルージングコースを読んで、キャストし待ち伏せすることに・・・

フライを見つけるとスピードを上げ、目前で少し止まったかた思うとガボッと出た。トルクフルなファイトでロッドをバッドから絞ったが、幸い障害物のないプールでのやり取りの後無事ネットインとなった。

渋い体色の35cmは当時としても僕の最大級の大物であり、2週に渡る大物と確信できる相手との駆け引きはそのサイズ以上に記憶に残る一匹となった。翌週この魚よりもデカイ推定40オーバーを狙ったが状況はまったく変わっていた。イワナの数匹は対岸の木の根に着く水生昆虫をイルカのように背を出し、こそげ採る様に捕食していた。ケースドカディスにでも夢中になっていたのだろうか。捕食対象も分からず
もちろんキャストするも全く無視され惨敗して帰路についた事を覚えている。

その後何年も通ったが、大雨や雪代により砂が堆積したプールはどんどん埋まり、2度とこうした良い釣りや貴重な経験をすることはなかった。文字通り記憶の中の1匹となった。さらに数年後その下流部と上流部両方に巨大な堰堤が出来た。砂が堆積して許容量を超えた堰堤は浚渫されることなく、さらに堰堤を作tるという典型的繰り返しとなった・・・

堰堤で流れが寸断されると魚が狭い範囲で交配することにもなり生態系的には弱い種を生む原因にもなるらしい。以前地元長野の新聞で行き来出来る区間が長い川と、こうした寸断された川のヤマトイワナを比較し、前者より後者の方が生命力が弱い固体が多いという研究結果が掲載されていた。

しかし釣り人の僕は堰堤のお陰で良い思いもしている。厳密言えば短期的に見たときには良い思いとなるのだが、長い目で見れば種の維持が出来ないと言う点や、川が本来の力を失うという面では喜ぶべきでないかもしれない。いや間違いなくその筈だ。

やはり自然のままの渓で良い釣りがいつまでも出来るのが本来の姿だと思う。こうなると今の自分にとり堰堤での釣りは複雑だと言わざるを得ない。ただ現場に行けば夢中に魚を追う事になる自分に対しても複雑だ・・・魔性の釣りフライフィッシングに首までどっぷり浸かっているが、スロウなリズムで釣れる自分に少しだけ近づきたいと思うこの頃である。

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2006年01月03日

ヤマトイワナとショウサイフグ

8月の猛暑の中、標高1700m近い渓で出逢った木曽生まれのネイティヴヤマトイワナです。大きさはそれほどでもありませんが、完璧な魚体でした。それに引き換え、私は不摂生がたたりショウサイフグのような体です。何の因果もなさそうなこの2種類の魚、実はすごく関係あるんです・・・

ひと通りブロガーやHP仲間の皆さんにバーチャルですが、お正月のご挨拶を済ませました。皆さんそれぞれ個性があってホントに楽しい仕組みだなーと改めて思いました。自由にしかもダイレクトに写真や作品や思いを書いていける・・・ブログを始めて広がった世界は無限大でした。

もしも僕もこのヤマトのように純粋培養で、木曽谷から出ていなかったらブログをする事もなかっただろうなと、ふと考えました。しかも木曽のよさは離れてみて初めて分かる事がたくさんありました。大自然の恵みという幸せにどっぷり浸かっていた少年時代にはそれは当たり前だったですからムリもありませんが・・・

ということでショウサイフグになって初めて分かった事もあるんだと実感した正月だったのでした。でも食べると両方すごく美味しいんですよね!ん今食味の話は関係ないですね。ヤマトもショウサイフグ似の私も木曽生まれ、木曽育ちのもちろんネイティヴ。でも正確に言うと父は高知の土佐出身、母は木曽平沢出身なので高知と長野のハーフですか。でも純粋に生きるということも尊いことなんですよね。中々それが出来無くなるのがおとなのつまんないところかもしれません。素直で純な気持ち忘れないようにしたいと一年の計は元旦にありという言葉と共に改めて思いました。

実家で川の字になり、家族で泊まった部屋に中学時代の文集を見つけました。懐かしく開いてみると、僕のページには、ヤマトイワナのジャンプする絵の横に好きなこと「魚釣り」嫌いなこと「たいくつな事」と書いてありました。釣りは一生の趣味だとも書いてありました。まだ続いてるよ!と釣りキチ三平くんを地で行くような、少年時代の僕に話しました。

また学年全体の思い出の記事というコーナーに「由井大久の怪談話」というくだりがあり、修学旅行でお約束の怪談話を僕がして泣き出した子もいて中々良かったとありました。あー懐かしい!ほんとは怖いの自分が一番きらいなんですけどね。いまでも変わらないネイティヴな一面が垣間見れて良かったです

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2005年11月18日

反芻が好きです・・・

051118_1.jpg牛の反芻って漢字、薔薇と同じ位知りませんでした。ブログするのにパソコン役立ちますが、漢字覚えないのにもパソコンは役立ちます。牛独特のこの習性ですが僕にもあります。あのコとのデートの事とか、美味しいラーメンのコトとか、こっそり釣りに行き爆釣した事など・・・・

この写真も釣りの反芻の中では珠玉のものです。思いっきり反芻してみますね・・・

毎年家族での8月の旅行は決まって北海道縦断マイカーの旅です。行く度に新しい発見もあり、また今年もきてよかったと思える家族皆が大好きな旅です。

2004年8月も例年通り、練馬の自宅から新潟港へ関越をひとっ走り。朝イチのフェリーに乗り込むと後は優雅に船の旅。ゆっくり家族と景色をみたり旅の計画を見直したり時にはパソコン用のデスクにそっとバイスを持ち込みタイイングに励む事も。ゆられる船内で夢心地もつかのま翌日の朝4時には小樽港へ到着するという便利さなのです。

小樽に朝着くと早朝のこの時間を利用して、一気に富良野まで走ります。高速で滝川辺りまで行き、美瑛を通って南下する方法もありますが、今回は札幌市内を東へ行き、夕張方面に抜ける一般道を鼻歌まじりでのんびり行きます。

といっても早朝の平日、時速は想像のとおり。7時30分頃には余裕で富良野に入りました。富良野と言えばやはり「北の国から」のドラマを思い出す方も多いと思います。麓郷の森には初代の木の家、石の家や、一番新しい拾ってきた家まで夏場は観光バスもひきも切らない人気です。

翌朝金山湖畔のキャンプ場の寝床を一人そっと起き出して、狙いをつけた金山湖に注ぐ本流のさらに支流筋へ。ヒグマ出没の情報も多く、早朝は避けようと7時30分頃の日が完全に上がった時間からの入渓です。

この沢は堰堤がなく金山湖から本流を辿って魚が遡上可能な沢なので、遡上を意識した沢の釣りが出来る数少ないポイントです。川幅は広くても3m足らずの小渓ですが、大物の期待もあり、道路も近くに走っているせいで熊の恐怖もそれ程ありません。しかし近辺では出没が相次いでいるので油断は出来ないです。

先日アップしたフライ「fuchinkan]]4番のロングシャンクを結び、このフライで釣りたいと想いを込めます。8フィート6インチのスローな3番ロッドには不釣合いなデッカイ毛鉤をボトッとポイントに落としながら釣りあがる。この沢の幅では4番は使いたくない。釣るぞという言葉がゆっくりと心から湧き出て右脳に刺激を与える。

夢のサイズに遭う為にはこのフライサイズなんだと信じてフライを投げ続ける。23cm位のアメがこの大きいフライを咥えて出た。そうだこんなサイズでも出るんだから・・・釣りあがること30分。フライへの反応がしばらくない区間が続いた。流れがグッと絞られた長めのプールに出た。

北海道のガイドの友人からは「とにかく本州で狙ってるようなチマチマしたとこなんかダメだよ。流心のガンとしたとこの真ん中に一番デカイのがいるから。アメも同じだからね!」と目を輝かせていたあの言葉と自分の想いを信じて、アプローチ&キャスト。

ボトッとロッドとラインがフライの抵抗に負け気味になりながらも流心脇に落ちた。クルッと下流側に頭をフライが向けて水面の上をゆっくりドリフトし始めた。そしてドラマは起こった・・・

前触れもなく突然水面が盛り上がり、4番ロングシャンクの不沈艦はその大きな頭に飲み込まれて、一瞬で沈没した・・・「えっ」ウソだろと言う感覚。しかしロッドを握る手は反射的に動いた。

ゴーンというロッド全体を包む重量感。ただならぬ気配に背中に走る電流。デカイ奴は主導権をいかにこちらがとるかが大切。大物がかかったら前に出るのが僕のスタイル。ラインを手繰りながら前にでるとグイグイと絞り込むトルクフルな引き。アメマスに間違いないが、サイズは今まで出逢ったどれよりも確実にデカク、強い。

3mもない川幅の沢ゆえに魚に近づけば魚を目の当たりに。エーまじ・・デカ!右岸に壊れかけた護岸の沈みブロックに身体を擦り付けるようにしている。浮沈艦フライを飲み込んだ、さながら潜水艦である。こんなファイトも不気味だ。体力を回復させようとしているのか、バッドは極限に近く曲がっている。ティペットは5Xでこのロッドなら間違いなくとれるハズ。

下流側なら勝負が早そうだと判断して、ゆっくり下流側にあおる。一瞬で二つのプールを下ることに、ついて行くともう一度上り返してまた底でヒラヒラと・・・うーん竿が負けてる。でも絶対にとるぞー。なんか叫んでるんですよこのときも。声にならない声で。ようやくおとなしくなり浅瀬に寄せ浮いてきた魚のでかさに一瞬ネットを出す手がびびる。もう一度すくうぞって感じで一気に詰めてネットイン!

「よっしゃー!!」熊がいたら驚いてにげだしそうな雄たけびです。尺ネットから完全にはみ出してます。いいぞー記録更新を確信して喜びに浸る。着いた翌日に朝一でこれだから北海道はすごいです。

メジャーを当てると42.5センチ。沢でのドライフライでは正に記録もの。北海道の人が聞けばそんなサイズと笑われるかもしれない。いやそんなコトより納得できる釣り方で僕にとっては夢のサイズ。しかも魚も完璧なアメカラーに彩られたすばらしいネイティヴだ。

狙い通りの釣りで、爽快そのもの。この他の釣果は20cmクラスが2匹と極端ではあったが、大型の出るときにある現象で、小物も含め「魚の反応が良くない区間が続いた後は一発大物がある」という原則があてはまった釣りでもあった。

長ーい反芻はとっても幸せな時間でした。夜が明けてしまいました。あーよかったなぁ・・・・また反芻しよっ

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2005年08月06日

更新しました!

連日体温と同じく位の気温の東京の陽気にどうかなりそうです。同じ涼しさでも屋内のクーラーでなく、天然の渓流の冷気を全身に浴びたいですね。続々釣行の報告いただいてますが暑くなってからまた魚が活気ついているように感じます。7月の東北釣行アップしました。フォトギャラリーへどうぞ。

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2005年07月25日

東北行ってきました

ほぼ一ヶ月ぶりに泊まりでの東北釣行行きました。秋田の鳥海山麗の渓を初日やりました。先行者の後を追う形になるも数に恵まれました。一日目は料理人H先輩のいる三平君の故郷増田町へ行き稲庭うどんで締める美味しい会席料理を食べました。古くから残る大きな蔵の中で食べる料理は格別でした。今日は岩手に移動し崩落している通らずの林道を歩いて入渓しました。午前中は今ひとつでしたが午後からは同行した仙台の釣友の31cmのイワナを頭に3人で40位は釣りました。私は最大でもグリップサイズと大きさには恵まれませんでしたが、久しぶりのブナ林の中のイワナ釣りを堪能しました。最後の方はみな疲れてトラブルや足元のふらつきが出るほどでしたが楽しめました。熊のフンの残る林道を笛を吹きながら往復10km近くの距離を歩き、疲れ果ててただ今東京に戻りました。充実した二日間でした。H先輩お世話になりました。Yさん、kazuくんお疲れでした。禁断症状解消のようなまた行きたい様な?長年の持病は簡単に治りそうもありません。詳細は後日アップします。

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2005年07月21日

木曽ヤマトイワナ

魚というよりは爬虫類的な様相のヤマトです。完全ネイティブの魚です。背中は無班で側線を中心にオレンジの斑点のみです。角度によってうっすらパーマークが見える渋く光るボディが素敵です。木曽の湧水の渓に棲息している貴重な魚です。。渓により個体差がありますが自分の中のヤマトイワナのイメージにかなり近い魚でした。引きは一度掛けた事のある方ならばご存知と思いますが強烈でした。このネイティブは皆の手で末永く守りたいものです。

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2005年07月10日

昨年の写真で失礼します その1

デジカメの映像を整理しておりましたら昨年の今頃のいいイワナの写真が出てきました。いっぱい見ていたら釣りに行ったつもりになれました・・・サミシイ。まそんな訳でアップしてみました。今東京は結構な雨です。更に写真の整理は進みます。で見つけました。3月の岐阜のハッチ連続写真。この映像は狙っていても中々撮れないと思いますよ。フォトギャラリーへどうぞ。

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2005年06月08日

秋田 生保内

久しぶりの更新です。最近色々と立て込んでおり体二つ欲しいです。先日は予定していた岐阜の社長との秋田釣行行きました。片道1200kmのドライブは自己最高です。途中何度か社長に替わって頂きましたが、なんとか朝7時30分には秋田に無事着きました。3日間の天気は花曇、晴れ、花雲とまずまずでしたがハッチのピークはもう過ぎてしまったのかオオマダラはパラパラでした。ただそこは秋田、10時頃からはいつものストレスのない釣り上がりが満喫出来ました。32cmの激ヤセイワナを始め、29cmが3日で5匹うち1匹がヤマメとまずまずではないでしょうか。20cmから26cmは数多く出てくれました。社長お疲れさんでした。初日の居酒屋で食べた岩がき最高でしたね。キャンプのエアーマットはもっとエアを入れるほうが良かったですね。すいません。良く私の奏でる夜中の協奏曲に耐えていただきました(爆)2日とも私はなんとなく寝不足気味でした。よろしければまた来年もいい時期に行きましょう。阿仁川水系のK川は全くの沈黙(天気もはっきりしなかったが・・・)そして打当川のキャッチアンドリリース区間の堰堤下で29cmのイワナ出ました。久しぶりにはいりましたがあそこの魚は良く引きますね。今回は泣き尺シリーズとなりましたが、i秋田のイワナのフライへのゆったりとした反応は是非桂川のアマゴたちに見習って欲しいものです。秋田イワナのヒレのあかでも煎じて飲んで欲しいくらいです。写真は近日中アップしますが再び阿寒への取材の為戻り次第両方の写真がアップ出来るといいと思います。阿寒はようやくユスリカが出始めているそうでモンカゲにはちと早そうな感じです。ドライワカサギは使うのかな?一応工作気分で巻きました。へば!

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2005年04月03日

木曽のヤマトイワナ

昨年木曽で釣ったとてもキレイなヤマトイワナです。
私の中でイワナといえばこの色がオリジナルです。ニッコウイワナは当時『白い点のイワナ』と呼んでとても貴重に扱っていました。今となっては懐かしい思い出ですが、この木曽のヤマトイワナの希少種がオリジナルのまま心の中と現実との両方で私の中に息づいて欲しいと思います。
出来れば『国際結婚』しないで今の姿のままでいて欲しいと思わせる自然美を備えた魚体です。

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道産イワナ

この日は良い川を現地ガイドのOさんに案内してもらい、わくわくしながら入渓したが、中々うまく当たらずようやく釣れた尺イワナでした。
Oさんの笑顔が印象的で、苦労して釣った魚は愛着が湧きます。とても良い写真が撮れました!アメマスとはまた違う気品のようなものさえ感じる魚です。
ファイトもとても素晴らしかったのは言うまでもありません。また今年も行っちゃおうかな!
2004年8月 富良野近郊の川 フライ ディアヘアカディス#8 

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