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2006年02月08日

鈴木さんの教え

何でもはじめの一歩がある。後であれがそうだったのかなんて時もあるが、昨日の話は間違いなくある夢のはじめの一歩なんだと思う。すごくいい時間だった。やっぱり夢は見るだけじゃなくて、実現するものだよなぁ・・・で舞茸が何か関係あるのかって・・・

昨シーズンの秋、初めて入った秋田の渓で出逢った鈴木さんというきのこ採りに来ていたおじさん。軽い足取りで上流から下りてきた。僕達は三人だったが、釣りをやめ鈴木さんとしばしお話しを。釣りに東京から来たのか?と驚き、山菜の見分け方、ミズのこぶの採り方なんかを教えてくれ、おまけに背中のザックに入れたこの天然モノを見せ、その上惜しげもなく房分けしてほれってな感じでなんとお裾分けしてくれた。

ここまでは以前にご紹介した話。鈴木さんは何を僕達に教えてくれたのか?それは東京からわざわざ600kmも来たんだからかわいそうに思ったのかもしれない。でもそんなことじゃない。

おじさんはずっときのこ採りや山菜採りを普通にしてきてるんだと思う。趣味とか実益とかそんな枠でなく生きがいみたいにしてる感じだった。見たところ60歳半ば位だが全然元気。しかも僕達と別れた場所は林道までかなり離れている急傾斜だがものともせずどんどん上がって行った。

何か教えてる時も普通にこうなんだよ、こうすると美味しいぞって普通なんだよなぁ。カッコよかった・・
でも鈴木さんは山菜のレクチャー以上のインパクトを残してくれた。それは真の教育のあり方に近いものだったと思う。教えて欲しいと素直に思うとき、学びたいと思うときが1番吸収出来る時だ。この時の僕達はそうだった。鈴木さんは興味を持たせて、教えてくれた。

でも教科書はない。自然に教わった事をそのまま伝承しているんだ。自分で学んだり、お仲間やお父さんに教わったのかもしれないがおそらくメモなんかないんだと思う。じゃ教わろうという人が居なくなったらどうなるんだろう・・・・もちろん教える必要がないから聞く事もなく伝承される事もなく消えていくのか。

自然に教えてもらうこと、元気な鈴木さん世代が経験して知ってること。絶対に僕達が伝えて行きたい。それは自分が一番知りたいし、子供たちやもっと先の代にも伝えたい。環境のこともそうだが、大切にしていきたい伝統や文化、今回の人のふれあいを通じた愛のような世界は言葉だけじゃ伝わらない。あの体験を通じて感じた、なんとも言えない郷愁に近い感覚なんだ。

これを感じたら何もいらないと思った。釣りの手が止まった。鈴木さんの背中が大きく見えた。手のひらに乗った舞茸はその重さ以上にずっしりと感じた・・・

あるプロジェクトが立ち上がった。念願のテーマだったものが少しづつだが現実になりはじめた。そんな芽吹きのはじめの一歩。友達100人計画に続く、僕の夢・・・ぜったいにかなえる!


投稿者 daikyu : 2006年02月08日 08:43

コメント

「大儀だったねー」と笑って言ってた、青森のおばあちゃんがいました。今は雲の上の人となっちゃいました。初めてそう言われたのが25か6の時でした。まだやんちゃが抜けきれず、津軽弁も解らずでしたが、その言葉だけはなぜか温かく、今も自分の心に刻まれています。そんな出会いも宝物ですね。(^^)

投稿者 dadlife : 2006年02月08日 15:40

dadlifeさんこんばんは!夢の中身については次回の機会に皆さんにも披露したいと思います。夢に向かう力はいろんな出会いや活力を生んでくれます。

青森のおばあちゃんの津軽弁は一生dadlifeさんの心の中に残っていろんな瞬間に励ましてくれるあたたかいメッセージになっていくと思います。

そんな出会いや温かさをもっと色んな人と分かち合いたいと考えています。具体的になった段階でブログで報告しますので、いつものようにご意見下さいね!よろしくお願いします

投稿者 daikyu : 2006年02月08日 21:00

生活の中にあったものは、意識しない中でも伝承されてきたのでしょうが、
生活の中で必要がなくなったとき、それを伝えるには非常なエネルギーがいるんでしょうね。

きのこ採りも昔は生活のなかで行われていましたが、きのこはスパーで買うもの、
ビニールハウスで栽培するものになった途端、人は山にすら入りません。

興味がある人には、きのこ採りのノウハウは伝わるのでしょうが、
生活の中できのこ採りをしてきた人にくらべ絶対数がすくない。

となると自然の大切さや昔からの生活の知恵なんかを伝えようとするとき、
それに興味をもつ人や子供を増やすことが大事になったきます。
これは難しいですね。
いつもここで私の考えは止まってしまいます。

どうしたらいいか・・・さっぱり・・・

最近思うのは、たとえば川をきれいするには、
みんなが川ともう少しかかわる場や時間を作ったらいいのではと思っています。

それにはやっぱり、釣りが一番ですんね。
だから私は今、子供に川に連れ出す暇を惜しんで
釣りをしています(^^)。

投稿者 西洋毛鉤 : 2006年02月09日 13:55

西洋毛鉤さんこんにちは。長野の木曽の田舎で育った僕にとっては学校の勉強は自慢じゃないですが、全くしませんでした。そういう意味では山や川が先生代わりでした。何も言わないように見えて、自然は純真だった僕にいろんなことを教えてくれたと思います。

でも今は、自分の子供にすらそうした環境を作れてあげていないと思ったんですね。これはいかんと思っていたときに、環境が重要だと改めて気づきました。

西洋毛鉤さんがおっしゃる通りだと思います。興味を引くことを体験させるにはやはり釣りはすごく向いている。キャッチ&リリースの大切さを本当に学んでほしいから、最初は自分で釣った魚を自分で絞めて美味しく食べてあげる過程を経験して欲しいんですね。

それは美味しくなんでも頂く為には、誰かが殺生するという嫌な役割を目に見えないところでしてくれていてはじめて口にする事が出来るというコトに気づいて欲しいんです。

そういうコトのありがたさ無しに生きてるからヘンなことも起きるんだと思うんですね。ゲームはリセットしても文句も何も言わないですけど、魚は絞めたら断末魔の叫びみたいなのしますからね。

無駄な殺生は避けるべきですが、子供にはしっかりそうした体験に基づいて自分の価値観をきづいて欲しいなんて、親として偉そうに思うこの頃です。

そこで自然を舞台にした教育と学習がテーマのNPOの設立のお手伝いをしています。その活動を通じて環境再生や保護が大切なんだという事も同時に学べる。そんな環境作りを子供たちにしてあげたいと思います。

もちろんその中で釣りは重要なアクティビティです。ちょっとおもしろい大人の基地みたいな事も考えてます・・・・

同時に子供ともっと自然に飛び込んでいく機会も増やしたい。今年の僕のテーマは家族と自然で遊ぶ中での新しい境地の開拓です。

投稿者 daikyu : 2006年02月09日 14:43

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