« 海を渡ったランクル | メイン | 人生ゲーム »
2006年01月21日
記憶に残る一匹
千曲川水系の大きなプール。新緑の緑を写しこむほどの6月、インチワームを偏食していた35cmのイワナ。ロッドは銘竿I's3、シリアルナンバーは57。今から15年以上前の記憶に残る1匹。
そのプールでは最大40cmはあろうイワナを頭に数匹がクルージングを繰り返していた。捕食物にフライがマッチしていないジレンマを感じながら、手持ちのフライで何とか27cm程のイワナをキャッチした。ストマックを見ると緑色のインチワーム数匹入っていた。これか・・・・
偏食していたキーになるこの虫を巻き、翌週東京からひとっ走り。幸運にも彼らは同じようにライズを繰り返していた。対岸の広葉樹で出来た日陰部分との境で風が吹くと、落下するそれに上ずっては捕食を繰り返していた。クルージングコースを読んで、キャストし待ち伏せすることに・・・
フライを見つけるとスピードを上げ、目前で少し止まったかた思うとガボッと出た。トルクフルなファイトでロッドをバッドから絞ったが、幸い障害物のないプールでのやり取りの後無事ネットインとなった。
渋い体色の35cmは当時としても僕の最大級の大物であり、2週に渡る大物と確信できる相手との駆け引きはそのサイズ以上に記憶に残る一匹となった。翌週この魚よりもデカイ推定40オーバーを狙ったが状況はまったく変わっていた。イワナの数匹は対岸の木の根に着く水生昆虫をイルカのように背を出し、こそげ採る様に捕食していた。ケースドカディスにでも夢中になっていたのだろうか。捕食対象も分からず
もちろんキャストするも全く無視され惨敗して帰路についた事を覚えている。
その後何年も通ったが、大雨や雪代により砂が堆積したプールはどんどん埋まり、2度とこうした良い釣りや貴重な経験をすることはなかった。文字通り記憶の中の1匹となった。さらに数年後その下流部と上流部両方に巨大な堰堤が出来た。砂が堆積して許容量を超えた堰堤は浚渫されることなく、さらに堰堤を作tるという典型的繰り返しとなった・・・
堰堤で流れが寸断されると魚が狭い範囲で交配することにもなり生態系的には弱い種を生む原因にもなるらしい。以前地元長野の新聞で行き来出来る区間が長い川と、こうした寸断された川のヤマトイワナを比較し、前者より後者の方が生命力が弱い固体が多いという研究結果が掲載されていた。
しかし釣り人の僕は堰堤のお陰で良い思いもしている。厳密言えば短期的に見たときには良い思いとなるのだが、長い目で見れば種の維持が出来ないと言う点や、川が本来の力を失うという面では喜ぶべきでないかもしれない。いや間違いなくその筈だ。
やはり自然のままの渓で良い釣りがいつまでも出来るのが本来の姿だと思う。こうなると今の自分にとり堰堤での釣りは複雑だと言わざるを得ない。ただ現場に行けば夢中に魚を追う事になる自分に対しても複雑だ・・・魔性の釣りフライフィッシングに首までどっぷり浸かっているが、スロウなリズムで釣れる自分に少しだけ近づきたいと思うこの頃である。
投稿者 daikyu : 2006年01月21日 08:10
コメント
daikyuさん、おはようございます。
自分はまだ恩恵を受けてはいないので、そろそろきますかね。
でも、釣れなくても渓流は楽しいので、それでもいいかな。(笑)
楽しいけれどアブ・ハチ・その他の刺す虫はダメなんですよね。皆さんは平気なんでしょうか?といつも思います。
投稿者 dadlife : 2006年01月21日 09:19
dadlifeさんこんにちは。アブハチ好きな方というとM系
の方位なんじゃないですか(爆)僕もアブ全然ダメです。
ハチよりダメかもしれません。
ダメなのに汗をかく体質なので、みつばちおじさんのように
すごい勢いでアブが集中する状態になるんですよね。
逆に僕をはえとり紙やひとばしらにして、一緒に行こうと
もくろみ、笑ってる方もいます(爆)
投稿者 daikyu : 2006年01月21日 10:58
コンバンハ(^^)
寒い冬の間は、青々とした初夏の川原に、釣り人は思いを馳せるのかな・・・NAOさんのところも、イワナのお話(実体?)が・・・
ワタシも、及ばずながら今週はイワナ(エゾイワナ)に・・・
イワナイワナ病。
はやく、春にならないかな・・・今年はこのままいくと5月の連休が明けても、ユキシロかもしれません(;;)
今目の前の一瞬の素晴らしさを全身で喜びながら、
ずっと先もこの喜びが存在しますように・・・と願う。
そんなdaikyuさんはステキなフィッシャーマン(^^)
遠く離れている釣り人さん同士ですが、そんな気持ちで川に立ちこみたいですね!!
そうそう、渓流に行くとどこぞやのハチ箱が、結構置いてあったりするんですよね(@@;)!
ソロソロ~っと静かにやり過ごします。コワイ・・・
ちなみに、ワタシは20歳を過ぎて、蚊に嫌われるようになりました。早過ぎ???
もうオイシクナイというのでしょうか(;;)るー・・・
投稿者 ぱみこ : 2006年01月21日 18:01
こんばんは、 先日 妻と買い物に出かけた時の出来事を少々
書かせてもらいます。 クルマの運転中 フロントガラスが曇ってしまって、助手席の妻に拭いてくれとタオルを渡したとたん、キャー キャー 悲鳴! 何とフロントガラスのすき間に アブの死骸がいっぱい転がっているを発見して、大騒ぎされてしまいました。 昨年の8月 五能線沿いの真瀬川上流でアブの猛攻に遭いクルマの中に逃げ込み、体に付いていたアブが逃げ切れずにミーラ状態になっていた様です。 普通の人なら驚いて当たり前ですよネ。 最近は、インセクトボトルを見る機会が増えたせいか、虫を見ても驚かない妻でしたが さすがにアブのミーラにビックリしていた様です。 女であること再認識・・・・?
ストマックしてアブを見たことナイナー・・・ やっぱ 不味いのかなー ・・・・・・・ アブの夏 いやいや間違いました イワナの夏 最高!
投稿者 akita shindo : 2006年01月21日 23:47
ぱみこさんありがとうございます。裏と表のギャップが素敵なかんじ。ピカソの絵を思い出してしまいました(爆)ブログ遊びに行きましたがコラム頼まれたんですね!がんばれー応援してますよ。
さて首までどっぷり釣り人生の私ですが、ぱみこさんやnaoさんの応援にこたえて!サンル川を守る会さんにご依頼して、ジャニス展示会でのカレンダー売り上げ一部を寄付することにしました。
ブログ内でわくわくする企画を皆さんに案内していきますが、展示会では今年の年間スケジュールとカレンダー販売による募金の寄付、ブログの紹介という3つをポイントにやりたいと思います。
業界関係の方も30から40人くらい来る様子なのでおもしろい事になりそうです!がんばりますねー
ハチの養育箱付近は気をつけないと甘いニオイに誘われて、里でも熊の被害があるそうです。そのものもアブないですが、くまはまずいですよね。
えっ私20歳をすぎて蚊に襲われるようになった?あれ年齢関係するの・・・僕の子供3歳でさされてるよー噂ではO型の血液は好まれる、二酸化炭素の排出が多いとさされるという2点だそうですが。ちなみにわたしは両方ビンゴ
投稿者 daikyu : 2006年01月22日 11:54
akita shindoさんこんにちは。あぶさんうちの家族もだめです。
もう車に入っただけでもアウト!でも男だけだと大体クーラーがんがんに効かせるとおとなしくなるの知ってるので余裕なんですけど・・・
それよりぱみこさんのように蚊のほうがやっかいかもしれません。忍び寄る恐怖というかんじではミクロのステルス戦闘機のような
イメージです。アブは目視できるので対策が出来るのですが、車中の蚊ほどやっかいなものないです。
しかしあのお盆シーズンのアブの量半端じゃないですが、あれ力尽きた後はかなり魚に食われると思いますよ。すごいご馳走なのかもしれないですね。お盆明けは魚の元気が違うように思います。今シーズンはアブフライで攻めようかな・・・・
投稿者 daikyu : 2006年01月22日 12:00
-->