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2006年01月07日
昔と変わらない流れ
元日、駒ケ岳の初日の出を見にいった帰りに木曽川をのぞきに行きました。今から25年以上前に生まれて初めてフライで魚を釣った瀬です。殆ど変わっていません。25年前にタイムスリップしてみました。
ルアー少年だった中学を卒業の頃、近所の兄の同級生Sさんがフライフィッシングを始めたと聞き、好奇心のかたまりの僕は家に遊びに行き、タックルを見せてもらいました。バンブーロッドと、タイイングのセット、そしてSさんが巻いたアダムスを見せてもらった時の衝撃は今でも忘れません。虫っぽいトーンに包まれた、何て釣れそうな毛鉤なんだろうと思いました。そしてそのバンブーにラインを通して家の前の路地でキャスティングを見せてくれました。うおーかっこいい!ハイソな釣りだ。ルアーよりもかっこいいというのが印象でした。
グリズリーのハックルを見たのも初めてでこんなニワトリがいるのかという事に驚き、この羽が20000円もすると聞きさらにビックリ。「この人はおかしい」と思いました。釣り竿が20000円そこそこの時代でしたから・・・竹竿は確か知り合いに譲ってもらったものとかで、買えばウン十万円なんだと聞き、じいさんのカタミの竹ざおがのれんをかける棒と化している僕の家の常識では考えられない事実に、カッコイイがこんなお金のかかる釣りは出来ないとも思いました。
しかし衝撃はまだ続きます。Sさんの家には池があり鯉に混ざって釣ってきたイワナやアマゴを放してありました。自分で巻いたフライを結び、縁側からノベ竿を伸ばしてチョンチョンと水面を動かして反応を楽しんでいました。その時にアマゴやイワナがスイッチが入ったかのように、にアダムスに反応する姿を目の当たりにして、一気にボルテージは最高潮に!「これは釣れる!」ともうイワナと同じように僕の心にもスイッチが入った事を覚えています。何とかフライをやりたい・・・そう決心は固まりました。
フライタックルは松本の釣具屋にしかないというコトで、お金はお年玉の残りに親の援助をしてもらい当時松本のなとりへ。これでお願いしますという感じで全財産を見せると、ウエダのスーパーパルサー7f6inchの5番ロッドに、リールはバークレーのアウトスプールリール、シュープリームのDT5番にイーアンのリーダー、ティペットとコマーシャルフライを何点か薦めてもらいました。タイイングに関してはオヤジの東京出張時にお願いして新宿の小田急ハルクに当時あったショップで洋書の日本語訳のフライタイイングのはじめという本とマテリアルを数点買ってきてもらいワクワクしながら巻きました。高校一年の春、フライ少年の誕生です。
早速その週末にルアータックルと覚えたてのフライタックルを持ってチャリで5分のお気に入りのこのポイントへ。運命の時は程なく訪れました。ルアーでひと通り釣り、釣れなくなぅたところでフライのタックルに持ち替えました。川原に持ち込んだ入門書を石で押えながらへたくそなキャスティングを繰り返していた時です。フライはタイイングの見本に買ったマラブーウーリーの黒。ポチャッと落ちて慣れないリトリーブ。繰り返す事数投で、グンッと引き込まれる感覚。根掛かりかな?そんな感じの初ヒットはあれっ、おっおー釣れてる!という感じでした。
すごいじゃーん釣れたよ・・・てっきりアマゴかと思いきや上がってきたのはニジマスでした。25cm位でしたが、うっすらパーマークが残る魚体ですごくきれいだった事を鮮明に覚えています。舶来の釣りに舶来の魚の組み合わせ。そして初めてフライで釣った魚をリリースしました。漁師的な釣りとは一線を画す体験を通じて、「俺ってかっこいいじゃん」と一人ほくそえんだものです。しかもその時持っていたカメラでロッドを並べて撮影のしました。どこかにその写真あると思うんですが・・・
そう思いつつも「Sさんの池だけでなく、川でも釣れるようだ」というのが正直な感想でした。釣ったという確かな感覚よりも、釣れてしまったという方が正しい初ヒットではありました。しかしこの1匹に出逢わなければイマの釣りPの僕はないと思えば貴重な体験、もちろんそれを導いてくれた恩人は間違いなくSさんです。「最近もう一度やろうかなと思って・・・」と、めっきり釣りから離れていたSさんが、正月家の前ですれ違った車の運転席から僕につぶやきました。車にはアルミのロッドケースが・・・バンブーはまだですが、グリズリーハックルも普通に買える歳になりました。Sさん待ってますよ!
投稿者 daikyu : 2006年01月07日 08:46
コメント
エエ話や・・・。
小田急ハルクの店って「SANSUI」だったと思います。
ちょっとアヤフヤです。
アタシも何度か行った事があります。
大久さんとの違いは、釣り竿を持って出かけた先が奥多摩FCだったことでしょうか。
はじめの1尾はラインを水中に入れたまま引きずって歩いていたら掛かってしまった。。。自作フライでしたので感動しました。
コラムを読んで思い出しましたよ。
投稿者 海馬(とど) : 2006年01月07日 15:30
海馬さんありがとうございます。昔話したがるクセが直らなくて、オヤジ病でございます。古きよき時代です。でも川が変わってないのが何よりも嬉しいです。
ちなみにマツワ良かったみたいでうらやましーです。カワハギちゃんのご機嫌はうちの奥さんよりも難しいです・・・フジノさんも余裕のつ抜けでお造りに鍋にとにぎやかだったでしょうね。成銀さん感じいいですよね。またお願いします。
あのハルクのお店はサンスイさんだったんんですか?なんか百貨店の中にあり高級感あるお店だった様に思います。大学で東京来てここだったのかーという感じでした。懐かしいですよね。奥多摩FCも管理釣り場がこれほどにならない頃は良く足を運びました。
自作フライでの一匹はまた喜びが違いますね。よくピックアップしようと引っ張ったり、沈んだフライを食うというのはありますね。なんかこう気配がなくなるんですかね・・・・この間のワカサギの時も、おき竿にしたとたんプルプルしてるんですよねー不思議ですけど人間の気配恐るべしデス。
21日発売のFR誌にこれに輪をかけた様な話が載りますのでそちらもお楽しみにしてください。昔はよかったですねー
投稿者 daikyu : 2006年01月07日 16:40
さすが長い経験と努力の上に構築されただけに奥深さが感じられます。daikyuさんがFFにはまった頃、自分は硬派路線にいました、卒業後は車を改造してはご近所迷惑をしてました。その頃の衝撃は買ったばかりの強サスをサクッとカットされた事、その為タイヤがフェンダーにあたり、フェンダーの耳をグラインダーで削られたこと。
チバラギ仕様が台等する中で、目指すはお洒落な車、まあヤンキーって言う方もいましたけどね(爆)。事故って全損は2台、意識不明で入院1回。(バカですねー・笑)
FFという静かな楽しみができた今のほうが安全かなー。但し、溺れなければ尚、安全。
投稿者 dadlife : 2006年01月07日 18:42
dadlifeさんこんばんは。キテマスネー!そちら系で
ハッスルしてたんですね!(爆)お疲れ様です。チバ
ラギ系と言う言葉も懐かしい響きでございます。
僕の釣りの話よりも、dadさんの若かりし頃のアブナイ
伝説ぜひ、語って下さい。たのしみにしております!
意識不明ってどんなかんじなんでしょ?ん意識ないから
わかんないのか。
FF病もたち悪いですよ、症状としては、いりもしない
リールのハンドルをショップで回して見たり、カゲロウ
をじっと見てエルモンなら食べてもいいかとつぶやい
たり・・・片道6時間もかけて3週続けて秋田に通った
りなど。誰か止めてくれればこんなことにならなかった
のにと思うこともあります。
先日成田山に行きホンヤクだと言うのに、ご祈祷する
願事の中にあった大漁祈願という文字に目を奪われて
しまいました。この目に見えないコントロールしにくい
性質そのものが・・・
投稿者 daikyu : 2006年01月07日 21:59
おはようございます。
別に聞きたくないかもですが(笑)僕のフライ初体験は秋田県南のY内川でした。それまでルアーで通ってた場所に仕事上のお客様であり既にフライマンだったY副部長を案内しました。Y氏の肩越しに、ドライにヤマメが出るのを目の当たりにした僕は「フライって面白そう!」と1発で興味津々になりました。1週間後、同じ場所に立ち、初めて巻いたへなちょこカディスで20分位キャスティングを教わり、見事2投目で出たのが28cmのヤマメでした!(実は何と1投目で出たのですが乗らなくて)
いきなりヤマメが釣れたのにも驚きましたが、それまでルアーではあっという間に釣り上がってた区間をフライだと何と長く楽しめ、しかも魚の反応が沢山で感動したのを覚えてます。
確か平成10年秋田禁漁直前の体験でした。
それ以後、特に長沢さん大久さんと知り合ってからはご存知の通りハマリっぱなしでございます。
これからも宜しくお願いしまーす!
投稿者 kazu : 2006年01月10日 10:28
kazuくんおはようございます。えーこれからも宜しく
お願いされるの?もう卒業して!一人でも行けるでしょ(爆)
初モノが28cmのヤマメ。それさー自慢?(爆)いいなー
たぶん何年もやってる人でもまだ釣ってないサイズかも
よ?僕も28cmのヤマメは東京来てからじゃないかな?
Y副部長にきっかけづくりしてもらったんだね。いい感じ
ですよね。僕もあの人くらいの楽しみ方で、釣りとおつき
あいしたいですね。少しゆっくりと・・・
平成10年ですか?その頃はフライニュースに一生懸命
先週の釣果の記事を書いてたかな。カッチー何してる?
今頃新潟で産卵期でもないのに、メスヤマメのお尻追っ
かけてるかもねーフライのテクニックはそうでもなかった
けど、そっちはエキスパートだったみたいだよね・・・・
投稿者 daikyu : 2006年01月10日 11:43
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