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2006年11月29日
たなびらのライズウォッチング
きのこ企画続編の前にちょっとだけ・・・10代の頃の懐かしのカーティスクリークにたなびらを探しに行ってみました・・・・広くても2m程の沢はウォッチングには最適な規模です。8寸ほどの婚姻色の出たたなびらが堰堤下の砂地のプールでライズを繰り返していました・・・・
こちらの存在に気づいてるのか、そうでないのかは分りませんが、大胆な捕食を繰り返していました。流下物は目視できませんでしたが、秋が深まった11月の日中に意外に虫の流下が多いと言う事も分かり、たなびらは高活性でした。
デジカメの12倍ズームで最大限寄って、4連写まで可能な連写モードでライズシーンを狙いました。カメラも腕も低性能(笑)でもそんなハンディがありながら、色んな気づきがありました。伸びやかなたなびらの動きは、写真だけでなく脳のハードディスクにも鮮明に記録されました。
頭だけをスッと出して捕食したかと思えば、スーッと浮いて水面下で動く。『背鰭だけ出したり』、『尾鰭だけ出したり』とライズフォームには様々な形がありました。もちろんライズに遭遇して何度もこんなシーンを見ているのですが、竿をカメラに持ち替えて長時間撮影したのは初めてでした。
ライズのタイミングも、たなびらのちょっとした変化で『オッ』と気づく事ができ、後半は4連写の中にライズシーンを押さえる事が何度か出来てしてやったりと言う感じも楽しめました。寒い中でしたが、とてもアツい30分でした。
[ フライ>あまご ] 投稿者 daikyu : 08:28 | コメント (16)
2006年11月28日
晩秋きのこ&フィッシュウォッチング企画 きのこ編
開田高原の里、抜けるような秋の空に浮かぶ御岳山。地元にいても中々こんなにキレイな御岳を拝むことが出来ることは少ないと、地蔵峠に向う道すがら車を停めてシャッターをきりました。今日はきのこ企画第2弾。これから晩秋のきのこ狩り初体験です・・・
きのこ先生こと山釣旅人さんをリーダーに、shikadaさん、英国人ディーンさん、サン茶レディース(!?)の4人、okamuraさんとの8人で雑木林へと分け入ります。山は良く来ているのですが、この時期にきのこを採りに入る事は殆どなく、新鮮な気持ちです。
枯葉がぎっしりと積もった山の斜面に足を入れると独特のフカッとした感触が靴底に伝わります。斜面を登ると台地状になった場所に出ました。ハンティングの人に『獲物』と間違われない様にと伝えてあったので、皆カラフルなジャケットを身にまとっています。
枯れた林の中にそこだけ紅葉が帰ってきた様に見えました。高原の森は冷気に包まれていましたが、しばらく歩くとポカポカとして汗が出る程でしたが、目的のきのこは中々見つからず先生が『キヌメリガサ』と言うこの時期に出る、黄色いキノコを採り見せてくれました。
小一時間歩きましたが収穫が乏しいので、高校時代20km強歩大会のコースになっていた地蔵峠を目指します。大会の時のチェックポイントであったこの峠で先生がきのこ鍋をしていた事、サッカー部員全員が50位以内に入らないと全員頭を丸めると言う『バツゲーム』付きの大会だったことを思い出しました。
今だったら両方問題になりそうな話ですが、良い時代でしたよねー
大鍋から上がる湯気を見ながらお玉をかざして『がんばれー!』と笑顔を送っていた先生の顔まで出てくる様でした。25年も前の話ですがこういう事って鮮明に覚えてますね。長距離が得意な僕はいつもこの峠を走って超えていたなぁと懐かしくも思いました。
そんな記憶を辿って久しぶりに峠を上がり、南斜面を見つけてもう一度きのこ探しです。きのこ先生はスイッチの入った釣り人よろしく山にどんどん入ります。shikadaさんと僕は大きくワインディングした舗装道路の間の日の当たる斜面を探します。
すると茶褐色のモノトーンの斜面に小さな黄色が見えました。踏みつけそうになったその黄色の上に重なったカラマツの葉をどけてみると、ありました!先程先生が見せてくれた『キヌメリガサ』の様です。確信は持てませんでしたが、いくつか他にも黄色いカサが見えたので採ることにします。
畳2畳ほどのスペースに群生していました・・・近くにいたshikadaさんに声を掛けると、逃げる訳でもないキノコをカメラに収めるでもなく夢中で採りました。きのこ採りの醍醐味ちょっとだけですが味わう事が出来ました。これで舞茸なんて採れちゃったら確かに踊りたくなっちゃいますね・・・
きのこ先生と合流して早速鑑定してもらうと『すごいですねー!これイケマスヨ』とウレシイお言葉!やはりキヌメリガサに間違いなかった様です。きのこ図鑑でも確認してみましたが、色形ともに判別しやすいきのこで、無味無臭ですが良い出汁が出ると書いてあります。大根おろしにさっと茹でたキヌメリガサをあえたおつまみで飲むビールは格別でした!
きのこ先生は行方不明になった(笑)40分程でさすがの収穫です。雑木林の中の沢伝いにブナの小さな林をみつけその倒木を中心にかなりの量のきのこを収穫していました!さすが(きのこの種類・・・先生なんでした?スイマセン!)こちらは鍋になって皆さん至福の時を演出してくれました!最高!
[ 旅>美味しい料理 ] 投稿者 daikyu : 07:40 | コメント (22)
2006年11月22日
釣り人的浪漫
10月道東での釣り旅がFR誌の1月号(本日発売)に掲載されました。ネイティブなアメマスに恵まれ、楽しく、エキサイティングな釣行でした。かつてない程のインパクトだっただけに、『ある憂慮』を感じたと言うのも正直なところでした・・・・
それは、時代が進むにつれ『昔はこんな川もあったんだけどね・・・』と懐かしむ様な事にならないだろうかと言う事でした。同時に親世代の僕達が子供たちが生きる時代の選択肢の幅を狭めるような事だけはしてはいけないんだと、悠々と泳ぐアメマス達が教えてくれました。
殆どがダムや堰堤で寸断されている本州の河川と、元々豊かな北海道の河川を同じレベルで比較してはいけないのですが、遠い昔は東京から近い場所でも同じ様な事が起こってたのかもしれないなぁと考えていました。今回旅したエリアは相対的に見ると『奇跡的な場所』と言う事になるのだと思います・・・・
森のフィッシュウォッチングの要さんが、秋のウォッチングの時に見つけられるブルックのペアの数が年々増えているとお話されていた事がありました。人は良い意味でも自然に影響を与えられる。人の力の積み重ねが目に見える結果として現れた成果なのではと関係者の方々の努力に頭が下がりました。
12月9日、10日に開催されるジャニス天国へ『西洋毛鉤浪漫喫茶』と言う名前の限定プロジェクトで、ブログ仲間と出展します。それは未来へ向けた浪漫あふれる釣り場環境を考える上で小さいながら、大きな一歩になる事を信じています。ぜひ松本へ足を運んでください。
僕達らしく楽しい企画とおしゃべりで、皆さんと一緒に浪漫ある釣り場について語りましょう!その一つが前回エントリーの『C&Rカレンダー2007』です。プロジェクトメンバーであるterryさん、Rollyさん、西洋毛鉤さんのブログでも紹介されています。遊びに行ってみて下さい!
[ フライの雑誌 ] 投稿者 daikyu : 06:32 | コメント (8)
2006年11月20日
C&Rカレンダー 2007
ジャニ天限定プロジェクト『西洋毛鉤浪漫喫茶』メンバーで卓上カレンダー『C&Rカレンダー2007』を制作しました。僕たち釣り人の思いが将来の子供たちの時代にも、山や川を守り、キレイな水が溢れ、魚がイキイキと泳ぐ環境を残す小さな一歩になることを信じています。 魚無連絡!明日発売のFR誌の87ページの誌面上部に今回のプロジェクトの情報が載りました!ぜひ皆さんの口コミお願いします!まさしく小さな一歩(汗)
未来のより良い釣り場を残していくために、メンバーやメンバーの仲間が保全に協力したり、釣り歩いたC&Rエリアの渓と魚の写真13点を厳選し、カレンダーを制作しました。予価500円のこのカレンダーは、C&R区間の保全のために寄付することを前提として、メンバーと主旨に賛同して頂いたメンバーのボランティアスピリットにより制作されました。
12月9日、10日の松本で開催されるジャニ天での販売を予定しております。この収益は木曽町の西野川C&Rの運営資金として全額寄付をする予定ですので、お立ち寄りの際はぜひご協力下さい!
告知! カレンダーの頒布ぜひお願いします!
今回の主旨にご賛同いただけますメーカーさん、ショップさん、各種団体には制作した原価で頒布いたします。収益を各地でC&Rエリアを保全している活動にお役立て頂ければと思います。
詳細は西洋毛鉤浪漫喫茶メンバーまでご連絡下さい。主旨、販売方法などをお聞きし、送付方法、納期などの打ち合わせをさせて頂きます。もちろん寄付などの報告は、今回のメンバーのblogで報告します!!
[ 夢を語る ] 投稿者 daikyu : 06:59 | コメント (22) | トラックバック (0)
2006年11月18日
長沢さんを囲んで森とさかな杯@早戸川
先週のことですが、森とさかなのmaruiさんの企画で、長沢幹夫さんを囲んでリバースポット早戸でのイベントに行ってきました。秋晴れの一日を楽しい企画に夢中になりながら楽しく遊んできました。original photo by marui
前日はterryさん、練馬の住人さん、ochiくんと練馬でミッドナイトまで一杯ヤリマシテ、いい気持ちになり翌日6時起きと釣り人らしいスケジュールでございました。
ochiくんの運転で朝イチ銀座出勤のterryさんを役員待遇でお送りして(笑)、久しぶりにogaくんを有楽町で拾い、宇都宮県人のochiくんにはとバス並みのガイドをしながら都心から郊外へ向けて車を走らせました。長沢さんと合流していよいよ早戸川へ向かいます。
昼過ぎに現地到着すると、maruiさん、kiyoさん、syatyouさんが竿を振っています。今年の夏念願の北海道60オーバーレインボーを手にしたaraiさんも久しぶりの再会。ミュージシャンのカルロスさんも到着していました。original photo by marui
納会を兼ねた釣りと言う雰囲気です。参加者の方々も思い思いに竿を振っていました。ここからはmaruiさんの音頭で、いよいよゲームの開始です。最初のゲームは抽選で二手に分かれての30分総匹数をかけたチーム戦です。これが以外に釣れないんですね・・・長沢さんチームに僕の入ったチームは46対40で見事敗戦!やっぱり魚を目の当りにすると管釣りでのアツいゲームになりますねー
後半戦は各人釣れなそうなフライを一個出して、さらに抽選してフライを再度選びそのフライで釣れた順に賞品が選べると言う早いもの勝ち企画。しかし良く考えられた企画です。皆さん自慢の釣れない毛鉤が出て参りました(笑)
僕が出したのは4番のロングシャンクに巻いた北海道用のホッパー!そして僕に当たったのは、千曲でならしたogaくんからのフライ!薄暮の順光の水面ではとっても見易い黒いウイングのソラックス#18(まじー!)皆で談笑しながらいよいよスタート!
早いもの勝ちのタイムレース!出来るだけ小さい魚を狙い効率良く数を狙いたいこのゲーム。ラッキーにも3匹の釣果!ユニフレームの携帯イス、おろしカネ、ケンクラフトのトートバッグと美味しい賞品をゲットしました(うれしー)original photo by marui
僕のデカホッパーが運良く?当たったカルロスさんも流れの速い場所を選び魚を出したと何だかウレシイ気分に。この企画は中々奥が深いですねー!maruiさんの企画力には参りました(笑)
maruiさん、kiyoさんはじめ楽しい企画にお誘い頂きありがとうございました。リバースポット早戸皆さん大変お世話になりました。参加者の皆さんアツい秋の1日お疲れ様でした。また行きましょうね!
[ 管理釣り場 ] 投稿者 daikyu : 16:36 | コメント (10)
2006年11月15日
ジャニス天国出展します!
terryさん、Rollyさん、西洋毛鉤さん、フィッシュクラフトさんとの共同でジャニ天限定『西洋毛鉤浪漫喫茶』の出展を決定!いつもの釣り人の眼線から少しだけ背伸びして色んな企画を考えたいと思います!浪漫喫茶のマスターは個性豊かな5人です。ぜひお立ち寄り下さい!ポスターはterryさんが、デザイン、制作してくれました!知恵と気持ちがあれば何でも出来ると言う証ですね!すごいぞー!
魚無連絡です。ジャニ天共同出展のフィッシュクラフト工房さんとリンクしました。ぜひご覧下さい!ジャニ天当日はスタッフとしてあのochiくんも緊急参加決定しました!ぜひ会いに来て下さい!
渓に泳ぐ魚のコンディションは、魚そのものの体質以上に、取り巻く環境が彼らの在り方を決めて行きます。森に降った雨や地下水脈により渓の水は供給されるので、森が魚達を育てている事になります。渓の綺麗さには感動しても、その水が長年培われた森の豊かさから来ている事には意外に気づかないものです。
手付かずの天然の森はもちろん残すべきですが、渓流に水を供給している森の多くは、天然木が伐採されその後植林された『手を入れた森』いわゆる魚の例えで言うとネイティブでなく、ワイルドになるのでしょうか?ワイルドな森が良好に保たれるには、適度な人の管理が必要になります。
植林した木を間引き、下草を刈り、適度に太陽光が差し込む山にする事で、残した木を強くする工夫をして元気な森を育てる管理が定着しつつあります。そんな森が増えれば、水は澄み、魚は育ち、人も潤うことになります。山を育て、渓を育て、魚と人が遊べる環境が出来ると言う考えの根本には、そこに携わる人の哲学や浪漫が大切です。
近視眼的にお金の計算を考えたり、ツケを後に回したくなる人間の本来の弱さを補うには、皆の知恵を集めて語り合い、前に進む力が何よりも大切なんだと思います。自然の恵みや、生きる動植物に『逢いたいと思うことが何よりも大切だよ・・・』とあのフレーズに乗せて思いを馳せたら、浪漫飛行の曲の『浪漫』と言う言葉がピンと来ました。そんな浪漫をのせて、気持ちと知恵を集めて動き出そうと言う話が持ち上がったのです。
森から湧き出す様に流れる渓でのフライフィッシング。青い空と緑の森に囲まれて気持ちよい『浪漫釣行』を永くするためにも、ほんのちょっとのがんばり、ほんのちょっとの工夫、ほんのちょっとの気遣い、そのためのアツい語りが必要なんだと思います。
夢を見てよ!どんな時でも・・・すべてはそこから始まるはずさ♪ですよね・・・いい曲だなぁ。
[ 夢を語る ] 投稿者 daikyu : 06:17 | コメント (14)
2006年11月08日
うなぎの話 続編
うなぎの謎ですが、自分でエントリーしながら、更に知りたいと言う欲求が出て参りました。皆さんのコメントの中にも興味深い話もあり、WEBサーフィンを先程までしておりました・・・・海と非常に密接な関係にあるというコト、うなぎの写真はさすがにないので北海道の海の写真にしてみました。うなぎは泳いでも、飛行機便でも?もっと遠い海に行ってたんですね・・・・
魚無連絡 きのこ企画第2弾企画しました。漆蔵資料館がめざましTVに紹介されます・・・トピックスコーナーにエントリーしました・・・・
天然うなぎの減少は日本だけの問題ではなさそうです。仏などでも河川の開発や水質汚染、また高く売れることから乱獲や密漁などが後を絶たず、数が減り続けているそうです。そんなコトもあり元々生態に謎が多い中で、天然うなぎの希少価値は上がり、食卓に上がる事は殆どなくなったと言うのも頷けます。
数少ない日本の天然うなぎの行き先は中国なんだそうです・・・・中国では、その天然うなぎの親から育てた養殖うなぎを1日何万匹と言う単位で加工、蒲焼にしてその殆どを日本が逆輸入しているそうです。食とビジネスとの繋がりへの執着と、飽食の国ニッポンの姿が浮き彫りにされる様な話です。中国からすると日本うなぎが外来魚と言うことなんですね・・・
para-miyukiさんや西洋毛鉤さんのお話にもあった産卵場所のコトですが、日本の研究者がうなぎに電子タグを埋め込んで生態を調査した結果、長年の謎だった産卵場がマリアナ海溝だったことを特定したそうです。
日本のうなぎにとっての故郷はマリアナだと言う何とも神秘的な話ですが、美しい珊瑚の海で産卵、孵化し思いを馳せて戻った第二の故郷である日本の川が、もし変わり果てた姿になってしまったら・・・傷心のままマリアナへ戻るうなぎの足取り(ひれ取り)が重くなってしまう姿を想像してしまいました。
かと思えば、運悪く人に捕獲されたうなぎは自分の意思とは無関係に中国へ飛行機に乗って旅をすることになり、また大きくなったら飛行機でまた日本に戻され、帰るところは人の胃袋と言う何とも目まぐるしい半生と言うことになってしまいます。マイレージのたまる別の電子タグでも埋め込んでおいて、中国からマリアナに直接乗せてってあげたい様な話です・・・・
三重にある水産施設で世界初の人工産うなぎが生産されたと言う話もありました。BQイッチーさんからうなぎの幼魚の希少価値の話がありましたが、幼魚を捕獲して来て、養魚場で育てると言うのが一般的な養殖方法のようです。
人口孵化は30年程前に成功しているそうですが、育てるための餌が分らず難しかったそうです。うなぎの生命力や強さから判断すると餌など容易に考えられそうに素人は思うのですが、謎の多さはこんな所にも現れているようです。
うなぎの謎を追いかけて感じたのは、学術的にはうなぎに比べて知られている鱒たちとの、付き合い方や生態のことを釣り人的にもう少しフォーカスした方が良いのではと言うことでした。一番の趣味を通じて、ライフワークに出来そうな『環境と人と魚の関わり』をテーマをして今オフの時間を過ごしてみようと思いました。
そんなキッカケになればとブログ仲間とジャ二ス主催の『ジャニス天国』への出展企画を思案中です。自分たちの勉強と言う事が一番なのかもしれませんが、見ていただく皆さんにも何かの気づきのきっかけになれば良いなぁと思っております!
詳細は今後ブログ内で随時ご案内して行きますので、よろしくお願いします!
[ 魚のはなし ] 投稿者 daikyu : 06:19 | コメント (18)
2006年11月06日
うなぎが危ない!
先日、『天然うなぎ急減』というニュースが夕刊に掲載されていました。急減している河川と湖沼にはある共通した理由があるとの事で、河川はダム建設による遡上への影響、湖沼であれば岸辺のコンクリート化による生息地を侵された事に起因すると書かれていました。渓のイワナ達にも関係する話かもしれません・・・・
河川ではダムの貯水率が高い程、漁獲高が減る傾向にあり、湖沼では人口湖岸の比率が高いほど、漁獲高が減ると言うデータが分ったそうです。茨城の北浦に至っては現在人口湖岸率が100%なのだそうですが、かなり獲れていたうなぎが殆ど獲れなくなっているそうです。
パワーが欲しい時には『いっちょっうなぎでも食べようか?』等とスタミナをつける代表格としても知られています。また『うなぎのぼり』などと力強い上昇局面の比喩に使われるような力を持つうなぎですが、人間が自然に手を加えた事が、少なからず影響していると言う興味深いデータではないかと思います。
上京したばかりはうなぎの様に環境変化に敏感で、生きていけるかなぁと不安になったものでしたが、今では都会のコンクリートジャングルの中で普通に息をしている所を見ると、環境変化に鈍感になったのか、ある意味シブトイのか考えてしまいます・・・・
自然環境の回復はうなぎのぼりに良くなるとは言えないと思いますが、彼らが伝えようとしているメッセージに耳を傾け、魚達の目線から見た環境を考えてみる良い機会なのではと感じました・・・・
[ 魚のはなし ] 投稿者 daikyu : 19:11 | コメント (10)
2006年11月04日
鳥の眼 虫の眼 魚の眼
要さんのお誘いでkomさん、くろやん、shojiさんが日光湯川ウォッチング会へ出掛けた。竿をカメラに持ち替えて、ちょっと違った角度で魚達が子孫を残そうとする姿を観察したり、環境を考えたりする機会はとても大切に思う。僕は所用でウォッチング会に行けず、ウェーディングシューズを干したり、部屋の片付けなどしていた・・・・心ココにあらずではある。
魚無連絡です トピックスにフィッシュクラフト展の案内エントリーしました。HeavyDutyもアップしました。
ついでに書棚もを整理していたら懐かしいCDが出て来た。その中にポールマッカートニーとスティービーワンダーが共演した『エボニー&アイボリー』と言う曲の入ったアルバムが出て来た。久しぶりに聴いてみた・・・・20年も前の曲で懐かしいけど、古臭くなく新鮮さだった。二人がピアノを弾き、鍵盤の白と黒を白人と黒人に置き換えながら人種に垣根はないんだと言うことを歌い上げる曲だったなぁ・・・・
その感性と素晴らしい比喩、もちろん稀代のメロディメーカーである彼と、ブラコンの神様の夢の様な共演に感動して何度も口づさんだものだった。プロモーションビデオが全盛の頃で、大きな鍵盤の上を2人が歩いたり、跳んだりしながら歌う様な演出の映像と共に、その聴いていた時代さえ蘇ってきた。
もう片付けそっちのけで、良い時代だったなぁとオヤジの昼下がりの物思いにふけってしまった・・・・人間が生きる為に人種や貧富や国の差はなく、むしろそうした融合や調和が大切だと言うメッセージのある曲だったんだなぁと、改めて古いアルバムを聴いてみるのも良いもんだと思った。
ふとこの話を魚の世界にあてはめるとどうだろう?と考えた。魚種やヒレの綺麗さ、原産国の差を問題にしてはいないだろうか・・・・恥ずかしながら僕も自分の決めたモノサシで彼らを評価をしている。
彼らは好んでヒレぼろになろうと思っている訳ではない、かと言ってヒレピンを自慢している魚もいない。ただ生きている・・・・同じ外来種の中でも人によって生きる道を大きく開かれている種もいれば、やはり人よって無作為に広められたばかりにギャング扱いをされ立場が危ぶまれている種もいる。
全ては魚の都合ではなく、人間の都合だと言うことを肝に銘じて考えて行かなければならない。ネイティブだろうが、ワイルドだろうが、ハッチェリーだろうが、外来種だろうが、在来種だろうが・・・・取り巻く人の思惑の中でいろんな分類をしている・・・ぼくも含めて。
外来魚の問題や、ネイティブとワイルドの混在など取り沙汰されているが、もっと大きな視点で起きている現象を見て行くことも必要なのかもしれないと。もちろん行動に移す時は具体的に身近な所からと言うコトでよいのだが、その行動を起こす背景は出来るだけ将来を見据えて行くコトは必要なのかな・・・・
『鳥の眼と虫の眼』とマクロとミクロの観点から物事を捉えなさいと言われることだが、これからは『魚の眼』も必要なのかもしれない。人間が吸っている空気も、魚が吸っている水も元々は森が大気を取り込んで、空気中には酸素を出し、その根が含んだ水を渓に供給する。
魚はコントロール出来ない外的要因を読み、今後起こりうる変化を長年培ってきた知恵や本能で察知して生きている。現象面だけしか見えなかったら彼らは生きて行けないだろう。現状を見て、変化のトレンドを知り、先を読む力はぜひ『魚の眼』になって考えてみたい。
釣れた魚の大小や美しさで一喜一憂しているばかりでは、将来の子供たちが生きる時代の豊かな自然を標榜出来ないのは間違いない。キレイな魚をより多くの人たちに、長く見てもらうためには、何が大切なのかを考え行動するタイミングが来ているんじゃないのかな・・・
釣り人から考える環境保全は、『釣り人の眼』が『魚の眼』で見ることが出来るようになった時に始めて動き出すのかもしれない。一歩を踏み出すのは、僕の気持ちから湧き出るモチベーションであることが最大のエネルギーになる・・・・
もちろん自然界では鍵盤の白と黒の調和は出来ていたハズ。それが少し狂い始めているならば、一番近くで見ている、また気がつかなければいけない僕達が動き出すコトは大切なはず。片付けもしてみるもんだ・・・よし!今日から動き出してみよう!
[ 魚のはなし ] 投稿者 daikyu : 07:32 | コメント (16)
2006年11月01日
回想録 その2 鳥海の森で
『あの渓行った事ねぇんだよな・・・』秋田湯沢に住む先輩が居酒屋でぼそっと呟いた。静かな東北なまりが杯を傾けていた僕と友人の心に響いた。県北に住んでいた先輩は、仕事で赴任した県南では忙しくあまり釣り歩いていないとの事だった。ならばと東京の僕達が秋田の釣り人を案内すると言う何とも妙な話になった。翌朝僕達の先導する車で、手付かずの森に囲まれたお気に入りの渓に来た。
秋田と山形の県境にまたがる様にそびえる鳥海山。残雪と緑のコントラストが綺麗だ。訪れたのは6月中旬だったが例年に比べると残雪の量がかなり多く感じた。春までの積雪と季節の進み具合によって、裾野に流れる渓は雪代の影響を受け、魚の活性は大きく変化する。
雨男の本領発揮でこの日もやや天気は下り坂。特に鳥海の山合いと言う事もあり、そんな時は特に不安定な天気になる。渓に着くと少し水が多い気がする。落ち着いているはずの雪代も出ている様な水色。水温が下がればフライへ反応するイワナのサイズは落ちてしまう。張り切って案内をしようとやってきた気持ちにちょっと水を差される様に感じた。
そうは言っても毎年一度は訪れたいこの渓を選んだのも、前日の作戦会議の縁。しかも先輩は純粋に嬉しそうな表情をしている。ウェーダーを履き、タックルをセットしてゆっくりと準備にかかる。ふと見ると林道脇には鮮やかな紫色のがく紫陽花が咲いていた。
渓に入るとウェーダーを通して水の冷たさが伝わってくる。ちょっと冷たいかなぁ、大丈夫かなぁ?と不安になる。そんな思いをかき消すように、上流側に入った先輩が幸先良く良型を掛けた。ちょっと大きそうなイワナがライトラインのロッドをギュンッと曲げて、深めのプールを走り回る。ロッドを振るのは久しぶりと言う彼のネットに9寸程のイワナが収まった。まさしく破顔一笑と言う笑顔がこぼれた。
内心ホットして、僕や同行のMさんもそれに続く様にイワナを掛ける。しばらくして流れが分流する辺りから雨の影響か、はたまた先行者なのか、あまりパッとしない時間が過ぎていく。いつものこの渓と違うことにMさんと首をかしげながらも、先へ進む。
『いいなぁ・・・気持ち良いよなぁ・・・』そんな事はおかまいなしに先輩が呟いている。釣果はそこそこだったが、たくさん釣ってもらいたい等と僕が思う以上に、先輩は純粋に今日の釣りを楽しんでいるんだなぁと気づいた。4時間程釣り上がっただろうか。ブナの立ち枯れが作る天然の小さなダムでライズを狙った。少し冷え込んだプールでは小さなイワナが渋いライズをしていたが、フックアップには至らずここで竿をたたんだ。
今日はこれでいいね・・・・と3人で顔を見合わせ、帰路に着いた。
昨年から今年にかけ忙しい仕事に押されて、中々釣りに行けなかったと話した先輩だったが、釣れる、釣れないと言う事の前に、釣りに行ける喜びという基本的なコトから、色んな環境があってもこうして予定を合わせて渓に立てれば良いねと言うコトまで、彼の笑顔やつぶやきはそんな事を伝えてくれたのかもしれなかった。
今度は先輩の案内で素敵な渓で釣りがしたーい!とリクエストしておこうかな・・・・