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2005年11月18日
反芻が好きです・・・
牛の反芻って漢字、薔薇と同じ位知りませんでした。ブログするのにパソコン役立ちますが、漢字覚えないのにもパソコンは役立ちます。牛独特のこの習性ですが僕にもあります。あのコとのデートの事とか、美味しいラーメンのコトとか、こっそり釣りに行き爆釣した事など・・・・
この写真も釣りの反芻の中では珠玉のものです。思いっきり反芻してみますね・・・
毎年家族での8月の旅行は決まって北海道縦断マイカーの旅です。行く度に新しい発見もあり、また今年もきてよかったと思える家族皆が大好きな旅です。
2004年8月も例年通り、練馬の自宅から新潟港へ関越をひとっ走り。朝イチのフェリーに乗り込むと後は優雅に船の旅。ゆっくり家族と景色をみたり旅の計画を見直したり時にはパソコン用のデスクにそっとバイスを持ち込みタイイングに励む事も。ゆられる船内で夢心地もつかのま翌日の朝4時には小樽港へ到着するという便利さなのです。
小樽に朝着くと早朝のこの時間を利用して、一気に富良野まで走ります。高速で滝川辺りまで行き、美瑛を通って南下する方法もありますが、今回は札幌市内を東へ行き、夕張方面に抜ける一般道を鼻歌まじりでのんびり行きます。
といっても早朝の平日、時速は想像のとおり。7時30分頃には余裕で富良野に入りました。富良野と言えばやはり「北の国から」のドラマを思い出す方も多いと思います。麓郷の森には初代の木の家、石の家や、一番新しい拾ってきた家まで夏場は観光バスもひきも切らない人気です。
翌朝金山湖畔のキャンプ場の寝床を一人そっと起き出して、狙いをつけた金山湖に注ぐ本流のさらに支流筋へ。ヒグマ出没の情報も多く、早朝は避けようと7時30分頃の日が完全に上がった時間からの入渓です。
この沢は堰堤がなく金山湖から本流を辿って魚が遡上可能な沢なので、遡上を意識した沢の釣りが出来る数少ないポイントです。川幅は広くても3m足らずの小渓ですが、大物の期待もあり、道路も近くに走っているせいで熊の恐怖もそれ程ありません。しかし近辺では出没が相次いでいるので油断は出来ないです。
先日アップしたフライ「fuchinkan]]4番のロングシャンクを結び、このフライで釣りたいと想いを込めます。8フィート6インチのスローな3番ロッドには不釣合いなデッカイ毛鉤をボトッとポイントに落としながら釣りあがる。この沢の幅では4番は使いたくない。釣るぞという言葉がゆっくりと心から湧き出て右脳に刺激を与える。
夢のサイズに遭う為にはこのフライサイズなんだと信じてフライを投げ続ける。23cm位のアメがこの大きいフライを咥えて出た。そうだこんなサイズでも出るんだから・・・釣りあがること30分。フライへの反応がしばらくない区間が続いた。流れがグッと絞られた長めのプールに出た。
北海道のガイドの友人からは「とにかく本州で狙ってるようなチマチマしたとこなんかダメだよ。流心のガンとしたとこの真ん中に一番デカイのがいるから。アメも同じだからね!」と目を輝かせていたあの言葉と自分の想いを信じて、アプローチ&キャスト。
ボトッとロッドとラインがフライの抵抗に負け気味になりながらも流心脇に落ちた。クルッと下流側に頭をフライが向けて水面の上をゆっくりドリフトし始めた。そしてドラマは起こった・・・
前触れもなく突然水面が盛り上がり、4番ロングシャンクの不沈艦はその大きな頭に飲み込まれて、一瞬で沈没した・・・「えっ」ウソだろと言う感覚。しかしロッドを握る手は反射的に動いた。
ゴーンというロッド全体を包む重量感。ただならぬ気配に背中に走る電流。デカイ奴は主導権をいかにこちらがとるかが大切。大物がかかったら前に出るのが僕のスタイル。ラインを手繰りながら前にでるとグイグイと絞り込むトルクフルな引き。アメマスに間違いないが、サイズは今まで出逢ったどれよりも確実にデカク、強い。
3mもない川幅の沢ゆえに魚に近づけば魚を目の当たりに。エーまじ・・デカ!右岸に壊れかけた護岸の沈みブロックに身体を擦り付けるようにしている。浮沈艦フライを飲み込んだ、さながら潜水艦である。こんなファイトも不気味だ。体力を回復させようとしているのか、バッドは極限に近く曲がっている。ティペットは5Xでこのロッドなら間違いなくとれるハズ。
下流側なら勝負が早そうだと判断して、ゆっくり下流側にあおる。一瞬で二つのプールを下ることに、ついて行くともう一度上り返してまた底でヒラヒラと・・・うーん竿が負けてる。でも絶対にとるぞー。なんか叫んでるんですよこのときも。声にならない声で。ようやくおとなしくなり浅瀬に寄せ浮いてきた魚のでかさに一瞬ネットを出す手がびびる。もう一度すくうぞって感じで一気に詰めてネットイン!
「よっしゃー!!」熊がいたら驚いてにげだしそうな雄たけびです。尺ネットから完全にはみ出してます。いいぞー記録更新を確信して喜びに浸る。着いた翌日に朝一でこれだから北海道はすごいです。
メジャーを当てると42.5センチ。沢でのドライフライでは正に記録もの。北海道の人が聞けばそんなサイズと笑われるかもしれない。いやそんなコトより納得できる釣り方で僕にとっては夢のサイズ。しかも魚も完璧なアメカラーに彩られたすばらしいネイティヴだ。
狙い通りの釣りで、爽快そのもの。この他の釣果は20cmクラスが2匹と極端ではあったが、大型の出るときにある現象で、小物も含め「魚の反応が良くない区間が続いた後は一発大物がある」という原則があてはまった釣りでもあった。
長ーい反芻はとっても幸せな時間でした。夜が明けてしまいました。あーよかったなぁ・・・・また反芻しよっ
投稿者 daikyu : 2005年11月18日 05:28
コメント
daikyuさん、どうもです。なんか凄いですね。でかい!!
家族旅行中にそーっと釣りとは、それも凄い。
幸せの反芻が出来るほどの思い出があるっていいですよね。
投稿者 dadlife : 2005年11月18日 08:28
おはようございます。朝早く早速のコメントありがとうございます。
思い出たくさんありますよー。22年×30日分の!次の反芻も是非ご覧アレ。こんどはもっと笑えるやつどんどん行きますね。自慢はつまんないですよねー(今回のは自慢でしたね)
朝夕の釣りは旅行中は公認でございます。嫁もFFしてましたのでどして僕がはまっているのかは知っています。最近子供ちっさくて出来ませんが、大きくなれば一緒に行くと思いますよ!
余談ですがかみさんの女友達に「ユイくんって釣った魚にエサやらないタイプでしょ」ってずいぶんな事言われたので「えーっ俺フライだから釣る時から本物使ってないんだけどなー」てかわしときました。かわせてるのかなー
投稿者 daikyu : 2005年11月18日 09:50
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