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2007年11月02日

こっちの水はあまい?

それは息をのむ様なグリーンの水色と白い底石。砂が多いのが気になるがそれを差し引いても
かなり魅力的な渓相だった・・・・感覚的にこの水色は『釣れる』水色だ。

9月最終釣行で山形を巡った時に峠を越える道から遥か眼下に見えた渓。どうしても気になり、
二日目の午後から皆を誘って今シーズン最後の新規開拓となった。

071102_1.jpg

flyfisher ochi

4人で分かれて30分、1時間とかなり丁寧に釣り上ったが全く生体反応がない。真新しい先行者の
足跡もかなりあったから、それが原因だろうか。それにしてもピシャッくらいの反応はあっても良さ
そうなのに・・・・秋は難しい釣りになる事も多いから改めてハイシーズンにもう一度竿を出そうと踏
ん切りをつけ山を下りた。釣れたら最高なんだけど・・・・・こうしてシーズン最終に入った新規の渓
では結局型を見ずに終わってしまった。

大きな淵でいかにも大きなサイズが出そうなポイントほど肩透かしにあい、何でもない小さなスポ
ットからドキッとするようなサイズが飛び出すことの方が、小学生の頃から親しんだ木曽での釣り
では圧倒的に多かった。

071102_5.jpg

そんなイメージが刷り込まれているせいか、あまり大場所が続くような渓相よりも、この写真の様
に小さな瀬や落ち込みが続く様な渓に足が向く事が多かった。東北を歩き始めた当初の渓選び
にはそんな前提があったと思う。個人的には今でもこんな規模の渓の釣りが好きなのも、釣りを
覚えた頃の経験則からだと思う。

ところが10年程前に、とある秋田の美渓での釣りを境に、その自分の中のセオリーが音を立てて
崩れて言った時の事を今でも鮮明に覚えている。

071102_9.jpg

美渓で名を馳せているその渓で、大場所になればなるほど大型のイワナが悠然と捕食を繰り返す
シーンをこれでもかと言うほど見せ付けられた経験からだった。本来の無垢な魚達の行動はこうい
うモノのなのかと、当初はかなり衝撃を受けた。

何度か東北の渓と木曽の渓を歩くうち、これはニッコウとヤマトの性質の差に起因しているのだろう
と考えた。彼らの着き場の好みは明らかに違っていて、緩い開きや巻きで積極的に捕食する事が
多い東北のニッコウイワナに対して、岩のエゴに近く流速のある深い巻きなどで注意深く餌を見て
いる木曽のヤマトイワナは対象的である。それはハイシーズンに東北と木曽の渓を交互に釣る様
になって意識し始めたことだった。

ただそこでもう少し深く踏み込んで見ると、そうした性質の違うイワナが育つ環境の違いから来るもの
なのかと思う様になった。東北は手付かずのブナを中心とした広葉樹の原生林に覆われた森。木曽
は人の手によって植樹された桧を中心とした針葉樹の森である。この『原生』か『植樹』かと言う歴史
的背景は意外と知られていない。

もちろん木曽桧は世界的なブランド価値があり、その植樹の歴史は江戸時代から綿々と続いている
素晴らしいものだ。300年以上の樹齢の森が森林浴発祥の地とされている事も誇りに感じる。ただし
魚にとってこの歴史的背景がどう影響しているかと考えると、また興味深い。

071102_3.jpg

flyfisher fukasawa

写真の様な秋田の広葉樹の森では、この朴の木の風倒木でさえ青々とした葉を天に伸ばす力があり、
こうした植生が魚達の餌となる水生、陸生昆虫を多く育む事は良く知られている。反面、桧の抽出成分
がその抗菌作用により虫除けなどにも活用されている事実にも興味をそそられる。魚たちの生態への
影響があると考えても不思議ではない気もする。

広葉樹林と針葉樹林の渓の水を比較すると、前者の水はグリーン系な水色をしている事が多く、後者
の水はブルー系な水色をしている事が多い様にも思える。水深の違いでの水の屈折率によって水色
が違う様に見えると言う話は一般的だが、それだけで片付けられない何かがあるように思えてならない・・・・

緑の水のほうが魚にとっては色んな意味で『甘い水』なのかもしれない・・・・・


投稿者 daikyu : 2007年11月02日 13:01

コメント

daikyuさん、こんばんわ。(^^)
深いっすねー(淵の深さじゃないですよ・笑)。
今だ大渕では釣果が無いので、こういう場所は苦手な自分です。
早くいい思いをしてみたいなー(暫くは無理そうですけどね・自爆)。

投稿者 dadlife : 2007年11月02日 19:27

dadlifeさんこんばんは。深いっすねーってびびって
ませんかぁ?このプールかなり深かったですよ・・・・

こんなプールの巻きなんかだとドキドキするのですが
どうも反応が厳しくて・・・来期のハイシーズンに近く
に行ったら最挑戦したい渓です!

投稿者 daikyu : 2007年11月02日 21:32

私も小さな瀬や落ち込みが続く様な渓に足が向く事が多いです。
これは、FFを始めた川がそうだったからだと思います。
それと、こういう川は自然と”石化け”ができますしね(^^)

魚はやっぱり川で育ちますので、その生態は川の環境に大きく影響を受けているのでしょうね。
岐阜あたりのアマゴを木曾に持って行って放流したら、タナビラのような体高のある魚体に成長するのか、興味ありますね。

投稿者 Anonymous : 2007年11月03日 20:34

daikyuさん今晩は、
今日は突然失礼しました、という訳で釣りする時間がなくて
今日はのぞいてきました、少々道が分かり難いですが
面白そうです、簡単な食事もできるようです、
今年から本格的に始めたようです、ため池なので石積みが少し
高いところが有り少し気になりますが、水は綺麗で魚が見えていました、明日時間見つけて出かけられたら行ってきます。

投稿者 oz : 2007年11月03日 21:17

daikyuさん、こんばんは!
そして、ご無沙汰です。
ニッコウとヤマトで、性質が違うんですか・・・?
興味深いですね・・・。
ニッコウしか釣った事がないので、
今度、機会があったらヤマトを釣ってみたいです・・・。

それと、最近はどうですか?
何か釣ってますか?(^^
秋田は、マダイが絶好調らしく、
シーバス狙いの砂浜?から、ミノーで80cmオーバーとか!
アオリイカ釣ってる場合じゃなくなりました。(≧Д≦)

釣り地獄・・・秋田・・・。

投稿者 fukasawa : 2007年11月04日 00:41

no nameさんおはようございます(笑)
おそらくあの方ではないかと思いつつ
返信いたしますね・・・

石化け同感です。アプローチの癖は私
もちょうちん仕掛けで沢を釣った時の、
距離感が今でも染み付いています。

人は空気のよいところに引っ越します事
が出来ますが、魚はそう簡単に行かない
ので、命に直結していている水を生む環
境の及ぼす影響に人がより注意しないと
いけないんですね・・・・

京都議定書のようなものが魚の世界には
ないですからね。


投稿者 daikyu : 2007年11月04日 06:02

ozさんおはようございます。先日の管理釣り場に
比べると水が澄んでる分釣り方が変わりそうです
がそれはそれでまた嵌ることになります・・・

>明日時間見つけて出かけられたら行ってきます。

昨年の今頃は想像もしていなかった会話が成立し
ていることにびっくりです。木曽ヤマトの様なイメー
ジでしたが、FFに関してはニッコウの様な高活性
で驚いてます(笑)

来シーズンはozさん春からソワソワですよ、きっと!

投稿者 daikyu : 2007年11月04日 06:15

fukasawaさんおはようございます。個人的な感覚かも
しれませんが、ヤマトとニッコウは好対照の様な気がし
ます。高活性のニッコウと、低活性のヤマトは別の生き
物に感じる時すらあります。と言いますか高活性のヤマ
トには中々お目に掛れません・・・・

どうしてもイワナが好きなのは、ヤマメにはつれなくされる
事が多いからかもしれません。人間界によく似てますわ。
そう言えばイワナの様な男友達しか回りにおりませんな(笑)

>秋田は、マダイが絶好調らしく、シーバス狙いの砂浜?
から、ミノーで80cmオーバーとか!

えっ!砂浜、ミノー、マダイ80オーバー?そんな釣り方あ
るんだ・・・いつ行けばいいのかな!ニッコウイワナな私

投稿者 daikyu : 2007年11月04日 06:29

また、あの中華がいいですか??(笑)
12月までにってことは、11月中ってことでしょうか(^_^;
11月の休日前は、荒雄に今週末行かれるようですので、
22日かその後の3連休も夜ならOKです!!
無論、平日でも全然OKですが・・・・(爆)

投稿者 shoji : 2007年11月04日 21:27

砂浜のマダイは、シーバスの外道として、たまたま釣れただけだと思います・・・。
それぐらい、今年の秋田はマダイが釣れているようです。
でも、80cmって死ぬ寸前のヨボヨボじゃないんですかね?(^^;
釣るだけで、食うのはダメでしょうね!

投稿者 fukasawa : 2007年11月04日 22:52

shojiさんおはようございます。まさに反省の秋
ですね(笑)あの中華も気になりますが、他に
お薦めがあればそちらでも・・・・

12月までにどこかで反省しましょう。鬼怒川の
かじか釣りの話を週末にochiくんに聞いておき
たいと思います・・・仕事の具合では平日も!

投稿者 daikyu : 2007年11月05日 05:52

fukasawaさんふたたび、おはようございます!

お歳はめされてると思いますが、タイは大きくなっても
味が変わらないと聞きました。5年程前のノッコミシー
ズンに新潟で釣った72cm、4.5キロってヤツは確か
に美味しかったですよ・・・・

みちのくの森の豊かさは海の生き物も豊かにしてるんで
すよね。富山には「ぶな一本 ぶり千匹」という諺がある
そうです・・・・


砂浜のマダイは、シーバスの外道として、たまたま釣れただけだと思います・・・。
それぐらい、今年の秋田はマダイが釣れているようです。
でも、80cmって死ぬ寸前のヨボヨボじゃないんですかね?(^^;
釣るだけで、食うのはダメでしょうね!

投稿者 daikyu : 2007年11月05日 06:01

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